もはやヴィンテージな1本!
2019-11-22 H.SELMER SUPER ACTION 80 SERIE2 W/E
1981年に誕生したスーパーアクション80シリーズを
1986年にマイナーチェンジした第2弾モデルがこのシリーズ2。
すでに30年以上経過していながら現在にも名を残すまさに生きる伝説。
もちろん現在に至るまでには細かなマイナーチェンジが何度も行われていますが
サックス界で同名にて販売される期間としてはとても長命なモデルです。
シリーズ2っていうと「別にジャズホーンってわけでもない」んですが、
まぁちょっとスゴイのが入荷したんでJAZZ HORNで推させてください。
シリアルは49万番手なので1993年前後の個体みたいです。
まもなくシリーズ3も誕生しだす頃。
なにがスゴイって

もう見た目がヴィンテージ!!

でもよく見るとラッカーが一部残ってるんですよ。
なのでコレ使用による磨耗と考えていいと思います。
特にスゴイのがココ↓

ベルサイドですが磨耗で彫刻が消えちゃってます。笑
スゴイ。。。
いやぁここまで使い込んでるやつってなかなか出会わないですよ。
自分ならここまでくると愛着わきすぎて手放すに手放せなくなってしまいますね。
(今回は思い出と一緒に買い取らせていただくことができました。)
そしてもう1つの驚きはここまで使い込んでるのに大きなダメージがない。
ところどころ打痕はありますがベル湾曲やネックプルダウンなどがないんです。


んで、修理が完了して吹いてみたんですが完璧に仕上がっちゃってます。



シリーズ2のネックは曲線がキツめですし、
また80~90年代の楽器は結構ヘビーな印象で、
全体的に音はハード(どっしりしているという意味)。
右手のD周辺はしっかり吹き込んでやらないと
こもっちゃったりするカンジなんですが、
この楽器は中音域~低音域まで軽やかにやわらかくポンとでる。
音が軽いってわけじゃなく、あくまでレスポンスが軽いというか、
いい意味で「シリーズ2ってこんなんだっけ?」と思わせてくれる1本て感じです。
下手なヴィンテージ買うよりコッチですね。

「これから育てがいがある」とか「この先仕上がったときが・・・」
みたいなヴィンテージサックスのセールストークも
たしかに言っちゃうんですが、反面、正直育った時に自分は何歳で
はたして楽器を吹いているのか・・・。
という疑問がたまに浮かぶことがあります。
これはそんな心配はありません、すぐに使える状態です!!
もちろんメインで使っていただきたいところですが、
ヴィンテージのサブとして持っていても遜色はないでしょう、
むしろ気軽に持って行けて扱いやすいこちらがメインになるかもしれませんね~。
もうヴィンテージサックス買わなくても良いかも!
(そう言いつつヴィンテージサックスもオススメです。)
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