FASコンシェルジュの加涌です。
前回引き続き、店頭で多く頂く質問を解説いたします!
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FRACTAL AUDIO SYSTEMS / Axe-Fx IIIとMIDI偏
では、さっそく参りましょう!
○FRACTAL AUDIO SYSTEMS / Axe-Fx IIIにエクスプレッションペダルを繋いだものの、ワウやボリュームペダルとして機能しないのですが・・・?
これも、ご購入後のお客様から多く頂く質問でございます。
FRACTAL AUDIO SYSTEMS / Axe-Fx IIIではただ繋いだだけでは、機能しません。しかしながら、設定方法を覚えてしまうと、エクスプレッションペダルを使って、かなりいろんなことが出来る様になります!
今回用意するものは・・・

FRACTAL AUDIO SYSTEMS / Axe-Fx III ×1
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FRACTAL AUDIO SYSTEMS / EV-1 ×1
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TRS標準ケーブル ×1本 長さは用途に合わせて選んでください。
※TRSケーブルとは?
ステレオケーブルとも呼ばれるケーブルです。通常、ギター等につかうシールドケーブルのプラグとよく似ておりますが、シールドケーブルのプラグにはリングが1本、TRS標準ケーブルにはリングが2本ついております。ご購入の際は、プラグをよく確認しましょう!
○FRACTAL AUDIO SYSTEMS / Axe-Fx IIIとFRACTAL AUDIO SYSTEMS / EV-1をTRS標準ケーブルで繋ぐ。
今回はFRACTAL AUDIO SYSTEMS / Axe-Fx IIIの背面、【EXPRESSION 1】とFRACTAL AUDIO SYSTEMS / EV-1の【EXPRESSION】ジャックをケーブルで繋ぎます。
ここまでは、皆さん問題なくセッティング出来ているのですが、いざ踏んでも、うんともすんとも言いません。ただ、パコパコするだけですね。
では、ここからFRACTAL AUDIO SYSTEMS / Axe-Fx III側のセッティングをしていきましょう。今回はWAHペダルとして使えるようにしたいと思います。今回プリセットは000の【59 Bassguy】を使用します。
1. 初期画面の中央下【LAYOUT】画面に入ります。
【LAYOUT】に入るためには本体Cノブをプッシュします。

2.【LAYOUT】画面が表示されたら、【WAH】ブロックまでカーソルを合わせます。

【WAH】ブロックの周りが黄色くなれば、選択された状態となります。
3.【WAH】ブロックを選択した状態で本体の【EDIT】ボタンを押します。

すると、【WAH】のエディットメニューが表示されます。最初に表示されるのはWAHの【Type】を選択する画面ですね。
4.本体の【PAGE】ボタンを押して、画面右上の【Config】ページを開きます。

【Config】画面を開くといろいろパラメータが出てくるわけですが・・・。今回は画面上段左の【Wah Control】に注目してください。【Wah Control】の真上に黄色い○があるのがわかりますでしょうか?この黄色い○が今回のキーとなります。
いろんなエフェクトブロックのエディット画面を見ていくと、似たような黄色い○がついているパラメータが点在しています。この黄色い○のついているパラメータが、エクスプレッションペダルを使ってコントロール出来るマークとなります。
※エクスプレッションペダルを使ってコントロールが可能ではありますが、エクスプレッションペダルでコントロールがしにくいパラメータもありますので、ご注意ください。
5. 【Wah Control】にカーソルを合わせて、画面中央下、Cノブをプッシュして【MODIFIER】画面へ移ります。
6. 【MODIFIER】画面が表示され、【Source】タブのメニューが表示されます。

恐らく、初期設定では13番の【External 1】が選択されているかと思いますが、今回のセッティングではFRACTAL AUDIO SYSTEMS / Axe-Fx IIIの【EXPRESSION 1】に接続されているので、ここを11番の【Pedal 1】に設定します。
7.【EXIT】ボタンを押して、もとの【Config】画面に戻ります。

すると、先程の黄色い○が、塗りつぶしの黄色い●へ変化します。これでセッティング完了です!
プリセット【59 Bassguy】の初期設定で、Wahを起動するとヒールポジションでエフェクトのオフ、踏み込むとエフェクトのオンに設定されていますので、ココまでのセッティングか完了したら取り合えず、踏み込んでみてください!ワウワウします。
この設定の仕方で、【WAH】ブロックではなく、【VOL】ブロックをおいて、同じような手順でセッティングすると、エクスプレッションペダルがボリュームペダルとして機能するので、挑戦してみてください!
ここまで、サラッと解説してきましたが、この設定のことをFRACTAL AUDIO SYSTEMSでは【MODIFIER】(モディファイア)と呼称します。これはSceneと同じくらい重要な言葉なので、覚えていたほうが良いでしょう!!【MODIFIER】について、突っこんで書いてしまうと、とんでもなく深くなってしまうので、今回は止めておきます←
前回に引き続き、周辺機器とのセッティングの簡単解説をさせて頂きました。一人でマニュアルを読んで、じっくりやれば出来なくもないですが、使えるまでに時間かかっちゃったら面白くないですもんね。。。
今回の内容もですが、あくまでもFRACTAL AUDIO SYSTEMS / Axe-Fx IIIの設定の第一歩の内容となっております。ここから、いろいろアイデアを出して、いろいろセッティングして使いこなせるようになる頃にはきっと、今よりもFRACTAL AUDIO SYSTEMS / Axe-Fx IIIがすごい機能を持っていることに気付けるのではないかと思います!そのくらい、可能性を秘めております。・・・自分も時間見つけておもしろいセッティングしてみよう。。。
はい、というわけで今回は、【FRACTAL AUDIO SYSTEMS / Axe-Fx IIIにエクスプレッションペダルについて】ということで、簡単ではありますが解説させていただきました。
もちろん、こんなんじゃ物足りないわ、もっと詳しく!!という方は、是非石橋楽器渋谷店までお越し下さいませ!FASコンシェルジュ:加涌/久保がご案内させていただきます!!
さて、次回はどんな内容にしよう・・・・。
次回もいつ更新になるかわかりませんが、お楽しみに!
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