【動画】Electro Harmonix エレクトロハーモニクス / MEL9 Tape Replay Machine 【メロトロン サンプラー】渋谷店WEB TEAM動画配信その2
2016-05-10 エフェクター業界のモンスター・ブランド:Electro-Harmonix エレクトロハーモニクス鬼才マイク・マシューズを創始者・社長とするこのブランドは流行り廃りがめまぐるしく変動する音楽業界において、確かなる巨大な足あとを残しています。
同社の代表的なエフェクトペダルと言えばBIG MUFFでしょう。
1968年の登場以来、常にファズの代表として数多の著名なミュージシャンの足元にセットされてきました。
また、発売時期によって幾度もモデルチェンジを行っており、それぞれの年代のモデルに多数の愛好家が存在するのも大きな特徴と言えます。特に70年代に製造されていた第二期Big Muff、通称『Rams Head ラムズヘッド』と呼ばれる物は人気が非常に高く、中古市場ではプレミアがついて出回っています。
Electro Harmonix社のエフェクターの魅力はBIG MUFF系の歪みだけではありません。
エンヴェロープ フォロワー:Q-Tron +
マルチモジュレーション:The WORM XO
アナログディレイ:Deluxe Memory Man
コーラス:SMALL CLONE
等々…
誤解を恐れずに言うならば、非常に癖のあるエフェクターが多い、と言えます。
スタンダードな音よりも、一度聞いたら忘れることのない、エフェクターの限界の音・音量を特徴としているのも事実でしょう。
今回ご紹介するのは、癖のあるエフェクター、メロトロン サンプラー
Electro Harmonix エレクトロハーモニクス MEL9 Tape Replay Machine。
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説明書にはこう書かれています。
–MEL9テープ再生マシンは様々な賞を受賞したB9, C9, KEY9と同じ革新的な技術を使用し、ビンテージMellotronR(テープ再生式キーボード)サウンドをエミュレートします。
9つのプリセットにはメロトロンで演奏された名演をモチーフにした、代表的な音色が収録されています。
※メロトロン(Mellotron)は、1960年代に開発された、再生式磁気テープを媒体とするアナログのサンプル音声再生楽器です。鍵盤に対応したピッチで録音された音色を再生する、という手法で音を出すので、弦楽器や管楽器など様々な音色を奏でることを可能としました。-
本物のメロトロンに触れたことのある方の話では『空気が震え、音が非常に揺れる』とのことでした。
MEL9はアナログサンプラーであるメロトロンからの特有の音色を再現と言えます。
空気の震えという面ではよくわかりませんでしたが(そもそも動画撮影時の音量が低いです)、『音の揺れ』は非常に強く感じました。
細かな『音の揺れ』は良質そのもの。普段のニュアンスとは違ったアプローチで使用する時に効果を発揮するように感じました。
プリセットは以下9種類。
1.ORCHESTRA:フルオーケストラのサウンド。
2.CELLO:自然なヴィブラートのチェロの音色。
3.STRINGS:自然なヴィブラートの4 重奏のストリングスサウンド。
4.FLUTES:様々なアーティストのレコーディングに使用されたクラシック・フルートのサウンド。
5.CLARINET:クラリネットのサウンド。
6.SAXOPHONE:ファンキーなヴィンテージ・ブリティッシュ・サックスのサウンド。
7.BRASS:トランペットライクなサウンドで、コード弾きをするとブラスサウンド。
8.LOW CHOIR:低い声で構成されたコーラスサウンド。
9.HIGH CHOIR:高い声で構成されたコーラスサウンド。
個人的な感想としては4.FLUTES、9.HIGH CHOIRが弾いた時に心地よかったです。
FLUTESのプリセットはディレイやリヴァーブなどを同時使用すれば、My Bloody Valentineを彷彿とさせるようなサウンドスケープが、HIGH CHOIRのプリセットはアンビエントやエレクトロニカでの使用も可能かと思われます。
普段の自分のサウンドにプラスαを与えてくれるエフェクター、MEL9。
是非ともお試し下さい。
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構成:web team
文章:畠山


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