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続・楽器屋さんに聞けシリーズ☆LUDWIGの工場に行ってきた!!!

04/23 (火)[ 渋谷WEST ]

LOAD TO LUDWIG…110年の歴史を持つラディックドラム

こんにちは、渋谷WEST 松岡です。

前回、前振りとして
ラディック LM402特集も書かせていただきましたが、

創業110周年記念にちなんで、、、
3/10から3/13にかけて
国内ディーラー向けとしては初めてのファクトリーツアーが開催されました!
※速報レポはこちらで公開しています

その記念すべきツアーに当社も招待いただきまして、
代表して私、松岡が見学してまいりました。

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私個人的にもラディックは大好きなブランド、
アメリカンドラムといえばラディック、
好きなドラマーは大概ラディックユーザー、
勿論自分もラディックユーザー。

そんな憧れのラディックドラムにせまる旅、
その感動の1日をブログという形で、
皆様に少しでも伝えられたらと思います。

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■先ずはLUDWIGの歴史をおさらいしましょう

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・1909年 
WILLIAM・F・LUDWIGと弟のTHEOBALD・LUDWIGが
シカゴにて設立。当初はキックペダルからの販売であった。
・1911年 
スネアを製作、販売開始。
小さなドラムショップは順調に成長し大規模な工場を持つまでになる、
・1930年 
前年の世界恐慌のあおりを受け、管楽器のC.G.CONN社に売却することになり、
経営権を失ってしまう。
・1937年 
相談役であった創業者のW・F・LUDWIG氏は独立を決意。
1939年からW.F.L DRUM Companyとして独立。SPEED KINGペダルを開発し発売。

※この時期より2つのLUDWIGが存在する。
C.G.CONN社→LUDWIG&LUDWIG
WILLIAM・F・LUDWIG→WFL


・1951年 
第二次大戦のあおりを受け不振にあえいでいた
CONN社のLUDWIG&LUDWIGはLEEDYと合併。
・1955年
本来の創業者のW・F・LUDWIG氏は、
ようやく「LUDWIG&LUDWIG」の商標を取り戻す。
・1959年
現在の400などの原型であるSUPER LUDWIGを発売。
・1963年
SUPER LUDWIGはアルミシェルにリニューアル、
SUPRAPHONIC #400として現在まで残るスネアをリリース。
ほぼ同時に#404のアクロライトもデビューしている。
・1970年
初代社長W・F・LUDWIG氏が退任、同時期バッジもB/Oバッジに変更
・1977年
BLACK BEAUTYが復活、3年のみの生産ゆえ今では激レアモデルに
・1981年
経営不振によりW.F.LUDWIG2世はSELMER社(現CONN-SELMER)に会社を売却、
SELMER社の経営のもと、LUDWIGブランドは継続、生産される。
・1984年
創業地シカゴより、現在のノースカロライナ州モンローに移転。
・1985年ごろ
リニューアルしたキーストーンバッジに戻される。
・2002年
C.G.CORN社SELMER社と共に合併
・2008年
W.F.LUDWIG2世が亡くなる
・2009年
創業100周年を迎える


そして今年、創業110周年を迎えました、おめでとうございます!!

現在もUSAメイドを基本としながら、あらゆるラインナップを精力的に開発。
ハイエンドモデルからリーズナブルなモデルまで、
あらゆるドラマーのニーズに応えてくれるブランドとして君臨しています。

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と、こんな感じでざっくり流れを見返してみましたが、
やはり経済情勢や戦争、また合併吸収など様々な出来事があったようですね。

それだけ、1つのブランドを維持し、
トップブランドとして君臨し続ける事は非常に大変な事なのです。

今回はそんなドラム界のThe Most Famous Name in Drums
「LUDWIG」の工場への潜入レポをお届けします!


■片道16時間超の長旅へ アメリカ・ノースカロライナ州を目指せ!


