【発売日決定】話題の新製品 Roland JC-40を見てきました!

今年で40周年!Roland Jazz Chorus

2015-07-28 先日、都内某所にて話題の新製品 Roland JC-40を見る機会がございましたので、簡単にその印象をお伝えいたします。



1975年に誕生し、今年2015年で40周年となる「Roland Jazz Chorus」。

そんな記念すべき年に生まれたこの「JC-40」。

「40周年だからJC-40という名前なの?」

「40周年にちなんで40Wなの?」

「40周年記念限定生産モデルなの?」

そんな予想をお持ちの方もいらっしゃったかもしれませんが、全て「いいえ」でした。


まず、このモデルの最大の特徴と言える40W(20W + 20W)出力について。

これは、「ステージで使えて、マイアンプとして持ち運ぶことができる」サイズ感を追求した結果なのだということでした。
ご自宅での使用はもちろん、ライブ演奏でしっかり使えることを重要視したそうです。

そのこだわりは、10インチ×2というスピーカーのサイズにも表れています。

「小さなサイズで、JCサウンドはしっかり出したい」その最適なサイズが10インチ×2だったのだそうです。

次に、こちらも最大の特徴の1つであるステレオインプットについて。

昨今の音楽シーンでは、エフェクターを多用したサウンドメイキングが当たり前となり、特に空間系・残響系の使い方がそのミュージシャンの個性に大きな影響を与える1つとなっています。
以前からステレオアウトプットの空間系・残響系エフェクターは多数登場していましたが、それを使いこなすことができる環境がなかなか身近にありませんでした。

それがこのJC-40のステレオインプットなら、できるんです!

当たり前ですが、「L」のインプットの音は左のスピーカーから、「R」のインプットの音は右のスピーカーから出ます。
それを生かしたサウンドメイク・・・考えただけでゾクゾクします。
最近はクリーンなJCサウンドに好みのエフェクターを複数合わせて積極的なサウンドメイクをする方が増えているようですので、そんな皆様にも相性ピッタリだと思います。

その他の特徴として、まずCHORUS部分。

JC-120ではChorusはON/OFFのみで、掛かり具合を調整するものはありませんでした。

よく、隣にあるVibrato用のSPEEDとDEPTHを回して「あれ、変わんないなぁ」ってやってる方、居ましたよね?私はやってました・・・(苦笑)


JC-40では、「MANUAL」「FIXED」という2つのモードがCHORUSにあり、「MANUAL」モードにすると「SPEED」「DEPTH」のツマミが効いて、深さとスピードが調整できるようになります。
「FIXED」モードにすると、その名の通り設定が固定されます。つまり、JC-120のあのサウンド。
もちろん、歴代のJazz Chorusと同様に、空間合成コーラスをしっかり引き継いでおります。

次に、DISTORTION部分。

JC-120にも搭載されていたあの独特のディストーションサウンドが、JC-40にて大きく変貌を遂げております。

レンジが広がり、ゲインが上がっているため、「けっこう歪むぞ!」という印象。
敢えて例えるならば、DS-1の感触に近いかもしれません。
いわゆるへヴィディストーションサウンドとは路線が異なりますが、サウンドメイクの選択肢の一つとして、とても興味深いと思います。

ブライトスイッチは、JC-40用に最適化したそうです。
リバーブはJC-120と同様にプレートタイプを採用。あのサウンド健在です!

リアパネルにはこれまでと同様に「LINE OUT」「EFFECT LOOP」「FOOT SWITCH」がございますが、JC-40では新たにPHONES端子が!

ヘッドフォンが使えるのは自宅での使用の際にうれしいポイントですね。

ちなみに、電源はこれまでの通称「生えてる」仕様とは異なり、3ピンの「AC IN端子」に。

付属の電源コードには2P-3P変換器が付いております。
これによって、通称「生えてる」仕様でありがちなトラブルはかなり回避されると思います。
また、他ブランドの電源コードと交換して、違いを楽しむなんてこともできるかもしれません。
※きちんと仕様が合っていて、法令に準じており安全性が立証されている電源ケーブルであることをご確認下さいませ。

さらに、とても細かい部分として、このリベット部分。

「打たれた感」をきちんと出しています。
「JCらしさ」の要素としてかなりこだわったのだそうです。

こういった見た目もすべてひっくるめて、本気で「JCらしさ」を追求したJC-40。
それでいて、その小さなサイズと現代シーンに合わせた最適化が施され、ガシガシ使える!ということを強く感じました。非常に楽しみです!

JC-120と共に、息の長いスタンダードモデルになりそうな予感のJC-40。

こんな風に、JC-120とJC-40を並べて比べると、サイズ感が分かりやすいですね。
2つとも手に入れるっていうのも、最高の贅沢かも・・・


まだ発売時期や販売価格は未定となっておりますが、決まり次第お知らせしたいと思います。

10/22追記

発売日が11月7日に決定致しました!

販売価格は64,800円(税込)とのことです。


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