【入荷しました!】話題の新製品 BOSS BC-1X Bass Comp レポート

あなたのコンプ愛が試される?! BOSSによる究極のベース用コンプレッサー 遂に登場!

2016-03-04

ベーシストにとって、マストアイテムともいえるエフェクター「コンプレッサー」。
ここ最近、特に2000年代あたりから、前へ前へと攻めてくるスタイルのベーシストの方が増えたように感じます。
そのきっかけを作った1つは、まぎれもなく「EBS MultiComp」であると、個人的に考えております(独断と偏見ですが)。
一般的なソリッドステートに加えてチューブシミュレーションとマルチバンドのモードが選べるという多様性。
これまでとは何か違う、ガツガツとしたサウンドに心奪われた方も多いでしょう。
それから続くように、各社から様々なコンプレッサーが登場しました。
結果、飛躍的にその選択肢が増え、積極的なサウンドメイクが可能となったのではないでしょうか。

しかし。BOSSからは、新製品が登場せず。
現在販売中のコンプレッサー「CS-3」は1986年発売、ベース用リミッター/エイハンサーの「LMB-3」でさえ1995年発売。
もちろん「CS-3」というのはある意味完成されたコンプであり、リニューアルの必要性が無かったのかもしれませんが。
ベース用マルチエフェクター「ME-50B」では新開発のベース用コンプレッサーを搭載しておりましたが、単独でリリースされる気配は無く・・・。

今回、本当に待望の登場となりました!

実はここ最近のコンプ人気を受けて、色々とリサーチした上で開発に生かしたのだとか。

果たして、BOSSの最新型コンプサウンドはどんなものなのか?

2月に行われた新製品発表会で一足早くそのサウンドを聞いてきました。



その第一印象・・・

BOSSはやっぱりBOSSなのか!!

あのCS-3をしっかりと引き継いだ、ナチュラルで音の芯を損なわないコンプレッションサウンド。

個人的には、例えばチューブシミュレーションサウンドのような、これまでのBOSSコンプにないガツガツとしたサウンドで攻めてくるのではないか?と予想しておりましたので、一瞬「アレ?」と思いました。

しかし、よくよくその音を聞いてみると、

「ああ、そうだ。これがコンプサウンドってやつだよな・・・。」

と、目から(耳から?)鱗が落ちた気持ちになりました。


吉田一郎氏のデモ演奏にて、BOSS最新型コンプサウンドをお確かめ下さい。
できれば、ヘッドフォンでそのサウンドを確認して頂きたいです。


(デモ演奏ではBB-1X Bass Driverも併せて使用しております)

ここ最近流行のEDMに象徴されるような刺激的なコンプサウンドに慣れ過ぎてしまった耳には、物足りないかもしれません。
でも、しっかりと聞き比べると、「ナチュラルなのに凄い良い効きだ!」「掛けてないよりも掛けている方がイイ!」と感じられると思います。

この「ナチュラルなのに効いてる」コンプサウンドの秘密は
「MDP(Multi-Dimensional Processing)」

「入力信号を様々な角度から解析し、瞬時に各要素に分解。それぞれの要素に適した多次元的なエフェクト処理を同時進行で行い、かつ入力信号に応じて動的に変化させることで、これまでにない表現力を実現する。」というRoland独自の最新技術です。
(2013年に「Tera Echo TE-2」「Adaptive Distortion DA-2」「Multi Overtone MO-2」にて登場しました)

この技術により、プレイヤーのニュアンスに応じて音の適切な部分を圧縮し、音の芯やアタックを失わずに自然なコンプレッションを生み出しているのです。

とは言っても、ナチュラルなだけのコンプではございません。
スタジオクラスのマルチバンドコンプレッサーに匹敵する内部処理を、シンプルな4つのツマミで実現しており、かなり幅の広いサウンドメイクが可能。アグレッシブなサウンドもOKなのです。

さらに、プロユースを意識した18V内部昇圧設定
十分なインプット・ヘッドルームを持つことで、例えばアクティブPUのベースからでもクリップすることなく信号を受けることができます。

もちろん、CS-3と同様にローノイズ設計。

そして、初めてコンプを導入する方にはとてもうれしい、ゲインリダクションインジケータの搭載。



「コンプ、掛かってるのかな・・・」

という心配を一蹴する、なんとも心憎い設計です。

(余談ですが、筆者は生まれて初めてコンプを購入したとき、エフェクトの掛かりを音で判別できず、「壊れてるのかな・・・でもお店に持って行って正常だったら恥ずかしいし・・・」と悶々とした思い出がございます。)

コンプレッサーには慣れっこだよ!という方も、改めて視覚化されるとその便利さに納得されると思います。

先ほどの動画に登場した吉田一郎氏は、BC-1Xの印象を聞かれ、開口一番に

「感動しました。」

そして、

「基本的な音(ファンダメンタル)の芯が全くつぶれない。」

「音のあとでついてくる、コンプレッションされたしなやかで腰のある“ふーっ”ていう感じで『コンプレッサーが掛かってるんだな』とわかるくらい、違和感が無い。」


とおっしゃっていました。

さらに、

「BOSSの方々の情熱に強く感動いたしました。」

ともおっしゃっておりました。

先にご紹介したように、今回このBC-1X開発にあたって担当の方は「色々調べた」とお話されていました。
おそらく、最近人気の様々なコンプペダルも調べたのではないかと予想されます。
その上で完成したサウンドは、真っ直ぐに芯が通っている、まるでBOSSのこだわりを表しているかのようでした。

「クリアーで歪まないのが良いコンプ」
「元のサウンドを損なわないのが良いコンプ」


思えばBOSSはCS-3発売当初からそのようなスタイルでした。
そのポリシーをしっかりと貫き通しつつ、最新のベースサウンドに適応。
全てのベーシストの方にオススメできるコンプレッサーだと思います。
食わず嫌いをせず、是非試して頂きたい!個人的にはギターでも使ってみたいです。


ちなみに、先に販売されているBB-1X Bass Driverとの相性がバッチリとのことですので、まだお持ちでない方は一緒に入手されることをおススメいたします。



こちらの商品に関するお問い合わせは、
イシバシ渋谷エフェクター担当までお気軽にどうぞ!


店頭でのご予約も承っております!

なお、インターネットでのご予約で渋谷店にてお受け取りをご希望の方は、下記のリンク先よりお手続きの際に備考欄にて、

「渋谷店にて受け取り希望」

とのご記載をお願い致します。

http://store.ishibashi.co.jp/ec/pro/disp/1/80-601802700

お手数をお掛け致しまして申し訳ございません。

3月5日追記
本日入荷致しました!
今なら若干数ですが在庫ございます。


こちらも是非ご覧くださいませ!
BOSS BC-1X Bass Comp featuring Janek Gwizdala

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