わからないことは楽器屋さんに聞け!シンバル選びの基礎知識

こんにちは、
渋谷WESTの松岡です。

前々回のブログで
ジルジャンのシンバル工場を突撃レポしましたが、、、


<ジルジャンファクトリーツアーレポVol.1はこちら>
<ジルジャンファクトリーツアーレポVol.2はこちら>
<ジルジャンファクトリーツアーレポVol.3はこちら>


シンバルの基礎知識、まだやってなかった(汗

ということで

今回のネタは

シンバル基礎知識編!!



ここをお読みの方は

シンバルってただの円盤型のアレでしょ??

てな感じな人はいないのかもしれませんが、

改めて基本的なところから

シンバルの種類についてをサクッと解説します。



■シンバル部分ごとの名称について



●カップ(ベル)

シンバルの中心の盛り上がったところ

高音域成分が強く、カーンとかチーンとかパワフルに響きます


●ボウ

いわゆるライドでよく使うエリアです

このエリアに重さのあるモデルはハッキリとしたピング音が出せる


●エッジ

いわゆるクラッシュゾーンで

ここをひと叩きすればシンバル全体に振動が伝わり、

ガッシャーンとしたクラッシュ音を出せる

ここの厚みによりその反応の速さなども変わってきたりします。


特にライドシンバルでは、この部分ごとの叩き分けを駆使することも多く、
各社バリエーション豊かなシンバルがリリースされております。



■どういう種類のシンバルがあるの??



上の画像を見ていただけるとわかりやすいかと思います。

一番はじめに
ハイハットシンバル


例)SABIAN HHX MANHATTAN JAZZ HH 14

左足で踏む2枚重ねのシンバルのことで、、
だいたいサイズは14インチが主流
ドラムのビートの中でも要になる音符を叩くことになるシンバル
最近は10-16インチ位までバリエーションありますが
基本では14インチを選ぶことが多い



お次は右手側にあるデカイ奴
ライドシンバル


例)ZILDJIAN K CONSTANTINOPLE 20 BOUNCE RIDE

文字通り音楽にライドさせるプレイを
ノリを作り出すハイハットの延長的なものでもある
エッジを叩けば強力なクラッシュ音を生み出せるモデルもある
クラッシュに比べるとややカップがデカめなモノが多い



左手側シンバルは、
クラッシュシンバル


例)MEINL BYZANCE TRADITIONAL 18 MEDIUM CRASH

曲の出だしやアクセントや展開が変わるときに
ジャーン!と鳴ってるあのシンバルです。
サイズは16-18が選ばれる事が多く、
音程差を付けるため、左手側16インチと
右手側には18インチの2枚で構成されるのがベーシックです。



とりあえずこれで基本のカタチですが
まだ、エフェクト系がありますね。

エフェクト系はシンバルの中でも個性が強く、
ここぞというアクセントや全体の雰囲気を創り出すシンバル

先ほどのベーシックに程よく混ぜ込んでみたりして、
自分なりのドラムアレンジに役立つアイテムです。


スプラッシュシンバル


例)SABIAN AAX 8 SPLASH

8-10インチが主流の極めて薄いシンバルで
名前の通り、弾けるような短く甲高いサウンド、フレーズに彩りを加えます。



チャイナシンバル


例)ZILDJIAN ORIENTAL 18 CHINA TRASH

エッジの曲がりが特徴のシンバル
このように通常は裏返しで使います。
強力なアクセントと濁った倍音が独特で、
アクセントを派手に演出出来ます。



さらに最近では穴開き系に代表される変形シンバルも多く出ています。



例)ZILDJIAN S18 TRASH CRASH

穴開きはシンバルはクラッシュに似た形状で、
チャイナのような濁った倍音のシンバル。
意外に楽曲にすんなり馴染み手軽に使えるため、
最近では結構メインのクラッシュがわりに使う方も増えてます。



実は今回いろいろ仕込んでいましたが、
私、松岡、編集締め切り前に高熱で寝込み(汗
ちょっと短めですが今回はここまで、、、

ま、まことに申し訳ございませんm(__)m


次回、シンバル編の続編を予定しております!
是非また次回もご覧くださいませ!

11月なのに雪は降るし、
インフルエンザは流行るし、
※私はインフルではなかったみたいですが、インフル疑いで二回ほど検査しました

今年の冬は巻き気味のようですので、

皆様もお身体にはお気を付けください、、、

それではまた!


■過去記事はこちらから■

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■この記事を書いた人

松岡 武 Takeshi Matsuoka

中学生の頃突然ドラムに目覚め、そのままのテンションで音楽の専門学校に入学。卒業後よりお茶の水イシバシに勤務し13年、2016年6月より渋谷WEST勤務。20代のころはジョン・ボーナムにあこがれすぎて24インチのライドをバカバカ打ち鳴らしてました。豊富な現場経験を生かしたその人に合った楽器のチョイス、チューニングやメンテナンスポリシーで、様々なタイプのドラマーをサポート致します!



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