FRACTAL AUDIO SYSTEMS Axe-Fx解説!第8弾!-ルーティング編2-

実機所有スタッフによるAxe-Fx解説!第8弾!#FRACTAL

2017-08-21 いつもイシバシ楽器店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
新宿店2Fアンプ・エフェクターフロア担当:久保です。

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Axe-Fx徹底解説ブログはコチラから


FRACTAL AUDIO SYSTEMS Axe-Fx解説ブログも8回目を迎えました。
今回はルーティング編2として、Axe-Fxに内蔵されているFX LOOPブロック、FEEDBACK SEND、RETURNについてご紹介してまいります。

それでは早速ではございますが、ご紹介してまいりましょう!

FX LOOPブロック

FXLブロック『FX LOOP』はアンプで言うセンドリターン端子の役割を持ちます。
お持ちの外部エフェクターを使用したり、中音と外音で信号を分けたい際に主に使用します。(中音はキャビネットシミュレーターを切り、外音はキャビネットシミュレーターオンでPA卓へ送る等)
詳細は以前ブログにまとめましたので、こちらのリンクからどうぞ!

しかしながら、もちろんそれだけではございません。
例えば、2本のギターの持ち替えや、2台のアンプの切り替え等にも対応が可能です。

■2本のギターの持ち替えの例


例として、下記のようなレイアウトでプリセットを組んでいるとしましょう。

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このようなプリセットを組んでおり、通常ギターを持ち替えようとするとAxe-Fxの前にABボックスを挟んだり等、別の機材が必要になってきます。
しかしながら、FX LOOPブロックを挟んであげることにより、この問題を解消できるようになります。どこに入れるかお分かりになりますでしょうか。

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正解は特にないのですが、同じ列上、INPUTのすぐ横に設置して頂ければINPUT1から入力した際と同じエフェクター、アンプブロックを使用が可能です。

例えば、下記の場所にFX LOOPを設置すると
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ギター2の信号はFX LOOPから入りますので、FX LOOPの前に設置してあるWAH、COMP、DRIVEブロックはギター2にはかかりません。

ちなみに、ギター1は通常通りフロントパネルINPUT1から入力してあげますが、ギター2はバックパネル、INPUT2(RETURN)端子を使用します。(細かいことを言えば入力インピーダンスが異なる為、ホワイトノイズがやや乗ります、別途ノイズゲート等をかましてあげるのが良いでしょう)

FX LOOPブロックがオフになっている場合はINPUT1のギターの音が、FX LOOPがオンになった場合はギター1がキャンセルされ、ギター2の音がOUT1から出力されます。
FX LOOPブロックは初期設定ではCC#59で設定が可能です。

■2つのアンプの切り替えの例


それでは続いて、2つのアンプの切り替えの例です。

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先程と同じようなプリセットを組んでいるとしたら、今度は最後に組み込んでみましょう。


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このような形ですね。

これでFX LOOPブロックをオンにすればリアパネルOUTPUT2(SEND)端子から出力され、FX LOOPがオフの場合は通常通りリアパネルOUTPUT1から出力されます。(出力先がギターアンプであれば通常CABブロックはオフに、出力先がフルレンジスピーカーやモニタースピーカーであればCABブロックはオンに設定してください)



FEED BACK SEND、FEEDBACK RETURNブロック

続いて、FEED BACK SEND、FEEDBACK RETURNブロックのご紹介に移ります。
こちらは名前の通りセンドリターンかと思いきや、少し使い方が違います。

例として、下記のようにレイアウトを組んでいるとします。

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このような際に、更にエフェクトを足したくなった時は困りますよね。何かを削らなければならない、でもどれも削りたくない。
そういった時に使用できるのが、FEED BACK SEND、FEED BACK RETURNブロックです。
まずは列の一番最後にFEED BACK SENDブロックを配置します。
そして設置したいエフェクトブロックの数分だけ余裕を持たし、下段左側にFEED BACK RETURNブロックを設置します。
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このようなレイアウトですね。
これで信号がSENDブロックからRETURNブロックへ移動しましたので、またOUTPUTへ向け、希望のエフェクトブロックを配置していけるようになりました。多くのエフェクターを使用する方は是非覚えておきたいですね。



いかがでしたでしょうか。
今回は非常に便利なブロック、FX LOOPとFEEDBACK SEND、RETURNブロックのご紹介でした。
まだまだAxe-Fxには機能が沢山ございます、随時ご紹介してまいりますので、今後も是非お楽しみに!

今回も最後までご覧になって頂きまして、誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに!

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