マーフィー・ラボ・エイジングを施した当社オーダーのJ-45が完成!
2023年、PSL(※2024年より「Dealer Select」へ呼称変更)オーダープログラムがGibsonアコースティックギターを生産しているモンタナ・ファクトリーで数年ぶりに再開されたことにより、日本国内はもちろん、海外でもGibson正規ディーラーによるオーダーモデルが流通しはじめました。
当社でもJ-45 Standardをベースとしたモデルや、Doves In FlightなどCustom Shop Collectionをベースとしたモデルをオーダーし、多くのお客様から好評いただいております。
そして2025年、新たなDealer Selectオーダーモデルが完成いたしました。「究極のヴィンテージ・リイシュー」としてプロ・アマ問わず多くのGibsonファン、ヴィンテージフリークの皆様からも高い評価を得ているMurphy Lab Acoustic Collectionに採用されている「Murphy Lab Aging」を施した1950s/1960sスタイルのJ-45を御覧ください。
Murphy Lab Acoustic Light Aged
Gibsonモンタナ・ファクトリーに新たに設けられた熟練ルシアーチームMurphy Lab Acousticによる塗装とエイジング
塗装
通常のOriginal Collection(1960s J-45 Original/1950s J-45 Original等)で使われているラッカーとは異なる、特別に調合されたマーフィー・ラッカーを使用して、塗装はマーフィー・ラボ専任のスタッフにより塗布されています。(ナッシュビル・ファクトリーのCustom Shopで使用しているマーフィー・ラッカーとも異なります)
自然にウェザーチェック(ラッカーチェック)が生じるよう、硬い性質をもったラッカーで、なおかつ塗膜が薄いため、ギター自体が弦振動に対し非常に敏感に反応する状態となっています。
それにより、通常のソフトな性質を持つラッカー塗装のギターと比べて鳴りを減衰させる要素が少なくなり、非常に幅広いダイナミックレンジが得られるようになります。
エイジング
数十年にわたり大切に弾かれてきたコンディションをシミュレートし、「ユーザーの自宅環境からほとんど離れることのなかったお気に入りのギター」を再現しています。
サウンドホール周辺のピック傷、軽い打痕、丸みを帯びたエッジに加え、ユニークなラッカーチェックのパターンが全体に施されています。
さらに、ペグやビスなどの金属パーツやナット、サウンドホールラベルについても、エイジングが施されており、細部にわたってGibson黄金期の雰囲気、フィーリングが感じられる仕上がりとなっています。
ヘッドロゴデカール
ヴィテージスタイルのルックス、フィーリングを再現するにあたり、モンタナ・ファクトリーのMurphy Lab Acousticチームが粋な計らいを見せてくれました。
オーダーシート作成時には指定はしていませんでしたが、ヴィンテージのGibsonギターにも見られる、ロゴの「Gibson」の「i」のドットが「G」に接しているアイドット・ロケーション・パターンのデカールロゴを今回特別に用意してくれました。
現行のコアモデル(カタログモデル)で同様のロゴを採用したモデルはなく、非常に嬉しいサプライズとなりました。
"Thermally Aged Sitka Spruce Top"
ヴィンテージさながらのサウンドを実現させるサーマリー・エイジド加工
Murphy Lab Acoustic Collectionは勿論、Historic Collectionにも採用されているサーマリー・エイジド・トップを本モデルにも採用しています。
ミネソタ大学とGibsonが共同開発し、2016年頃から当時のコアモデル等に導入された技術で、木材に特殊な高熱処理を加えることで通常のシーズニングでは叶わない「木材の経年変化時の特徴、木部内部の油分が抜ける状態、材自体が硬質化する状態」を再現しています。
トップ板がより大きなヴァイブレーションを生み出し、音像がはっきりとし、音抜けの良さ、タイトな低音とクリアな高音が際立ちます。
ルックスだけでなく、皆様がイメージする「ギブソン・ヴィンテージ」のサウンドを再現するに必要不可欠をいえるサーマリー・エイジドTopにより、「究極のヴィンテージ・リイシュー」としての完成度がより一層高まります。
"1950s J-45 Original"
50年代中期から見られる ”ラージ・ガード” のスタイルを踏襲しており、ピックガードの厚みは60sよりもやや薄く、ホールロゼッタはシングル・リングです。
ナット幅約43.8mm、丸みのあるラウンド・プロファイルのマホガニーネックは、しっかりとした握り心地で、Gibsonユーザーにとっては馴染みのあるラウンド・プロファイルです。
ブリッジにはストレートのボーンサドルを採用しており、「骨太」「ラウド」などと形容されるギブソンらしいゴツっとしたアタックと、軽やかで抜けの良いサウンドが際立ちます。
さらに、L.R.Baggs Element VTCピックアップがマウントされており、ステージやスタジオなど現場でも即戦力となるでしょう。
"1960s J-45 Original"
60年代初頭のヴィンテージと同様の42.8mmナット幅のマホガニーネックは、50sよりも細く、ラウンドの頂点もやや平らなシェイプで、シェイクハンドも容易です。
60sスタイルの最大の特徴ともいえるアジャスタブル・ブリッジは、弦高調整が容易に行えるというメリットの他、サドル構造特有のエッジの効いたサウンドキャラクターをもたせます。ローコードを鳴らした時の音の分離感、カッティング時の歯切れの良さは60sスタイルならではの持ち味です。
ピックガードは所謂 "ラージ・ガード" で、ボディのエボニーカラーとピックガードのクリームカラーの組み合わせは、多くの著名ミュージシャンの愛機をも彷彿とさせます。
Specifications
| Model | 1950s | 1960s |
|---|---|---|
| Body Shape | J-45 | |
| Top | Thermally Aged Sitka Spruce | |
| Back and Side | Mahogany | |
| Bracing | Traditional hand scalloped X-bracing | |
| Binding | Multi-ply Top, single-ply Back | |
| Body Finish | Murphy Lab Aged Nitrocellulose Lacquer | |
| Neck Material | Mahogany | |
| Profile | Rounded | |
| Scale Length | 628.65 mm / 24.75 in | |
| Fingerboard Material | Rosewood | |
| Fingerboard Radius | 304.8 mm / 12 in | |
| Fret Count | 20 | |
| Frets | Standard | |
| Nut Material | Bone, Aged | |
| Nut Width | 43.81 mm / 1.724 in | 42.84 mm / 1.686 in |
| Inlays | Mother-of-pearl dots | |
| Joint | Compound Dovetail Neck-to-body | |
| Bridge | Traditional belly up | Traditional belly up, Adjustable |
| Saddle Material | Bone | Tusq |
| Tuning Machines | Grover Strap Cream Button, Aged | |
| Pickguard | 50's, Tortoise, Aged | 60's, Cream, Aged |
| Truss Rod Cover | Black | |
| Bridge Pins | Tusq | |
| Electronics | LR Baggs VTC | None |
| Controls | Volume and Tone Controls | None |
サウンドデモンストレーション・YouTube動画
1950s J-45 Original
1960s J-45 Original
(演奏:渋谷店アコースティックギター担当スタッフ・向江)


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