64年、66年、67年、73年とヴィンテージフェンダームスタングが勢ぞろい♪中でもムスタング生産初年度の1964年製をご紹介します。
2020-09-13 まいど!!お世話になります。イシバシ楽器 福岡パルコ店 寺井でございます。
日中の気温も涼しく、いよいよクーラーいらずの季節となってまいりました。もう秋はすぐそこまできております。
天高く馬肥ゆる秋・・・イシバシ楽器にも馬が攻め寄せてきましたよ、野生馬がね!!

ヴィンテージフェンダームスタングが複数本入荷しました!!
画像右から64年(白)、66年(赤)、67年(青)、73年(サンバースト)と各年式が勢ぞろい♪今なら弾き比べ可能でございます!!
中でもムスタング生産初年度の1964年製をご紹介します。

【中古】Fender 1964年製後期 Mustang White 【s/n:L49724 weight:3.35kg】¥240,000(税抜)
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プリCBSフェンダー最後のモデルとして誕生し、今なお多くのギターファンを魅了するムスタングです。
ミュージックマスターやデュオソニックという、いわゆるスチューデントモデルの流れを受けつつも、独自のアイディアやスペックを盛り込み、他にない魅力がつまっております。

ムスタング独自のトレモロユニット、ダイナミック・ヴィブラートを搭載。さらにピックアップスイッチは3ポジションとなり、独特なフェイズアウトサウンドを出力可能としました。
ボディカラーも当初よりレッド・ホワイト・ブルーの3色がラインナップされており、上級モデルでも基本カラーは1色、それ以外はカスタムカラーであったことを考えると、このムスタングのセールスに寄せる当時の期待が窺い知れます。

生産初年度となる1964年中より細かな仕様変更がなされており、ヘッドロゴ下のパテントナンバーが3つ、PAT.PEND.表記となっております。64年後期から65年中期にかけてみられる仕様です。

ペグは64年初期に見られた「KLUSON DELUXE」が1列表記となっているタイプです。

ネックスタンプは1964年11月製造、Aネックとなっております。ミュージックマスターやデュオソニックが原則Aネックで製造されていたこともあり、兄弟モデルのムスタングも基本的に1964年はAネックで製造されたとみられます。



気になるピックアップですが、64年後期より採用され始めたグレイボビンです。フロントP.Uは目視で64表記がわかりますが、リアは目視で判別できず、ブラックライトを当てて64表記を確認しております。
ピックアップスイッチもスタックポール社製となっております。



ポットはスタックポール社の64年製となり、コンデンサーもサークルDと呼ばれるセラミックコンデンサーを搭載。ジャックもスイッチクラフト社の切込みが少ないものとなり、60年代までの仕様とされます。

ブリッジプレートは弦高調整用のレンチ挿入口付近が膨らんでおり、64年から69年までの仕様となります。
ブリッジアンカーの深さは20.5mmと64年後期から見られる仕様です。

トレモロ部のプレートをひっくり返すと、スプリングポストの溝が1ヵ所となっております。これは64年前期に多く見られる仕様で、64年後期からは溝が2か所となります。製造初年度より多くの仕様変更があったことを窺い知れます。


各所オリジナル度が高い個体ですが、ネックリフィニッシュ、ボディもオーバーラッカーされております。
コレクターズアイテムというには惜しいポイントですが、プレイヤー目線で見るとその分相場よりお求め安く、ガンガン弾き倒せるヴィンテージギターです!!

というわけで、オリジナルフェンダー兄弟のやんちゃな末っ子ムスタング!!肝心のサウンドはどうなのか・・・?気になりますよね?
ではでは、Let's サウンドインプレッション♪
福岡パルコ店で最もギターを弾く男、出荷検品スペシャリスト野田によるインプレッションです。
1964年製のフェンダームスタング! pic.twitter.com/66A0KK01QS
— イシバシ楽器福岡パルコ店 (@1484fukuoka) August 18, 2020
野田「他のフェンダーギターの感覚で弾くと、このチャカポコしたサウンドに肩透かしを食らいますが、だんだんと病み付きになります(笑)ストラトやテレキャスターにない独自のサウンド、これだけでもう大有りですよ。特にクリーンのまとまったニュアンスはたまりませんね。白いムスタング・・・やはり僕のアイドルCHARさんを連想します。ムスタングであのサウンド、やはりCHARさんはスゴイっ!!」
1964年白の詳細はこちら♪
1966年赤の詳細はこちら♪
1967年青の詳細はこちら♪
1973年茶色の詳細はこちら♪
今回ご紹介させていただいた商品について、お問い合わせはいつでもお申し付け下さいませ。
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ではでは♪