新世代魚系バンド、SAKANAMON機材特集!!?森野光晴さん Bass?
2015-12-15 Fishmans、アナログフィッシュ、サカナクション、SHISHAMO、SAKEROCK、etc。。さてさていきなり挙げたバンド名ですが、実は共通点があります。
何でしょうか。
答えは簡単!どのバンドも名前に「魚」が入ってます。
人呼んで【魚系バンド】!!
日本には素晴らしい魚系バンドが沢山います。お魚天国です。
珠玉のバンドがひしめく2015年、新世代魚系バンドが現れた!!
その名も、、
S A K A N A M O N【サカナモン】!!
でございます! (つД`)ノさかなもぉ?ん

バンド名の由来は酒の肴(さかな)になるような日常に寄り添える音楽を
届けたいという所から来ているとか。
ドラマチックなコード進行とストレートなロックサウンドの上に響く
ギターボーカル藤森元生のオールドスクールで味のある声は
正に酒の肴にうってつけ!
ドラム木村浩大の繰り出すストレートで時にトリッキーなフレーズと、
森野光晴のエネルギッシュで疾走感のあるベースサウンドが絡むリズムセクションも
非常に見応えがあり、若い世代を中心に人気急上昇中でございます。
今回はそんなSAKANAMONのベーシスト、森野光晴さんの使用機材を
イシバシ楽器低音者で特集します!
【メインベース】
Fender Japan JB62 Black Custom


2004?2006年頃の個体で、トレードマーク的存在の1本。
カスタマイズブリッジのベストセラー、BADASS2(バダス)に交換されています。
ボディの設置面積と重量アップ、ボールエンドからサドル頂点までの距離が長くなる事で、しっかりとしたテンションを稼ぐ事が可能になり、非常にタイトで引き締まった
サウンドに変化します。
ピックアップはSeymourduncan(セイモアダンカン)のSJB-2に交換。
配線材もUSAワイヤーにカスタマイズされ、電気的な鳴りの面でも妥協のないカスタマイズが
施されています。
弦高はごく平均的でオーソドックスなセッティングが施されていました。
バックアップ用としてTOKAIのHARDPUNCHERも控え室に用意してありましたが、今回のライブで出番はありませんでした。
ちなみにこちらもブリッジはバダス、ピックアップはダンカンに交換されてました。

ベーシスト風にキメて下さいというリクエストに即対応するVo,Gtr藤森氏
【使用弦】
D’addario EXL-160
超定番弦ダダリオ。中でもEXL-160はミディアムゲージに該当し、
ファットな低音を再生する事に長けています。歪み系の音色を多用する際でも
線が細くなりにくい男らしいゲージと言えるでしょう。
【ケーブル】
BELDEN 8412

低音が太く、頑丈な構造でステージングケーブルの決定版。
所有のケーブルは酷使によりプロダクトナンバーの刻印が消えてしまっていました。
【エフェクターボード】

左上から時計回り順に
Sansamp Bass Driver D.I(旧型)(プリアンプ)
AKAI UBI(ベースシンセ)
Line6 DL-4(ディレイ)
CAJ AC/DC Station Ver2(パワーサプライ)
RX-L1(ループセレクター)
Boss SYB-5(ベースシンセ)
Boss ME-8B(マルチエフェクター)
【楽曲を彩る多彩なエフェクト群】
SAKANAMONの楽曲にロックだけでなくエレクトロな要素を感じられるのは
言わずもがな森野氏の操作する同期音源と、多彩なベースエフェクト群です。
プロビデンスのループセレクターでベースシンセ、ディレイ、マルチエフェクトを管理し、
信号のロスを減らしています。


中でも多用するのはBossのSYB-5とME-8Bで、後者のマルチエフェクターは現在生産完了の
名機です。しかしながら中古相場も約7,000円程とお買い得なので気になった方は是非チェックしてみて下さい。エグい音色が沢山入ってます。


【ベーシックなサウンドメイキングはプリアンプの王道、サンズアンプ!】
プロビデンスのループセレクターを通過後、ボードの最終的なアウトプットになっているのがTech21 Sansamp BassdriverD.Iです。

オーバードライブ系の歪みとは異なり、ベースの芯の部分をザクッとクリスピーな音色に変化させる特性を持っています。更に森野氏が所有しているベースドライバーは出力インピーダンス切り替えスイッチが付いていない旧仕様の個体で、現行品よりもややローゲインでマイルドなサウンドが特長です。
【最終補正&ロックギアなアンプチョイス!】
エフェクターボードの最終アウトプットはアンプの上に設置されているMXRの10bandEQに入ります。ここで初めて細かい音質補正が行われています。

膨らみがちな重低音をカットし、アンサンブル内の音抜けを確保するために
中高音域をなだらかにブーストしています。
こうして整えられたサウンドはALBITのチューブD.I、ATDI PROに入り、
より立体的なライン信号としてPAセクションへと届けられます。

ステージ上のアンプはGallienKrugerの800RB、キャビネットはSUNNをチョイス。
ドッシリとした低音と煌びやかな高音域に特徴があり、スピード感のあるロックサウンドを
求めるベーシストから絶大な支持を得ているヘッドアンプのひとつであります。
【使用機材全体の印象】
ベース本体へのカスタマイズ、エフェクターのサウンドメイキングやケーブルチョイス等、一貫してミッドレンジをシェイピングしてタイトなバンドアンサンブルの生み出すことに
徹している様子が伺えました。
華やかさと質実剛健さを兼ね揃えたサウンドと、森野氏のアグレッシブなパフォーマンスが
SAKANAMONに惹きつけられる理由のひとつなのではないでしょうか。
今後の活躍も見逃せません!!

★SKAKANAMON★
「聴く人の生活の”肴”になるような音楽を作りたい」という願いを込めて”SAKANAMON”と命名。2009年より現在の編成で都内を中心に活動を開始した、
藤森元生(Vo/G)、森野光晴(B)、木村浩大(Dr)の3ピースギターロックバンド。2011年にリリースした1stミニアルバム「浮遊ギミック」が話題を呼びスマッシュヒット、
翌年リリースした2ndミニアルバム「泡沫ノンフィクション」と共にロングセラーとなっている。
日本語の解体と再構築を自由自在に繰り返し紡ぎ出す独特のシュールな歌詞世界に、
中毒性の高いポップなメロディーはまさに”肴者世界”。”サカなもんくん”という
摩訶不思議なマスコットキャラクターを従え独特のライヴパフォーマンスを展開、
2012年12月5日初のフルアルバム「na」でメジャーデビュー。ドラマ主題歌
(テレビ東京ドラマ『たべるダケ』、フジテレビ系『妄想彼女』)を担当、
藤森がスペースシャワーTVドラマに出演するなど、多才に活躍中。
12月9日に完全生産限定でタワーレコード限定シングル「PLAYER PRAYER」をリリースする。
★LiveSchedule★
12/23(水・祝)えびすロックフェスティバル’ 15@西宮市民会館アミティホール
12/29(火)rockin’on presents COUNTDOWN JAPAN 15/16@幕張メッセ国際展示場1~11ホール イベントホール