みんな大好きOCD
2018-05-11 皆さんこんにちは。イシバシ楽器御茶ノ水本店エフェクターフロアの
アンビエント中嶋です。
HELIXファミリーまたHX EFFECTSに搭載されています。
各エフェクトのモデルを一つ一つ掘り下げていこうと思います。
今回ご紹介するのはDistorsionモデルからCompulsiveDrvです。

CompulsiveDrvは【Fulltone / OCD】をベースとしております。
みんな大好きOCDですね??
今でもいろんな人たちのボードに入っているのをみます。
エフェクター初心者は少し良いオーバードライブ欲しいと思うと大体これを試します。
今でもV2.0になって現行品が販売されています。
大人気のエフェクターですが実は名前の由来がちょっと昔ながらのエフェクターっぽいといいますか…。
さてさてOCDの解説、いきましょう!
OCDって何でこんなに人気なの?
OCDですがやはり汎用性が高いところが人気の秘訣だと思います。
コンパクトな筐体ながら非常に広いゲイン幅、そしてトーン、そして何よりミニスイッチ、全てにおいてオーバードライブのやりたいことを叶えてくれるペダルになっていると思います。
シンプルな操作性ながら18Vでの駆動ができたり、HP/LPのつまみも理解して使うとかなりの曲に対応できます。
よく言われるのがトランジスタアンプにつなぐと毛色がかなり変わり、歪のニュアンスがしっかり出てくれるとのことです。
あまりに有名なエフェクターですが、実は製作時期によってパーツが少しずつ変わり、今ではバージョンなどと言われています。
こんなにも有名なのに意外とバージョンの違いが曖昧だったりしていまして、1.4から1.7はほとんど変わらないので1.4の表記で統一されていたりするところや、1.7で記載するところ、
そもそも1.4なんて表記の仕方をするようになったのも最近の話だったりします。
まあそんなOCDですがHELIXに搭載されているのは1.2と1.4になりますのでこちらの違いを少し書かせていただきます。
VerO.Oの違いとは

Ver1.2はミドルが強めになっております。
真空管で歪ませたあのジュワッと感を出すのにぴったりな感じです。
少し音が前にプッシュアップされた感じで、トランジスタアンプでヴィンテージ感を出すにはもってこいです!
Ver1.4はミドルが少し抑え気味ですっきりとした印象。音の粒が細かく、歪の質もタイトで分離がいいものとなっております。
ただOCDらしさはあり帯域がスクープされる感じになります。
ゲインを弱めに使う時や、分離の良いテンションコードなどを使う場合などにいいと思います。
そんな感じで!
さあHELIX側のパラメーターの説明に行きましょう
・Gain
ゲイン量を調整します。
・Tone
音の明るさを調整します
・Paek
ハイピーク、ローピークの切り替えスイッチです。
・Ver
OCDのバージョンの切り替えになります。
・Level
音量を調整します。
ゲイン量を調整します。
・Tone
音の明るさを調整します
・Paek
ハイピーク、ローピークの切り替えスイッチです。
・Ver
OCDのバージョンの切り替えになります。
・Level
音量を調整します。
とこんな形になっております。
オススメの使い方は、基本的に色々なものに対応するのでメインの歪にどうでしょう?
また、トランジスタアンプを使う時はこいつをプリアンプ的に使うのもアリだと思います。
ルーティングの後ろの方に入れて、ゲイン低めでボリュームブースターとして使っても、リードが気持ちよく取れますし、
最前段のクランチとしても、ディストーションとしても使える一台となっております。
スナップショットを生かしたセッティングが相性がいいかと思います。
はじめはクランチで、パラメーターを変更してディストーションに持っていく。
最後はソロまで完結してしまいます。
HELIXだからできることだと思います。
また、原音が潰れすぎる場合はパラレルにしてクリーンミックスしてもいいかもしれませんね。
今回はここら辺で!
また次回お会いしましょう!!
エフェクターフロアのアンビエント中嶋が
お送りいたしました。
さいなら!