わからないことは楽器屋さんに聞け!練習ツール選びの基礎知識1

?これからはじめる方必見!ドラム練習には何を買えばいい??

2016-08-29 こんにちは、
渋谷WESTの松岡です。

基礎知識シリーズ6回目、

今回のネタは
ドラムの練習に役立つツールについて、
まずはちょっと地味な存在(笑)
練習パッド編です!

■過去記事はこちらから■

わからないことは楽器屋さんに聞け!スネア選びのカンタン基礎知識

わからないことは楽器屋さんに聞け!スネア選びのカンタン基礎知識2
わからないことは楽器屋さんに聞け!ドラムヘッド選びの基礎知識
わからないことは楽器屋さんに聞け!スティック選びの基礎知識
わからないことは楽器屋さんに聞け!キックペダル選びの基礎知識


皆さん、夏休みはいかがお過ごしでしたか??
今年の夏も実に暑かったですね。
だいぶ夏バテしてしまいました、、、、

これから学祭シーズン到来!
夏休みはたくさん練習出来ましたか?
今回はたくさん練習できた人にもそうでない人にも、
自宅練習に役立つツールをご紹介致します。

もちろん、これからドラムを始めたいという方にも参考にさせて頂ければ幸いです。

■自宅でドラムの練習ってどうするの??

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弦楽器などと違い、場所もとるし音量もデカい、そんな楽器のドラム。
貸しスタジオには大概置いてありますが、自宅にはなかなか置けない楽器でもあります。
自宅で本物を触れることが比較的容易な弦楽器などに比べると、
アドバンテージを感じる方も多いはずです。

もちろん生のドラムセットで練習するのが一番ですが、
なかなかそうもいかないとお悩みの方も多いでしょう。

しかし、明日までに曲を覚えなくてはとか、
このフレーズ難しくて練習をたくさんしたいとか、
基礎的な練習をじっくり重ねて、ベーシックを鍛えたいなど、
自宅でもしっかり練習したいですよね、、、


一昔前はよく、雑誌や枕、ひいては自分のモモを叩くなど
実に原始的な方法で練習していた方も多いでしょう。
(私も最初はこの方法でした)
また、場合によってはイメトレ・素振りのみということも有るでしょう。
(イメトレも実はすごく大事ではあるんですが)
しかしやはり、ちゃんとした練習ツールを使って練習するほうが、はるかに効果的です。

大まかな自宅での練習方法は
・練習パッドを使用する
・電子ドラムを使用する
・生のドラムセットを使用する

この3択になると思われます。

それではこれらを使用した効果的な練習方法をご紹介していきたいと思います。

■練習パッドを使用した方法

練習パッドとは



こんな感じのゴムやメッシュのヘッドの張られた平たいパッドで、
サイズは大体6-14インチ程度の大きさです。

スティックで叩くとちゃんと弾むように出来ており、
その弾み具合も機種により微妙に異なっていたりと、
各メーカーから実に様々なタイプが発売されております。

ゴムを叩く音や多少振動はありますが、生のドラムに比べはるかに音量が小さいので、
自宅練習やウォーミングアップに重宝します。


またキックペダル用も発売されており、


【PEARL BD-10】
シンプルなバスドラム練習台、折り畳みが出来る。


【YAMAHA TS-01B】
やや柔らかめの打面のリアルな感触のバスドラム練習台

とれも生ドラムと同じペダルで使用できる為、ペダルテクニックの練習には最適です。
これらを上手く組み合わせることにより、簡易セットを組み上げたりも出来ます。

練習パッドの長所は
・しっかりリバウンドを得られ、
スティックのコントロールの練習が確実に出来るため、
基礎的なトレーニングがしっかり出来る。

・多少の騒音は出るが、かなり小さな音で練習できる
といったところです。


反対に短所は、
・リバウンドが大きすぎる
・叩く面積が小さい
・移動の練習やコンビネーションの練習がしにくい
・あくまでもイメトレになってしまう


しかしながら、コンパクトで手軽かつ低予算なので、
自宅練習にはもっともポピュラーな方法といえるでしょう。

各社様々なタイプが出ており、迷ってしまうとは思いますが
そんな中からおススメの商品をいくつかピックアップしてみました。

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【HQ(EVANS) RF-6GM】
定番HQの練習パッド、適度な硬さでリアルな打感。
こちらは別売りスタンドにマウントできるタイプですが、
裏面も硬めのもので出来た両面タイプ(RF-6D)や大型の12インチタイプもあります。


【YAMAHA TS-01S】
スタンド付タイプの定番、程よい硬さで人気のスタンダードなモデル。


【PEARL TPX-10N】
スタンド付のメッシュヘッドタイプ、張りの強さを変えられ、
ゴム系に比べると静音性に優れるのが特徴。


【PEARL TP-12F】
大型パッドで硬さの違う4タイプのセットで、移動のイメトレがしやすい。
※別途でスネアスタンドにマウントします。


【PROLOGIX 12 Blue Lightinig / Red Logix / Red Storm Pad】
それぞれ硬さの違う3種類、14インチのスネアにすっぽり嵌る形状で、
実際のスネアの上に乗せる事も出来、よりリアルに練習出来る。

※別途でスネアスタンドにマウントします。

このように大小さまざまなタイプがありますが、感触などもそれぞれ違います。
価格も様々ではありますが、それぞれに特徴、特性があります。
まだまだいろいろ種類もあるのですが、
是非機会があればお店で感触などを試して頂ければ、と思います。


このように基礎固めにはものすごく重要な練習パッドですが、
いかんせんなかなかドラム叩いてる感がない為、
これから始める方にはピンと来ないかも、、、

基本的には打ち方の練習や手順、スティックコントロールなどの
基礎練習がメインになってしまうのが難点かもしれません、、、

しかしながら、上達につれこの練習パッドのありがたみが
どんどんわかるようになりますよ!
ドラムを始めたら是非手に入れておきたいアイテムのひとつです。

選ぶのに迷ったら是非ご相談くださいね♪

次回は
もっと最初っからドラム叩いてる感が欲しい!
全体で合理的にトレーニングをしたい!という方に
進化を続ける電子ドラム編をお送りします!

それではまた!

■この記事を書いた人

松岡 武 Takeshi Matsuoka

中学生の頃突然ドラムに目覚め、そのままのテンションで音楽の専門学校に入学。卒業後よりお茶の水イシバシに勤務し13年、2016年6月より渋谷WEST勤務。20代のころはジョン・ボーナムにあこがれすぎて24インチのライドをバカバカ打ち鳴らしてました。豊富な現場経験を生かしたその人に合った楽器のチョイス、チューニングやメンテナンスポリシーで、様々なタイプのドラマーをサポート致します!


MATSUOKA