オススメアイテムを独自の目線で随時ご紹介させて頂きます。本日の商品はこちら・・・
2016-06-09 御茶ノ水本店 エフェクターフロア 内藤 と申します。
今回、ご紹介するのは「Roland JC-01」となります。
詳細スペック等は色々記事がございますので割愛させて頂き、
個人的な使用感に基づいてご紹介させて頂こうと思います。
早速、ペアリングを行って音を鳴らしてみます。

おお、思っていたより音量感がありますね。
しっとりとムーディーなサウンドではなく、元気のあるガッツなサウンドですね。
各帯域の主張がはっきりしているのでその曲の聞かせどころがわかりやすくて好印象です。
定位感や解像度はモニタースピーカーに比べると落ちますが鑑賞には十分に良い音してます。
低域がどっしりしているのでジャンルも余り不得意はなさそうですね。
楽器の音が気持ちよく聴こえてきます。

低音域合わせてパッシブラジエータがブルブルしているのが、何ともカッコイイです。
今回はエンクロージャーのデザインやバッテリー駆動・サウンドチューニングの点を考慮して2.1chやバスレフポートではなくパッシブラジエータが採用されたようです。
あまり楽器界隈では聞かない言葉ですが、オーディオでは小型スピーカーには良く採用されている方式のようですね。

さて、EQを弄ってみましょう。
バランスを崩さず調整しやすいので、気軽に触れますね。
EQ調整する場合は其々12時を中心に10時?14時。
カット・ブーストする場合は9時・15時を目安に加減して頂ければ良いかと思います。
ただシャッフル再生でジャンルや時代が変わる度にEQの調整が気になってしょうがないです。
うーん、ここは考え方を変えて・・・
「好みの音質に調整」ではなく「好みの環境に調整」としてみましょう。
せっかくのBluetoothなので手元だけじゃなくて、お気に入り場所に置いて鳴らしたいものです。
デスク、本棚・アンプの上・床置き・・・色々と音色の変化がありこれも楽しみ方の1つです。
場所によっては音の変化はまちまちなので、聞きやすい音質にEQを使って調整してみてはいかがでしょうか

では次に、ギタリストとしては気になってしょうがない部分ですね。
本機は楽器用のアンプではなく、オーディオ用となっておりギターは直接入力できません。
というわけで、マルチエフェクターを使用して少し鳴らしてみます。
(入力機材は音量の上げすぎに注意して下さい)

歪は若干無理している感じが出てしまいますが、BASSをしっかりカットしてTREBLEを少しブーストすると結構いい感じ、クリーントーンはさすがJCですね?良い感じです。
空間系をステレオで楽しめるのも、ならではですね。
因みに、iPhone内のエフェクターアプリをBluetooth経由では鳴らせませんでした。
アプリの仕様か、Bluetoothのプロファイルの問題か・・・今後の発展を祈るばかりです。
ステレオケーブルで接続してミュージックとアプリ内の音源を鳴らすことはできます。
慣れれば良いのでしょうが音量のバランスを取るのが以外に面倒でした。
充電する際にはUSB端子から行いますが、ノイズが気になる場合には付属のフェライト・コアを使用しましょう。
細かいところにも気が利いてますね。
私だけかもしれませんが・・・
本機の魅力は使用していると、ついついギターに手が伸びているということです。
あのルックスでしょうか?
あのサウンドでしょうか?
あの操作感でしょうか?
かつて私が始めて買ったアンプJC-20だったからでしょうか?
ギターを抱えながらカタカタとタイプしております。
もっと良い音質・・・
もっと好みのデザイン・・・
人それぞれ選択肢あると思います。
ただ、私にとってはJCは何か特別なものを感じざるをえません。
これは手元に置きたい一台です。