HELIX勝手に解説！！「Trinity Chorus編」

80年代伝説の分厚いコーラスサウンド

2019-03-28 皆さんこんにちは。

イシバシ楽器御茶ノ水本店エフェクターフロアの
アンビエント中嶋です。

HELIXファミリーまたHX EFFECTSに搭載されています。
各エフェクトのモデルを一つ一つ掘り下げていこうと思います。

今回ご紹介するのはModulationモデルからTrinity Chorusです。
Trinity Chorusは【Dytronics/ Tri-Stereo Chorus】をベースとしております。

コーラス界の名機、その分厚いサウンドに思い入れのある方も多いでしょう。

LAのスタジオシーンを語るには欠かせない機材となっていますこの機材でございますが、
みなさん意外にも使っていない模様。

そのコーラスの解説とHELIXファミリーの盲点を一つご説明できればと思います。


オリジナルのラックシステムは見たことがない方も多いかもしれませんが、
Michael Landau、Tim Pierce、Steve Lukather、その他数々の
LAのスタジオシーンで必ずと言っていいほど使われたコーラスです。

その海のような分厚いコーラスはそのように作られているのでしょう。

このアナログ・コーラスは、12基のLFOを働かせた3系統のコーラス回路と、
更に3系統のBBDを使ったディレイラインを持っていました。

それぞれが広がりを生み干渉しあい引き立てあう。
これほどワイドで広がりのあるステレオ音像を作り出したエフェクトは他にありますでしょうか。

ぜひ一度ステレオで試してみてください。
その音像に心奪われる事間違いないでしょう。

そんなTrinity Chorusですが意外にも使われてない模様、
何故こんなにいいコーラスを使わないのか、そこには思わぬ落とし穴が


なぜサブカテゴリーが存在するのかと思ったことはないでしょうか、
全部MONOのモデルにすれば、DSPの節約ができるし、アンプは一台しか使わないし、

僕もそう思っておりました。
ですが見てください。



今日ご紹介させて頂いたこちらのモデル、なんとステレオの方にしかないんです。

実はHELIX、ステレオでしかないモデルやパラメーターなどが存在するんです。
今使っているプリセットを見直して、本当に必要なものを見極めて使いましょう！！

また、HELIX Userは以外にもアンプ出しがメインの方が多い気がします、
一度PA卓直刺しでのサウンドを体感してみてください。

新しい世界が広がるかもしれません。

SENDなどから実機のアンプに出せばモニタリングの際の音圧感なども調節できますし、
POWER CABを使えばイメージをそのまま音を出してくれます。

またL6 OUTにより無駄なレイテンシーなく送れ、CABシミュも搭載していますので
DSPの節約にもなります。
オススメです。





オススメのセッティングは、コンプと一緒にクリーンサウンドで
その分厚いコーラスに聞き入りましょう。

ハーフトーンなんかで弾いちゃうともうよだれが止まらないです。

また歪みをかけた後に通しても良しです。
一瞬で軽く感じていたオケがレベルアップします。

何はともあれ是非、ステレオで使ってみてください。

ギタリストのアンプが一つでいいなんて時代はもう終わりにしましょう。
PAさんとのコミニケーションをお忘れなく。

出したい音出さなくて何がギタリストだ！！


今回はここら辺で！
また次回お会いしましょう!!


他にもこんなモデルも紹介しています

エフェクターフロアのアンビエント中嶋が

お送りいたしました。

さいなら！

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担当: アンビエント中嶋
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