このブログでは渋谷店に入荷しました珠玉のヴィンテージ商品をご紹介していきます。
1968年製、Gibson J-45 Adjustable Cherry Redが入荷しました。
60年代の後半にカスタムカラーとしてエボニーブラックとチェリーレッドカラーが極少数本のみ生産。当時でもカスタムオーダーカラーとして手に入るカラーリングであった為に、なかなか手に入れられる仕様では無いと言えるのではないでしょうか。
















50年代にも代表的なラージピックガードも60年代半ばから厚みのあるピックガードに変更され、かの有名なGibson ロゴが入れられている個体も存在。本器はそのGibsonロゴ入りホワイトラージピックガードが採用されている個体となります。
アッパーベリーブリッジ、ウッドサドルのアジャスタブルサドルが放つ、豪快かつバランスの良い軽快なサウンドも程良いドンシャリ感に仕上がっており、約40mmナット幅のナローネックも相まってコードストロークでのプレイを存分にお楽しみいただけるサウンドに仕上がっております。
カラーリングも通常であれば色焼けにより茶色に近い状態に経年変化していきますが、本器は当時のチェリーレッドカラーをしっかりとご堪能いただけるほどにコンディションが保たれております。プレイコンディションもしっかりと保持されており、ペグの交換やブリッジの再接着、ネックリセットが行われトラスロッドも調整可能な状態です。
ボディセンターにはボディ内部よりブリッジ~ボディエンドにかけてパッチ修正が行われており、ブリッジ付近6弦側、6弦側バインディング付近(くびれ付近)に割れが確認されますが、こちらは木部まで到達しておらず塗装割れとなっており、ブレーシング箇所である事から問題ございません。
また、6弦側ショルダーに木が露出する塗装剥がれ(塗装焼けと思われる)があり、剥がれが広がらない様タッチアップにて固められている形跡があります。
60年後半のカラーリングJ-45のヴィンテージでは、色やけや経年変化によるパーツ交換、木部の修復などが多く行われている個体が多いですが、本器は非常に良いコンディションを保っている為、これからも更に弾き込んでより良いサウンドとルックスに自身の手で仕上げていける余力を残している一本です。
大変稀少かつ価格の高騰が激しいヴィンテージ45、このチェリーレッドをお探しの方も多いのではないでしょうか。大変人気な機種である為、気になっている方はお早目にどうぞ。
※非純正ハードケース付属
【Vintage】 GIBSON / 1968 J-45 Cherry Red 【S/N 905135】【渋谷店】
渋谷店VINTAGEブログ>>
