ヤマハが作った伝説、YAS-61!
2016-08-07 YAMAHA AltoSax YAS-61.


世界的に人気の高いヤマハサックスといえばいわずともYAS-62ではありますが、
ヤマハファンとしてはやはりYAS-61もはずせませんね。
縄目模様の胴輪をみるとドキっとしてしまうのは私だけではないハズ!

製造は1967?78年頃まで。
61はニッカン・インペリアルの面影が強く、
中にはNIKKAN表記のものや、
ベル支柱、ネックロゴがNマークであったりと、
製造年により仕様がかわっていくようですが、
こちらもサムレストがよく見る貝ではなく
樹脂製のものに変わっています。
(最後期ということでしょうか?)



オクターブキイシステムが複雑だったり
キイシステムも古いデザインになっています。
しかしながらサウンドとして現代楽器に劣っておらず、
問題なく使えるところは40年前の技術力に驚かされます。
サウンドの傾向としては良い意味でのこもった感じというか、
素朴でマイルドなサウンド。62に比べると音量面や反応の早さ、
鳴りのピークが狭いように感じますがある意味そこが魅力といった感じです。

正直ココまでラッカーが残った状態だと「ほぼ新品」といった鳴りで、
まだまだ輪郭のはっきりした新しい音がします。
逆に言うとまだまだこれから育てることが出来る
貴重な1台ということですね!

U字管に米粒程度の打痕、斑点状のラッカーのシミ、
ストラップリング周辺のキズやその他使用傷はあれど前回のSC-800S同様、
こちらも40年ほど製造から経っているものですので、
年数を考慮すれば美品の部類ではないでしょうか。
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