Vintage Sax / マーク7について

こちらの記事は以前あったヴィンテージサックス特集ページの再掲載です

2014-12-09

マーク6よりパワーの出る楽器として開発されたモデルで、各パーツも大きく、太めになり、特にテーブルキーはかなり大きなサイズに変更されました。サウンドは味よりもパワーを求めた作りで、独特の粘りけのあるサウンドは大きな特長です。
製造された年は1974年位から1980年位までで、シリアル番号は22万番台から32万番台位になります。モデルチェンジはマーク6からスパッと切り替わったよではなく、22から23万番台はマーク6、マーク7がオーバーラップしているようです。

初期のマーク7はマーク6同様の彫刻が施され、右手のC.Ebキーは小振りになっています。

中期のモデルになると右手のC.Ebキーは大きくなっています。

後期のモデルになるとアメセル独特の彫刻は施されなくなり、彫刻なしのモデルのみとなりますが、アメセル特有の塗装の仕方で見分ける事ができ、フランスセルマーに比べ、音抜けは良くなっています。マーク7ならではのサウンドなので、テーブルキーが大きすぎるなど、欠点を上げる方もいるものの、ロック、フュージョンで根強い人気があります。


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