2016年もイシバシ楽器御茶ノ水本店の個性豊かなスタッフが、独自の目線でおすすめアイテムをご紹介します♪
2016-01-20 こんにちは!キース・エマーソンが来日するという情報を聞いてテンションがあがっております!
イシバシ楽器御茶ノ水本店デジタル担当の浦本(ウラモト)です。
去年は同じプログレッシブ・ロックの大御所キング・クリムゾンの来日ツアーに行けなかったので今回こそはプログレ大明神の御尊顔拝みに行脚したいものです…。
?閑話休題?
さてさて今回紹介したいシンセはこちらでございます!!
「Dave Smith Instruments / Prophet-6 Module」
(441019900)
先行して発売されていた「Prophet-6(鍵盤付)」のモジュール音源版です。

このDave Smith Instrumentsというメーカーなんですが2000年代初頭に設立されたアナログシンセサイザー・メーカーでとても若いメーカーなんですが、実績は十二分!
なんせ創設者のデイブ・スミス氏は、Moog・ARP・Oberheimらと共に70年代後期を代表するシンセの老舗メーカー、「Sequential Circuits」で銘機「Prophet-5」の設計を行ったエンジニアさんなんですよ?!
Sequential Circuits退社後 Dave Smith Instrumentsを立ち上げ、21世紀に開発されたシンセサイザーの最高傑作と呼ばれる「Prophet-12」を開発するなど、世界が注目するシンセ・メーカーなんです。
(b^ー゚)★
そんなデイブ・スミス氏が「Prophet-5」の正統な後継機として開発したのがこの「Prophet-6」
Prophet-5といえば、
アナログシンセながらシャープでエッジの効いたサウンドが売りで、当時まだ下火であったポリフォニックシンセとしては比較的安価な価格で販売されていました。
※当時のポリフォニックシンセは軽く1000万円を超えているのが当たり前だったとか…….
(((((゚O゚;)
坂本龍一やエディ・ジョブソン(フランク・ザッパ バンドやUK等で活躍)、ジョージ・デューク、キース・エマーソン、デイヴ・スチュワート(Egg・Bruford)等が使用していたことでも有名で、今現在も根強い人気を博しています。
Prophet-5の人気のお陰でポリフォニック・シンセサイザーが今現在まで普及したと言っても過言ではありません。
はてさて、そんな歴史の話は切り上げて噂のProphet-6 Moduleを見てみましょう?。
(^O^)/

「Prophet-6」と銘打ってある通り6音ポリフォニック仕様です(もちろんモノフォニック設定も可能)
。
更にProphet-6がもう一台あればDave Smith Instrument製品特有の機能「ポリチェイン」によって12音ポリフォニックにすることが可能です。
VCO部分はオシレーターが2基+サブオシレーター1基+ホワイトノイズ1基と幅広い組み合わせが可能で、メインオシレーター2基はProphet-5では単純に波形を組み合わせる方式でしたが、rophet-6では連続可変で波形を組み込めるのでより分厚い音が作れます。
そしてアナログシンセサイザーのミソとなるVCF!!
Prophet-5にインスパイアされて作られているだけあってハイパス・ローパス共に自然なレンジの広さでかかってくれるのでとてもいじり易い!!
嫌味な音になる一歩手前ギリギリまで調整できます。

ライブパフォーマンスで映えるであろうシーケンサー部分!
最大64ステップ、各ステップに最大6ノートを記録という重厚な機能と外部のオーディオ信号と同期演奏出来る様にSEQUENCEジャックも装備。
より現代的な機能はソロでの演奏される方には有難いですよね?
あと自分が今回Prophet-6を触って一番気に入ってるポイントが…、
「ステレオ・アナログ・ディストーション」

これがとても秀逸!!
深くかけても分離も良く、かといってリードとして物足りないわけでもない絶妙な加減が素晴らしいです!
いやはやホント心地よいです。
個人的にはこのディストーション部分だけコンパクトエフェクターとして出してほしいくらいお気に入り。
エレピとかと相性が良さそうなかんじかします。
(^O^)
そしてProphet-5同様アナログシンセサイザーですが音色プリセットが可能
Prophet-5では40ほどのプリセットでしたが、Prophet-6は….
500ユーザープログラム + 500ファクトリープログラムを100プログラム x 10
もはや次元が違います。
因みにファクトリープログラムのプリセットナンバー411?458はProphet-5に搭載されていたプリセット1-1?5-8にあたるものになっておりますんでまずこのプリセットナンバーを弾いてもらいたいです。
そして現行プリセットナンバー000?020あたりを触ってもらうと音色操作の進化を感じられると思います。

さてさてここで あとがき とさせて頂きます
自分も初めて生でProphetの名前を持つシンセを弾かせてもらいましたが、現代の音楽でも使える懐の広さを感じました。
特に独特な音の壁を作るポストロック系の方は重宝するのではないでしょうか???
アナログシンセサイザー全般に共通して言えることなのですが、ノブをいじったら分かり易く変化を感じられるってのは本当に楽しいなと…
コンパクトエフェクターをいじるのが好きな方はアナログシンセの世界に向いていると思います。
ギタリストの方々 ぜひともシンセの世界へ……
( ^ー゜)b
Prophet-6 Moduleは店頭にて展示しております!!
私もまだまだ触りきれていない部分もあり紹介しきれていませんので是非とも興味のある方は触りに来てみてください!!

通信販売ももちろんご利用頂けます!!
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