このブログでは渋谷店に入荷しました珠玉のヴィンテージ商品をご紹介していきます。
1961年製フェンダー・ジャズマスターが入荷致しました。
1958年、当時のジャズミュージックシーンで1強となっていたG社に対抗すべく生まれたフェンダーのジャズギターモデル。新たに開発されたボディーシェイプや、当時のサーフミュージックを意識したスイッチ類やトレモロユニット。出荷直前にネック角を付ける為にシムを挟む個体があるなど、当時のフェンダーがこのギターに相当な力を入れていたことが伺えます。
















入荷した個体は1961年に製造された内の1本。ネックデイトは”12-61″、1961年に製作された物です。指板はスラブのブラジリアンローズウッド。ローポジションの指板が削れている箇所があり、よく弾かれていた形跡が見受けられます。※通常使用において違和感はございません。
フレットは交換されており、薄くネック裏がオーバースプレーされています。ロッドは余裕がまだまだございます。演奏コンディションは良好で、このギターがしっかりと愛情を持って今日まで使用されながら生き残ってきた事が伺えます。
ボディはアルダー。縁のブラックが太く、美しいオリジナルサンバーストカラーです。随分弾かれていたようで歴戦の傷が多くございます。若干のタッチアップはございますがかなり古い時期にされたように感じられ違和感は全くございません。
ピックアップはブラックボビン(デイト記載なし)、フロント/リア共に高さ調整の為のスポンジが増設されています。
オリジナルのピックガードは経年変化による変形が発生しており、全体的に縮んでいます。ピックガードやノブに関しましては現状でお使いいただく事も可能ですが、オリジナルのパーツとして保管をし、新たにピックガードやノブを新調して使用するのもアリかと思います。
POT DATEは、(V)3046119・(T)3046121となっています。その他プリセットコントロール関係、ジャック、セレクターなどもオリジナルをキープしています。
ボディに関しては一箇所にネジの締めすぎによっての小さな割れがございます。ですがピックガードで隠れる位置な上、現状問題なくビスも留まっていますので問題ございません。
付属品はオリジナルのハードケース(サイド部分にまたがるレザーに剥がれがございます)とアームに加え、交換したフレット、サドルフェンスとなります。
近年高騰の進むジャズマスターです。最も王道であり普遍的な魅力に溢れたサンバーストカラーの上、オリジナル度も高い1本。一生物として申し分のない、極上のプレイヤーズコンディションギターでございます。
ぜひこの機会にご検討くださいませ。
※フレット交換、サドルイモネジ一部交換、ネック裏オーバースプレー、ボディタッチアップ(若干)あり。
【Vintage】FENDER / 1961 Jazzmaster Sunburst 【渋谷店】
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