先の年表にもありますが、現在はノースカロライナ州のモンローにある
ラディック・ファクトリーにて生産されているラディックドラム。

成田を午前に発ち、まずはテキサス州ダラスまで。
約11時間のフライト後、更に乗り継ぎで工場から最も近い空港がある、
ノースカロライナ州 シャーロットに到着。

ラディックの工場はこのシャーロットから車で30分ほどの
郊外の小さな町、モンローにあります。

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およそ16時間という、かなりの長旅でしたが無事到着。
この日は少し市内を見学し、すぐさまモンローに車で移動。
ホテルに荷物を置き、とにかくどデカイ肉を喰らい、
明日の見学への英気を養います(18オンスはさすがにEXTRA HEAVY!)

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これぞアメリカのパワーの源、アメリカンビーフ!!

翌日もたれてあまり食欲が出なかったのは言うまでもない、、、


ここノースカロライナ州はアメリカ東南部にある緑豊かな地域で、
日本と同様に四季があり、比較的温暖な印象を受けました。

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また広い土地と豊富な森林資源を持つ地域、
そのために後にこの地に工場を移転した経緯もあるそうです!

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そして明日はついに工場へと、、、


■ついに到着、ラディック工場に潜入!

朝7:00 ホテルを出発、15分ほどで念願の工場に到着!
(時差ボケのお陰で寝坊しなかったぞ)


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アメリカ東部時間の朝はこんなに暗い! 
しかしながら既に稼働中、工場の朝は早いです。

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さて、早速お邪魔してみましょう!

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扉を開くとそこはラディック展示場!
アーティスト使用のものや、かつての限定品から、
110周年記念の新作までもがズラリと展示されていました。

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こちらはバーニー・カルロス

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こちらはジェイソンボーナム

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そして最もお宝と言えるのがこれ、カレンカーペンターが生前使用していた
1971年製の「SUPER SENSITIVE」

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ヘッドも当時のまま

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71年製のペーパータグもしっかり確認できます。

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当時使用していたであろうフライトケースまで!

周囲からも「これください!!」の声が上がりましたが、もちろんNG(笑)

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なので、思い出として心に焼き付けておきましょう!!

小一時間ほどのミーティング後、工場見学開始!

早速中に入ってみると、、、

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一面ダンボールの壁
この工場では倉庫も兼ねているようで、
他工場で生産したアイテムも一旦こちらの工場に入荷するとの事。
それだけ物量が半端なく、広いスペースが必須です。

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倉庫エリアを抜けると、、、

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従業員の休憩スペースなどがあり、

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こちらはティンパニエリア

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ようやくたどり着いたのはアッセンブリーエリア

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このように工場で成型され穴あけ加工まで完了した
シェルが続々と上がってきます。

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検品後にストックされ、一台一台手作業で組み立てられていきます。
まさに、ドラムに魂を入れていくようです!

それでは、お待ちかねの工場エリアに突入!!

まずは、木材を加工、保管するエリアからご紹介!

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木材はあらかじめ板になった状態で仕入れ、
それぞれのサイズに合わせて機械でカット。


このコンピュータ制御のマシンでは、釜に入れた際にピッタリになるように
極めて精密にカットが可能、精密なシェル加工が出来るようです。

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このようにカットされた木材は、種類別に湿度管理された倉庫で保管。
この時点ではあえて湿度を与えておく事で安定するようで、
乾燥は成型したのち、接着材と共に乾燥させるとの事です。

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ラディックといえばサテンウッドの化粧版、木目が美しい!

