<<HIPHOP/R&B系ミキサー>>
HIPHOP系は特にすばやいミックスを必要とするため、ミキサーはシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
また、
スクラッチの切れを良くするため、
ミキサーによっては
カーブ
切り替えの付いたものがあります。これは左右のターンテーブルの音をつなぐ際に使用する
クロスフェーダー
の音の入り具合を変える機能で、スクラッチで
トランスフォーマー
や
クラブスクラッチ
といった、フェーダーをすばやく切る技を行う場合、フェーダーを入れるときにすばやく音の入るショートカーブに設定できるミキサーですと、操作が容易に行えますのでおすすめかと思います。
RANE TTM-56など)
またミックスを行う場合、
イコライザー
の効き具合、
バンド
のイコライザーを持っているか、がポイントとなってきます。
<<HOUSE/TECHNO系ミキサー>>
HOUSE/TECHNOなどのロングミックスを必要とするジャンルの場合、異なる曲同士をつなぐ際にテンポが合っていても、ベースの音、キーボードなどの上ネタの音がぶつかってくるとミックスが気持ち悪くなってしまいます。そこで、イコライザーを使うことで高、中、低音の音のバランスを調整し、異なる曲同士をマッチさせることが出来ます。
例えば、片方の曲のベース音を上げ、片方はベースを下げ、片方のピアノを上げ、片方のシンセを切る、といったように、干渉してしまいそうな音を調節することで異なる曲同士をあたかも同じ曲かのようにつなぐことが出来るようになるのがイコライザーの役割といえます。
ミキサーによっては、高、中、低音の3バンドのイコライザーが付いているもの、また、高、低音のみのイコライザーの付いたモデルがあります。HOUSE/TECHNO系は3バンドのイコライザーの付いたものがおすすめです。
また、イコライザーでカットできるポイントが30
dB
を超えるものの場合は音を完全にカットすることが出来ます。こういったものを
アイソレーター
と呼びます。ミックスの幅を広げたい場合は、アイソレーターの機能の付いたモデルがおすすめです。
(Pioneer DJM-400など)
<<オールミックス系ミキサー>>
もしあなたがいろいろなジャンルの音楽をミックスしたいDJ STYLEをとるのであれば、カーブ切り替え、3バンドイコライザー、欲を言えばアイソレーターの付いたミキサーを選ぶと良いかと思います。
( Pioneer DJM-400、DENON DN-X600など)
<<多チャンネルミキサー、エフェクター付きミキサーについて>>
次に、ミキサーによっては、
チャンネル
を多く含むものがあります。
DJの概念として、基本的に異なる曲同士をノンストップでつないでいくわけですが、もしレコードのみ、CDのみをつなぐ場合でしたら2CHのもので問題ないかと思います。
しかし、サンプラーやエフェクター、その他の機材をつないでDJに合わせて音を足していきたい、また、ターンテーブルもCDJをつないでそれらの音を同時に出したい、という方は多チャンネルのミキサーが必要になります。
例えば、3CHですとターンテーブル2台とサンプラーの音を同時に出すことが出来ます。主にレゲエDJやテクノDJなどの方は効果音をプレイの間にはさむことも多いので、3CH以上のミキサーがおすすめです。
また、クラブなどの箱に常設するミキサーを選ぶ場合、いろいろなジャンルのDJやアナログを使ったプレイ、CDJを使ったプレイなど様々なDJが来店しますので、4CH以上のミキサーを選んでおけば幅広いプレイスタイルに即座に対応でき安心かと思います。( PioneerDJM-900など)

さらに、ミキサーによってはエフェクターのついたモデルもあります。
エフェクターとは、「音に効果を加える」ことで、音に残響を加えるエコーやジェット音のような効果を出すフランジャー、音をこもらせたり高音をカットすることで効果を出すフィルターなどがDJでは有名ですが、これらの機能がついているミキサーもあります。
(Pioneer DJM-400, Pioneeer DJM-909Vestax VMC-004FXuなど)
より幅広いミックスを必要とする場合、エフェクターのついたモデルを使用すれば一味違ったミックスができるようになります。例えば、曲の終わりにエコーをかけてそこから次の曲につなげたり、曲のサビの部分にフランジャーをかけて盛り上がりを増長させたり、ロールエフェクトをかけてドラム音を反復させたりできます。
<<エフェクターについて>>
もしもエフェクターのついていないミキサーでも、別売りのエフェクターでKORG KAOSS PAD3やPioneer EFX500, Pioneer EFX1000などのDJ用エフェクターが出ていますので、後から追加することも可能です。
その際注意しなくてはいけないのが、ミキサーにSEND/RETURN機能がついているか否かということです。これは外部エフェクターを接続してミキサーのチャンネルごとにエフェクトを
アサイン
できる機能のことで、これがついていれば曲ごとにエフェクトをかけることが出来ます。もしこの機能が無い場合、
マスターアウト
にエフェクターをつなぐことになるので出音すべてにエフェクトがかかってしまい、各チャンネルごとにエフェクトをかけることが出来なくなりますので、選ぶ際は気をつけましょう。





