「これは いったい なんですか?」第三本目~ヤナギサワのプロトタイプの噂?! アルトサックスA-50編 【サックス】
2016-07-06 御茶ノ水ウインドパルの小林でございます。本日の”これなん?”はサックス。
早速話題の楽器をご紹介致します。
YANAGISAWA A-50 っぽいアルトサックス

でございます。
A-50は、80年代のヤナギサワが出した、スチューデントモデルのような位置づけの比較的安価なこのモデル。
何故わざわざこのコーナーでご紹介したのかと言いますと
この個体、シリアルが5690**なんです。
凄く無いスか? ちょっとしたニュースですね。
え?何を言っているかわからないって?
ヤナギサワのシリアルナンバーって、通常、00***ほにゃらら**といったように、00から始まるんですよ。
しかし稀にこういった00以外の数字で始まる個体が出てきます。
これらは通常品と微妙に仕様が異なる事が多く
おそらくプロトタイプであろうという解釈が一般的ですね。ちなみに噂の域ってぐらいにしておいてくださいね!
・・・そもそもの話をしてしまいますと、ヤナギサワ自体、同じモデルを長年作ってる途中でパーツの形を変えたり素材を変えたりと、結構コロコロ仕様変更してくるメーカーなのでうかつに判断できないのがリアルな現状だと思います。
が、
これ・・・トーンホールがソルダードなんですよ・・・
しかもサイドF♯のキィガードも無し。
いつもの臙脂色のサムフックじゃなくて、金属製サムフック。
裏側のキィガードもめちゃでかい・・・
オクターブ機構も手の込んだ感じ。
こういう仕様の楽器って他に見つかりませんし、ネックはA-50っぽい感じですので
A-50の開発の経緯で生まれた楽器では?という見解。
というかこれはほんとにA-50と言っても良いのでしょうか・・・
(ちなみにA-50っていう文字は管体のどこにも入ってません。)
と言うわけで、商品ページは準備中です。
気になる方は是非御茶ノ水ウインドパルまでどうぞ!
(追記??
シリアルが569***っていうところから判断しますと、A-5! 69年製! かな?という解釈も出来そうです。が、ソルダードってところが気になりますので、やっぱりハッキリしたことが言えません。申し訳ございません。)
凹み修理跡など使用感はそこそこございますが、面白い一本です。!!!
お楽しみにっっ Σ=====(つ6ω6)つ
担当 こばやし
以下はオマケ画像集です。