また、リーズナブルなプライスながらオールメイプルを採用した、
「ニューソニック」シリーズに採用されているのがこちら。

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コーテックスのフィニッシュプライ

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実はこれ、このまま木材と一緒に釜に入れて一体成型するそうです。
耐久性にも優れており、コストパフォーマンスも良い模様。

そしていよいよシェル成型エリアへ、、、


常ににストックも作成されており、「木の筒」だらけのパンチある光景です。

成型用の釜には2タイプ有ります。


電子レンジのようなしくみで強制的に加熱、
僅か15分であっという間に仕上がる「ホットモールド」と


様々なサイズにも対応、自然乾燥で仕上げる
「コールドモールド」の2タイプがあります。

ホットモールドは、決まったサイズを大量生産するのに向いており、
コールドモールドでは多種多用なシェルが作れます。
(カスタム系やハイエンドはこちらを使用)

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そして秘伝のタレならぬ秘伝の接着剤がこちら。
レシピは昔からずっと変わっていないそうです!

そして、こちらの動画はホットモールドでのシェル成型を動画にまとめてみました!



このようにあっという間に見事にシェルが完成、
こちらの方法は時間短縮、大量生産が出来、
コストダウンに一役買っているようです。
但し、1台あたりが超高価だそうです、、、、

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こうして製作されたシェルは、次なる加工が施されます。

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安全性が確保された専用機械でサイズを調整し、

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サウンドの要であるエッジ加工、専用機械で削り出し

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仕上げは人の手で丁寧に仕上げます

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その後、機械等で入念なサンディングが施され、
カラーにより、異なる仕上げが施されていきます。

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こちらではラッカー塗装を施すセクション、
これも人の手で1台1台丁寧に塗りが施されていきます。

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塗装はドラムにとって「お化粧」のようなもの、
職人さんが丹念に丁寧に塗ると美しさが際立ちます。

そして、こちらは「カバリング」セクション。
ラディックドラムといえば多種多様なカバリングフィニッシュ。

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この数あるカバリングを専用マシンでシェルに巻いていくのですが、
ここでも熟練職人の手作業が光ります!

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ここで登場するのがこの道30年超のアンさん

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とにかく素早く正確、確実な手さばきで
あっという間にシェルにカバリングを巻いていきます。

現在のカバリングは、全面が接着できるようになっており、
ズレのないように半周ぐらいずつ巻いていきます。

このタイプのカバリングになってからは、
経年変化にも強く浮きにくいそうで、耐久性も向上しています。

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アンさんはこの作業を誇りに思っているそうで、
LUDWIGのドラムがテレビなどで写ったときは、
「あのカバリングは私が巻いたのよ」といつも思っているそう。
ドラムに対する愛情が溢れた名物職人でした。


ここまでの一連の作業が終わると、
いよいよシェル本体にパーツを取り付ける穴などを開けていきます。

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こちらのマシンは最新式のもので

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コンピュータ制御によりシェルのデータをインプットしてあり、
全自動で穴あけからスネアベッド加工まで出来るそう。

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しかし、全てのシリーズに対応しているわけではなく、
一部シリーズ(特にハイエンドやカスタム系)は旧来の方式を使用します。

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この辺の機械は一部、昔のシカゴ工場時代からのものもあるそうで、
機材を大事に使う、老舗ならではのポリシーを感じます。

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こちらではバッジまで取り付けを行います。

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ここまで完成するといよいよ検品へ

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このように絶対的に平らな石の台に乗せられ、
エッジの不備や歪みなど入念な品質チェックが行われます。

ここまでの製作過程を動画にまとめてみました!




こうしてクオリティチェックにパスしたシェルのみが、
最終的にパーツを組み込まれ、完成されたドラムとして皆様のお手元へと、、、

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現在はシェルを自社生産していないブランドも多くなってきた中、
110年の歴史を持つラディックでは職人の手作業にこだわり、
時代は変われど変わらない、変われない、
プライドを感じるドラム作りを目の当たりに出来ました。

工場自体は非常に大きいのですが、
ドラムを実際に製作しているのは少数精鋭の職人さんたち。
それぞれがその仕事に誇りを持っている姿に感銘を受けました!!

はるばる丸一日かけてここまで来た甲斐があった!!
ラディックファンとして感無量の工場見学。

だいぶなが?い記事になってしまいましたが(笑)
第一弾、シェル製作編はここまで!

それではまた!!


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