RAUCHのB♭/High Fホルンが入荷!!!!なにこれ!!!!(笑)
2017-01-18 みなさまこんにちは、お茶の水ウインドパルの小林でございます。
ところでみなさんお粥は好きですか?
僕は結構好きです。
最近胃が痛い上に唇が荒れていて、ちょっとだけつらい日々を送っております。
というわけでお粥に手を出したわけですが、あれって付け合せに悩むんですよね。
専ら焼き魚ばっかりになってしまいます。
まあでもその焼き魚がおいしいんですが・・・
さて、先日のブログでちょろっとお話いたしましたホルンを・・・
ちょこっとご紹介します。

ハンスホイヤーかな?

んん?

んんん??

じゃーーーん!!

RAUCH!ダニエル・ラウクです!
なんてこった!
こいつがラウクか!
って感じですね。
初めて実物見ました。

ラウクはノルウェーの職人、ダニエルラウク氏が製作したホルンで、
氏の生涯をかけて400本あまりのホルンを製作したと言われております。
400本のうちの一本が当店に・・・なんだか光栄ですね。
ちなみにこの楽器のシリアルは172です。
シリアル書くのって若干ためらっちゃいますけど、どうせこのスペックだと簡単に特定出来そうなんで普通に書きます。
というのもこれ、B♭/High F管なんですよ。
なんでやねん!という気もしますがデスカント的な感じですかね?
美しい巻きですね・・・

この一番右のロータリーから伸びている管がB♭管です。
通常ここを通ってB♭調になっており、ハイFで演奏する際には迂回管を通らずに息が流れます。
つまり、ハイF時に軽快な吹奏感なんですね?!
そして一番左はB♭時に使用するゲシュトップキィですね。これはまあ普通っすね。

あとレバーにはパテ盛がされており、金属特有のさわり心地ではなくなっていて
汗をかいても滑りにくい感じです。良いね。

気になるのはマウスピースレシーバー。これ改造ですよね。
なんとなくシュミットシャンクっぽい?謎のシャンクになっているため、これはどうするかは検討中です。
抜き差し管には、ジョイ・キーが取り付けられており、実用性重視のこの個体。
研磨してピッカピカにするとなんとなく雰囲気が出ないので(楽器屋としてこれで良いのか?という疑問も残りますが) バッチリ洗浄、ロータリーやその他グリス・オイルアップ等々の調整をしておきたいと思います。
あと、お値段はこれから決めます?
担当こばやし