1967年製Epiphone E360TD Rivieraが入荷いたしました。
1960年代に開発されたエピフォンのオリジナル・セミアコースティックモデル。
同じく同社のオリジナルモデルであるCasinoや、親会社であるGibsonのES-335など同じサイズのボディーを持つ名機Riviera。













Casinoにはシングルコイル・ピックアップのP90がマウントされていますが、Rivieraにはミニハムバッカーを搭載。
ボディーの構造もCasinoがフルアコに対してRivieraではセミアコ構造を採用。
一見すると似たモデルではありますがかなり異なるスペックのモデルとなっています。
1965年頃まではナット幅約4,2mmのネックシェイプですが、入荷した67年製は約40mmの細めのネックシェイプになっています。
マウントされている2つのミニハムバッカーはどちらもオリジナルのステッカーナンバード。
ポットはリア・ボリュームが67年製、フロントはハンダで一部隠れていますが60年代、トーンはどちらも交換されておりどちらもCTS製。
製造番号が同じ為、オーバーホールの際に交換されたと思われます。キャパシターはスプラグ製ブラック・ビューティーでオリジナルです。
コントロールノブは割れや変形がございますがオリジナル。
リアピックアップのToneノブは大きく欠けがございますが、オリジナルのパーツの為、現状のコンディションでのご案内となります。
テールピースはオリジナルのブランコ・テールピースですが、 ブリッジはGibson製ABR-1のワイヤードタイプに変更。
ナットやフレットも過去に交換されており、指板サイドのポジションマークの一部が削れていることから過去に何度か指板調整を行われた可能性もございます。
ネックコンディションは軽度の波打ち症状がございますが、入荷後に擦り合せを行っており演奏コンディションは良好です。
外観の経年変化も見事ですが、電装系パーツのエイジングもとても良く、アンプに繋げばビンテージならではの角の取れた味わい深いサウンドを即座にアウトプットいたします。
Casinoに比べて市場に出回る本数が圧倒的に少ないRivieraの貴重なビンテージ。
70年代の日本製の個体も貴重なRivieraですが、こちらは正真正銘のUSAカラマズーファクトリーメイド!
Fホール内のブルーラベルも比較的綺麗な青色を残しています。
現状のコンディションでお使いいただく事も十分可能ですが、時間と予算をかけてご自身の好みに合わせてオーバーホールを行うのもアリな1本です。
気負わずにお使いいただける本物のビンテージギターとしてオススメの個体です。
F.PU Volume : 1376XXX (196X)
F.PU Tone : EP 086 500K 0623 CTS
R.PU Volume : 13767XX (1967)
R.PU Tone : EP 086 500K 0623 CTS
Capacitor : SPRAGUE Black Beauty×2
Thank You,Sold Out!
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