Gretsch Vintage Select EditionG6122T-62のパラレルトーンバーブレーシングを見る!
2017-07-31 いつも石橋楽器をご利用頂きましてありがとうございます。新宿店田中です。
イシバシ楽器新宿店4FではGretschを取り扱っております。
今日は2016年に発表されたGretsch vintage select Editionから、
こちらをご紹介します
G6122T-62 VS Vintage Select Edition ’62 Chet Atkins Country Gentleman 388,800円 (税込)

50年、60年代前半のグレッチ全盛期の作りや、ノウハウをベースにし
復刻されたラインナップのG6122通称「カントリージェントルマン」。
ジョージハリスンがDuo Jetに次いで所有し、
1964年エドサリバンショーでも使用したことでも有名です。
ボディサイズは17インチと6120ナッシュビルなどと比べても一回り大きく、
ボディ厚はやや薄くなっております。
6120の上位機種という位置づけで誕生した当モデルは、
その大きなボディに、ゴールドパーツを採用し、とても高級感が漂うのが特徴です。
そしてボディを大きくしたことで生まれるハウリングの抑制の為Fホールは塞がれ、
ペイントされたシュミレイテッドFホールが誕生したのもこの為です。
今日はそんなバック材のパネルを外して、
ブレーシングをみてみようと思います。
ちなみにブレーシングとはソリッドギターにはない言葉ですので、
エレキ弾きには馴染みがないかもしれませんが、アコースティックやハコモノの
ボディの強度を保ち、サウンドキャラクターをも左右する力木です。

このブレーシングはパラレルトーンバーと呼ばれ、
読んで字の如く二本のブレーシングが並行に貼られております。
MLスタイルやトレッスルブレーシングと比べて非常にシンプルというか単純明快です。
このモデルはミュートスイッチ搭載でそのための機構もはられているのがわかります。
バックに穴を開ける理由としては、このようなミュートスイッチのためのパーツを埋め込む
必要があるからです。
薄型のボディとの相性がとてもよく、音が軽くなりすぎずしっかりとした空気感のある
サウンドが楽しめます。

独自の構造、他とは一線を画すサウンド、
ソリッドギターにはない箱鳴り、角の丸い高音域、甘くふくよかな中音域が魅力のグレッチ、
石橋楽器新宿店にて取り揃えております。
是非ご来店くださいませ。
次回はまた別の視点からGretschを探ってみようと思います!
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