1973年に誕生した日本のギターブランド「H.S.Anderson」のレスポールタイプモデル。
【中古】H.S.Anderson / HS-4【4.31kg】
https://www.ishibashi.co.jp/ec/product/2800002485298
「H.S.Anderson」を語る上で欠かせない人物が、ブランド立ち上げに携わった椎野秀聰(しいのひでさと)氏。
「秀聰」のH、「椎野」のS、そしてニュージーランド出身のバイクレイサーであるヒュー・アンダーソン氏から「Anderson」を取って組み合わせた名前だそうです。
(余談ですが、ヒュー・アンダーソン氏はレースで日本のバイクにも乗っていたらしいです)
椎野秀聰氏といえば、YAMAHA、FUJIGEN、Morris、ARIA、Fernandes、ESP、Vestaxと多くの日本の楽器メーカーに関わりのある、日本の楽器業界において最重要人物のひとり。
以前当店にあった【中古】PACO / ST-58 3TS Modified 1991年製【3.37kg】を販売していたと思われる渋谷のギターショップ「PACO」を1977年に開業された人物でもあります。
ヘッド裏にシリアルの刻印が無いため、おそらく1970年代の個体ではないかと思われます。
ネックにてねじれが見られますが、現時点で演奏への影響はほとんどございません。
ピックガードと取り付け金具が取り外され欠品しております。
ボディにはネジ穴がそのまま残っております。
薄っすらと金具が取り付けられていた跡が確認できます。となりにはボディバインディングのクラックが見られます。
この時代ならではのパンケーキ構造。
トラスロッドカバーにも「H.S.Anderson」ロゴが。ネジが1箇所交換されております。
ヘッドの右上にてバインディングが欠けて剥がれ、木部の塗装剥がれと欠けが生じております。
当時のカタログでは指板はエボニーと表記されておりますが、この個体の指板はローズウッドとなります。
ペグには昔のGOTOHのロゴマークが確認できます。ネックはマホガニー。
ネック裏に打痕やキズがございます。
コントロールノブが異なる見た目のものに変更されております(元々はソンブレロタイプだったようです)。ノブ内部にヒビが生じております。
ボディ表にて目立つ打痕が有り、金属パーツにてくすみやピッツがございます。
ボディエンドにて別途ストラップピンを取り付けていた跡と思われるネジ穴がそのまま残っております。またストラップピンのネジが交換されております。
ボディ全体的にキズ多めです。
ボディ裏上部のコントロールパネル付近にて塗装剥がれがございます。
打痕や塗装のクラックなど見られます。
なかなか見かけないモデルですので、お探しの方はお早めにどうぞ。
【中古】H.S.Anderson / HS-4【4.31kg】
https://www.ishibashi.co.jp/ec/product/2800002485298