木管楽器のリペア
リペア作業の紹介
サックスの「パッドの調整」作業例
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1. 漏れをチェック
光を入れて漏れがあるかをしっかりチェックしていきます。
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2. 熱を当てて下準備
漏れがあった場合、熱を当てて傾きを合わせる下準備をします。
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3. 傾きを合わせます
使い慣れた工具を使って、漏れが出ないように傾きを合わせます。
クラリネットの「パッドの調整」作業例
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1. 傾きの検査
傾きがあるかをしっかりチェックしていきます。
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2. 加熱処理
傾いていた場合、傾きを合わせるために加熱をします。
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3. 傾きの修正
専用の工具「ヘラ」を使って傾きを直します。
フルートの「パッドの調整」の様子
サックスの「パッドの交換」の必要性

使っていくうちに劣化し、音色に影響を与える場合がありますので、定期的に点検をしたり調整が必要となります。
管楽器リペア工具のご紹介

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バーナー
熱を加えるための工具。
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ヘラ
傾きを変えるための工具。
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定盤(じょうばん)
スライド調整に使用するための工具。
管楽器リペアセンターのご紹介

管楽器リペアセンターでは、お客様から買取しました中古品の修理調整、ネット専門ショップにてお買い上げ頂いた、新品管楽器の出荷前検品を行っております。 詳しくはこちら
よくある質問
一般的にはボディーと同じ木材で穴埋め、再加工を行いますが、より硬質な木材による穴埋め、長めのネジへの変更等、より強固に取り付ける事も可能です。
まず、ネックのコンディションを拝見します。ネックに問題が無ければ、ナット調整、ブリッジ調整、フレットのすり合わせ等によりさらに低くセットアップすることも可能です。
アクティブピックアップであれば一般的には問題の無いノイズですが、パッシブピックアップやレコーディングに使用する等、気になる場合はボディー内部にアース板を取付け、ジャックに逃がす等の対策も可能ですのでご相談ください。
以前のバランスと変わってしまった場合、原因の特定から開始する必要がありますので、まずはご相談ください。
補強、接着、塗装により、ほとんどの場合は一目ではわからない程度、もちろん強度も問題無く修理が可能ですが、時間とお金がそれなりにかかります。 ※Fender等に代表されるメイプルネックと比べて、Gibson等に代表されるマホガニー材のネックは比較的弱く、ハードケースであっても衝撃により折れてしまうことがあります。移動の際は弦を緩める等の防御策を講じておくとよいでしょう。
状況によりますが、ペグ穴にパテを充填して再加工を行う等、比較的簡単な対策で済む場合もあります。
糸巻そのものは状態によって修理不可能な場合もございます。修理不可能な場合は交換となります。
ネジのみを交換します。取り外し方は企業秘密・・・。
すぐにずれるようであれば、中のコルクを交換する必要があります。お近くの石橋楽器の店舗にご相談ください。
管体が木でできている楽器は、管体の内外の湿度変化で割れてしまうことがあります。演奏後は中の水分をしっかりふき取るのが一番の予防になります。 それでも割れてしまうことはありますが、修正することは可能ですので、ご安心ください。
もともと閉じているタンポはべたつきが出やすいです。演奏後はクリーニングペーパーで水分を取るようしてもダメであれば、べたつき除去の処理やタンポ交換などできる事はありますので、ご相談ください。
必要があります!演奏前には必ず注すようにしてください。オイルを注さないでピストンを動かしていると、摩擦により傷が入ってしまいます。 万が一、傷が入ってしまい動作が悪くなったら、早めに修理にお持ちください。
スライドの中の汚れがきちんと取り切れていない可能性が高いです。クリーニングロッドで奥まで掃除をしてみても改善しないようであれば、 曲がっている可能性もあるので、早めに修理にお持ちください。
レバー自体が曲がっているか、紐でロータリーを組んであるタイプは紐がゆるんでいる可能性があります。紐がはずれてしまったり、切れてしまうとパーツが無くなったり、管体に凹みが出来てしまうこともありますので、早めに修理にお持ちください。