イギリス、ミルトンキーンズにあるMarshall社工場を訪問!?組み込みまで?
2016-10-19 いつも石橋楽器店をご利用頂きまして、誠にありがとうございます。新宿店4Fハイエンドフロア担当:久保です。
現在私は日本を離れ、イギリスへと来ております!
目的はMarshall社工場見学、アンプのカスタムオーダーです!
本日はMarshall工場レポートの第2弾!
アンプのルックスを決める大事な部分、キャビネット製作、レザー貼り工程のご紹介です!
第1弾、基盤製作編は下記リンクから!
Marshall工場見学レポート第1弾!
それでは早速ご紹介していきましょう!
(入り口部分からご紹介してまいりますので、工程が反対になっていたりします)
基盤製作をしているフロアの奥を更に進むと…

広々とした空間に着きました!こちらのフロアでキャビネット作成、レザー貼り、そして最終的な組み込みまでをしております。

見え辛いのですが、左側に灰色の小さな箱が大量に見受けられますね…これがWinter NAMMで発表されていたあの新製品、ミニジュビリーです。

このフロアに入ってすぐのところにドンドンと、レザー貼りまで終えられた筐体が並んでおりました。これから組み込まれ、世界各国へと出荷されていくのでしょう。

こちらの棚にはキャビネットのバックパネルがモデル毎に収納されております。

この広々とした空間でキャビネットの組み込みを行うようです。Celestionの箱が置いてあり、この中には今から正に組み込まれようとしているスピーカーが入っているのでしょう。

組み込みを行う空間を囲うように、キャビネットのフレットクロスが置かれておりました。


定番物からあまり見かけないレアな物まで。

入り口から一番遠い所にはまだレザーが貼られていないキャビネット筐体がずらり。

奥にいる方が正にその瞬間、キャビネットを組み立てておりました。

先ほどはバックパネルが収納された棚がありましたが、こちらはモデル毎に前面パネルが収納されております。
一通り見て回り、入り口付近へと戻ると…

何とキャビネットレザー貼りが始まっておりました!これは覗くしかありませんね☆

こちらも奥にいる方はミニジュビリーを手掛けているようです。手前にあるのは新シリーズのアストリアですね。

アストリアの製作工程について、スタッフが説明してくれました!
アストリアはツートーンカラーですので、必然的にレザーを貼る工程が多くなります。その分神経も使うそうで、他のモデルに比べ、やや時間が掛かるそうです。

レザーとレザーの間にはパイピングを施すのですが、パイピングを施す事によりサイドのレザーが引っ張られてしまいます、その点も留意しながらレザーを貼っていくので非常に時間が掛かるそうです。
また、レザーを貼るのは全て手作業で、熟練のスタッフがどんなに早く行っても最低30分は掛かるそう。アストリアに関してはもう少し掛かるそうです。

そして最終的にシャーシに基盤を組み込まれたJVMを発見!その横には…

キャビネットに組み込まれ、ほぼ製品化された物と同じ物がずらりとベルトコンベヤーに並んでおります。

こちらも組み込みまでされたキャビネットが並んでおります。
この先は一体どうなっているのでしょうか…

この先は次回ご紹介させていただきます!
いかがでしたでしょうか。
少しでもマーシャルアンプの製作工程が皆様に伝われば幸いでございます。
次回はベルトコンベヤーの先がどうなっているか、この先の部屋では何が行われているかをご紹介させていただきます。
今回も最後までご覧になって頂きまして、誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに!
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