Gibson Custom TRUE HISTORIC HISTORIC SELECTとは パート2
2016-06-14 ギターマンの夢 ＃012GIBSON CUSTOM
TRUE HISTORIC HISTORIC SELECTとは
ギブソン・ナッシュビル・カスタムショップのトゥルーヒストリックとヒストリックセレクトモデルはプレイアィリティーを重視した過去への回顧、未来革新が詰まった職人と最新技術の現在製作される最高峰モデルである。
前回はネックセクションについてご紹介しましたが、今回がボディセクションについてついてイシバシ楽器新宿店4階からご紹介していきます。
BODY
ダブル・カーヴィング
ネックと同様にCNCルーターによるダブル・ルーティング方式を採用。（２段階加工）最新の3Ｄスキャナーを使い、特に美しいシェイプとギブソンが選んだ有名なアーティスト所有のヴィンテージ・バーストのトップ・カーブを正確に測定して数値化し、一度ルーターで粗切削したボディにバインディングを取り付け、その後に仕上げ用の刃を取り付けたCNCルーターで時間をかけて仕上げている。
テーパード・ボディ
トップとバックを接着した後ネックセット部分からボディエンドにかけて0.05インチ（1.27ミリ）ほど薄くなるようにテーパーをかけている。この作業のための新しいツールを導入もした。ヴィンテージはピックアップと弦の距離感、ネック・ピッチ等を考慮し意図的にテーパード・ボディにしていたらしい。
フリッチマッチ
トップのメイプル材はこれまで同様にイースタン・メイプルでヴィンテージ同様にハードもソフトも使用。木目は柾目、板目、追柾目とあるがトップ材に美しい木目をだす為に、フリッチマッチ（flitch match）という、バランスの良い2枚の木目をマッチさせ加工する方法を採用 。木目を合わせながら横に並べて片側を裏返して合わせている。当時はほとんどフリッチマッチで、ブックマッチのギターは少ないという。
ニカワ接着
木工の工程で特にトーンに影響する部分のボディトップとバック、ネックとフィンガーボード、ネックとボディの接着にはニカワ（hide glue)接着を採用。タイトボンドも十分に硬化するが、硬さ具合ではニカワは優越である。
接着部分をより硬くすることで全体のパーツの一体感を高めギターサウンドに必要な振動、立ち上がり、サスティーンに良い影響がある。
ハンドサンド
ボディとネックがセットネックされた後はハンドサンドと呼ばれるエリアで専属のクラフトマンがサンドペーパーによる手仕上げで全体の角を落とし、木地を滑らかに整え塗装前の最終チェックが行われる。
ネック材
マホガニーのネック材は弦の張力に対する耐久性を得るため、すべてクォーターソーン（柾目）の木取りで製作。
ボディ材はネックの木目に質感を合わせるように一本づつマッチングさせている。
リボン・グレイン（ribbon grain)
ボディ材はリボン・グレインという木目の入ったものを選んでいる。ハードなクォーターソーンのマホガニー材に多くみられるストライプ状にブラウンから明るいレッド、深いブラウン、深いレッドと変わる木目の事を呼ぶ。
新宿店オススメのHistoric Selectはコチラ
Historic Select 1958 Les Paul Reissue Hand Selected Grover PushPull Wstern Desert Fade S/N:8 6163
販売価格 766,800円 (税込)
 | Duke 工藤 渋谷店での6年間プロフェッサー岸本に師事し数々のレジェンダリーを経験。その後池袋店にてスターキー☆星に横浜店ではルーク居波と出会い連綿と2人にレジェンドを伝承する。 ただいま新宿店で新たなるギターマンの夢を追いかけている。 彼自身のフェイバリットミュージックはロック、カントリー、ブルースとサウンド面でもギターに精通。 「宝物探しのお手伝いを親切丁寧にいたしますので心より御来店お待ちしております。」（Duke工藤） |
Duke Kudo
Working at Shibuya branch for 6 years, he gained a great deal of legendary experience from Professor Kishimoto.
Later, he passed on this experience and knowledge to Starkey Hoshi in Ikebukuro branch and Luke Inami in Yokohama branch.
While working for Shinjuku branch, he is now pursuing his new dream as a Guitar Man.
He is well acquainted with different soundings of a guitar; his favorite genres of music are rock, country, and blues.
“I look forward to welcoming you and assisting you to find a lifetime treasure.” (Duke Kudo)
