次のオーナー様の笑顔のために、魂込めました!
2015-02-19 ドラムフロア担当細川です(。・∀・。)さて、このほど当店にはなななんと、
1940年代に製造されたと思われる、
スリンガーランドのラジオキング、
ス ネ ア & ド ラ ム セ ッ ト が 入荷したのです!


↑
当店自慢のお立ち台ステージに乗せて撮影しました。
さて、今から約70年前、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。
時勢は第二次世界大戦を目前にした時代です。
もちろん私はおろか、私の父母すらまだ生まれておりません。
そんな時代に産声を上げたこのドラム、
魂を込めてクリーニングさせていただきました!

スナッピー、トップ及びボトムヘッドを取り外し、不着している細かなホコリを取り除き、
オレンジオイルでカバリングに少しツヤが戻りました。
ボルトは一本ずつ汚れをふき取りましたが、頑固な赤サビは残念ながら落としきれませんでした(涙)
なお、バスドラム以外はレモ製コーテッドアンバサダー及びスネアサイド、
タムボトム側はクリアアンバサダーに交換致しました。

シェル内部に亀裂等は見当たらず、大事に使用されていた事が伺い知れます。

タムも同じくクリーニング。
スネアも同様でしたが、この当時のインチは14インチと謳いながらもやや大きめです。ちょっと力を込めてヘッドを「ガバッ!」とはめ込みます。

恐らくこの数年後に
「ボトム側までミュートしなくていいんじゃ・・・」
ってなったのかなと思いますw

1940年のカタログを見てみると、当時は専用スタンドに乗せて演奏する手法が主流だったため、
今で言うフロアタムもタムタムと表記されておりました。
ラディック製のブラケットが取り付けられております。(レッグはブランド不明)

レッグの足ゴムはヤマハ製を取り付け致しました。

経過年数を考えれば仕方無いのかも知れませんが、
バスドラムテンションボルトは二本曲がりあり、他一本は赤サビが激しくナットとワッシャーがくっついておりました(涙)通常使用には支障ございませんのでホっと一安心。

ラグが二個破損しております(涙涙涙)ですが、こちらも通常使用に支障が無いためまたも一安心。
ボルトも同様ですが、この当時のハードウェア類が「使える状態」で現存している事自体、それだけですごいことなのだと感じました。
こうして、クリーニングも完了し、
ラジオキングは当店にて堂々鎮座しております!!!
商品ページはこちら
↓
スネア
ドラムセット
ドラマーなら一度は手にしたいリアルヴィンテージ!
スタッフ細川がこんな感じで魂込めてキレイにさせていただきました!
チャンスは今です!
ぜひ!(。・∀・。)