Thewanneよりリフェイシングキットが登場!

プレイヤー自身がリフェイスする時代が到来!?

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世界屈指のマウスピースデザイナーであると共にリフェイスの達人としてトップレベルに君臨するTheowanneよりリフェイスの時に必要な道具がキットとして発売されました!!!

これがあればリフェイスしなくとも自分のマウスピースのオープニングは計ったり、フェイシングの状態を計る事ができます。同じマウスピースを2本以上もっていて、吹奏感が違うと感じている方は是非計ってみて下さい。自分と相性が良い状態を見つけておくとマウスピース選びで助かりますよ!(一概に言えない部分もございますが・・・)


このキットにはリフェイスのやり方を説明した本が付いております。(英語表記ですけど)
これを見れば目から鱗の方もいらっしゃるのではないでしょうか?


でもリフェイスって難しいんでしょ?と思っている方が大半だと思いますが、Theo自身は直ぐに出来たらしいです。出来る方は案外簡単にできてしまうだよね!と申しておりました。

リフェイスに挑戦したい方は、失敗するのが当然といった感覚で自己責任で行って下さい。もう使わないマウスピースや、欠けてしまってどうしようもないマウスピースなどで練習してみて下さい。

簡単で申し訳ないですが、基本的な道具の使い方を書いてみたいと思います。

まずはオープニングゲージの「0」地点を決めます。付属のガラス板をあてて数字が止まったらオープニングゲージの「ZERO」を押すと計れる状態になります。

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そしてマウスピースのティップ部先端にセットし、テーブルをしっかり押さえるとマウスピースのオープニングサイズが判明します。
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上記の場合オープニングは約0.055inchになります。インチとミリはボタンで切り替え可能です。


ではフェイシングの状態をみて見ましょう。
ガラスのメモリを写真のように合わせます。

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ガラスをしっかり押さえてから一番薄いフェイシングゲージをティップ部からすべらせて下さい。このときガラスはしっかり押さえないと正確に測定できません。滑らせていくと止まる部分があるはずです。(無いマウスピースの大体テーブルが盛り上がってます)

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このマウスピースの場合、左右で4mm程ずれてますね。

ここまででマウスピースの状態がなんとなく解ると思います。コレだけでも大収穫ですね。


ではここから自己責任のお話を・・・・

直してみたいな・・・・と思ったら?
【用意するもの】
・A4サイズのガラス板
・#600程度のサンドペーパー

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間違っても机にサンドペーパーを置いてやらないで下さい。ほとんどの場合、テーブルの状況が悪化します。ガラス板が基本です。
そしてマウスピースを矢印の方向へ動かすわけですが・・・・

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ここでポイント!
まず始めは5mm前後矢印の方向へ動かして、サンドペーパーから離して下さい。(離す時は上に)
そうすると、ペーパーの跡が付いている部分と付いていない部分が出てくると思います。
ここでマウスピースの状態がなんとなく解ります。

基本は
・必要以上に力を入れない。力を入れると確実に真ん中が出っ張ります。
・均等に動かす。
・サンドペーパーから離す時は上に離す。

削った後の状態です。
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そしてフェイシングを見てみましょう。

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反射して見づらくなってますが、フェイシングブレイクポイントがほぼ均等に仕上がりました。

で次はフェイシングカーブを調整します。マウスピースの向きに注意して下さい。テーブルを調整する時と逆になります。

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この時も均等が重要です。力を入れすぎないようにカーブの弧に準じて削ります。フェイシングバランスが悪いと偏った削れ跡がサンドペーパーに付きますが、数回繰り返して均等に仕上げていきます。

そしてブレイクポイントをチェック。

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大体合っていると思います。

写真では解りにくいのですが、ブレイクポイントがしっかり出るようにテーブルを調整する向きとフェイシングを調整する向きを逆にしていた訳です。
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あとは微調整を行ってオープニングを調整します。
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テーブルを削りすぎるとブレイクポイントが前に行きます(ショートフェイシング)そしてオープニングサイズも狭くなりますので注意して下さい。

このやり方はTheowanneスタイルなので、リフェイサーによって異なります。あくまで「一つのやり方」として紹介致します。
マウスピースデザイナー、リフェイサーによって解釈は千差万別です。
こちらの商品はテーブルとフェイシングの調整をする為のキットです。

他の調整、例えばバッフル調整、ウインドウ調整、サイドウォール調整、ランプ調整など奥が深い調整もまだまだあります。


Theowanneリフェイシングキットはこちらから

MASA