なにもう夏なの?という、今すぐ仕事を放り投げて土手の草原に寝転びたい気候ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私は専らモ〇マスの総選挙に奮闘しております。声無し担当勢です。
そんな陽気の中、渾身のやべーオーダー品が入荷いたしました!
「Freedom C.G.R Retrospective 70s JB 佐助(SSK) Matching Head Light Ash 2pc.」

せっかくのカスタムオーダー品ですので、店員は語りたい!のでブログ書きます!
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まずスペックは以下の通り。
Body : Light Ash 2pc
Neck : Maple / White Binding
Neck Grip : Freedom U
Fingerboard : Rosewood / White Pearloid Block Inlay
Fingerboard Radius : 280R
Fret : Freedom C.G.R Stainless SP-SF-06 Warm
Pick Up : Freedom C.G.R Bell Bottom Set
Pickguard : Mint Green 3ply
Finish : 佐助(SSK) See Through Metallic Red Gloss Urethane / Matching Head
はいやばい。もうこの時点でやばいですね。
何がやばいのか順に説明しますと、、、
●ネック

ラジアスは280を選択。フェンダーのヴィンテージタイプが約184でアメスタが約250、ギブソンが約305。つまり、フェンダーよりもフラット(平ら)な指板でギブソンより僅かに丸く(山なりに)なってます。
フラットな指板のメリットは諸説ありますが、大きなメリットとしては弦高を下げやすいというところ。弦の振動は円振動ですので、大きく揺れると指板の山にぶつかってしまいビビリが発生します。山なりの指板だと弦が当たりやすいのです。
じゃあ何でもっとフラットにしないのかと言いますと、「握り」の感覚をフェンダーから遠ざけ過ぎないため。ギターのように指板エンド部まで細ければもっとフラットでも良いのですが、指板中程からエンドにかけて幅広くなるベースは、フラットすぎる指板だとハイポジが握りづらくなる場合があるので、この280という非常に絶妙なラジアスはとても都合が良いのです。
それに合わせフレットはWarm-06を採用。このフレットの「中幅・低め」という仕様は軽めのテンションで弾きやすく、押弦の際に力を入れてもピッチが狂いづらくなってます。またフレット幅が広めゆえにスライドがかなりスムーズに行え、テクニカルなフレージングにも対応可能です。
この時点でプレイヤビリティの高さがわかります。

ルックス面では、ブロックポジションにバインディングネックと言った60年代中期以降や70年代に代表されるスペックとなっています。もう見た目の時点でスラップの音が良さそうじゃないですか?マッチングヘッドもたまらん。。。
●ボディ

「馬から落馬」「頭痛が痛い」的な紹介になりますが「軽量なライトアッシュ」を採用し、抜けつつもパンチのあるサウンドが魅力。なんと総重量約4.07kgという驚異の軽さです。
フィニッシュも素晴らしく、シースルー・メタリックレッドの「佐助」カラーがめちゃめちゃに映えてます。木目も良いし最高かよ・・・と思わずため息が漏れました。
ちなみにBase Ball Bearの関根氏やthe telephonesの長島氏等、私の好きなベーシストも赤のフリーダムJB使いなのは言うまでもありません、、、
また、リアピックアップのロケーションももちろん70s仕様。プルアップ時のパキッと感が気持ち良い一本になりました。
●全体

70sジャズベを意識したスペックですが、太くて抜けるサウンドのBell Bottomピックアップにより、絶妙なバランスのベースとなっております。ポップスやファンクのスラップを想定しながらもオールマイティにこなせる逸品です。
何よりカッコいいですよね・・・やばみ・・・
意外な注目ポイントはピックガードです。佐助カラーは黒系のピックガードを合わせる事が多いとのことですが、ミントグリーンと組み合わせるとヴィンテージ感が増すのでは?という思惑がバチッとハマりました。これはシースルーメタリック界(謎)に革命を起こしたと勝手に思ってます。
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そんな渾身のオーダーべース、ぜひともご堪能下さい!オーダースタッフの私はやべーやつらしいので、好評でも同じ仕様で作ることは多分二度とありませんので、、、
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ついでに次回以降のオーダー品もチラ見せ!


乞うご期待!
この記事を書いた人:福地(ふくち)

U-BOX MEGA STOREベースフロア担当。群馬県のクチバシの部分の出身。Number Girlの中尾憲太郎氏に憧れ、大学入学時にベースを始める。池袋店キャスト時代にエレキGt&Baフロアを経験したのち、「歩く70年代」こと白井氏の弟子としてアコースティックフロアを担当。その後、新宿店・御茶ノ水本店でのエレキGt担当を経て現在に至る。Fender・Gibson・MartinやSadowskyは勿論、MoonやFreedom、Sago等の国産コンポーネント系にも目が無く、オーダーメイド経験も多数。好きな音楽はthe pillowsやBase Ball Bear等のJ-ROCKやアニソン・ゲーソン、アキシブ系。初心者からベテランのお客様はもちろん、声優やアイドルへのギター選びのお手伝いの経験もあり、老若男女問わず幅広いお客様1人1人にマッチした楽器をご案内致します。自分だけの「相棒」としての楽器をお探しの方は、オーダーメイド等もお気軽にご相談下さいませ。
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