クランポンのクラリネット、吹き比べてみました!
2016-08-24 こんにちは、御茶ノ水ウインドパルの山内です。今回ご紹介するのはこちら!

暖かな音色が魅力的で、オーケストラや吹奏楽などで大活躍のクラリネットです!
サックスなどに比べて、モデルによって見た目の違いが少ないクラリネットは、値段は違うけれど正直どう違うのかわからない…
という方もいらっしゃるかと思います。
実際に吹いてみると違いがわかるかも!ということで店舗にある中古クラリネットを吹き比べてみました!
今回吹き比べたのは、クラリネットで有名なフランスの伝統ブランド、ビュッフェ・クランポンから
C-13、R-13、RC、Festivalの四本です。
まずこちら、

C-13です!
こちらはR-13をもとに、音楽を勉強する若い人たちのために開発された楽器ですので、
音色はかなりR-13に近いと思います。
個人的にはR-13より柔らかく、暗めな印象でした。
続いてこちら、

人気の定番モデル、R-13です!
鳴らしやすく、かなりダイナミックな音量が出せます。
音は綺麗なのですが、若干硬めかな?という印象でした。
続いてこちら、

R-13と並ぶ人気のRCです!
R-13に比べ深く、柔らかめな音がしました。
上品で深い音が好きな方にはおすすめです。
最後にこちら、

Festival!
これ定価だとものすごく高いんですよね…
でもすごいです!圧倒的吹きやすさ!!
音色を保ったままかなり音量を出す事ができ、どの音も安定して出しやすい。
華やかで明るめの音がします。
カタログを見ると使われている木の質が違うということですが、
他に構造に何か違うところがあるのか計測してみました。
違いがあったのが下管の内径とベルの厚さで、
他三本はほとんど同じですが、RCは内径が少し太く、ベルが薄いようでした。
なので全体的に内径が太くなっているのかもしれませんね。
しっかり吹き比べ、聞き比べをしたのは今回が初めてでしたが
値段の差があるけど吹いてもよくわからない…ということにならなくて良かったです。
私はサックス吹きで、クラリネットは少し吹ける程度なので
クラを専門に吹いている方はまた違った感想になると思います!
もちろん、今回吹いたのはすべて中古の楽器なので、個体差はあるかと思います。
ご購入をお考えの方は実際に吹いてみることをオススメします!