【中古】Gibson / 1967 ES-335 Sunburst 【渋谷店】

マホガニー1ピースナローネック仕様の1967年製となります。
約40mmの細いネックシェイプで、握り込み易いグリップ感です。
親指をネック上に回す「握り込みフォーム」で弾く方は特に弾きやすさを感じるかと思われます。
チョーキングやヴィブラートもかけやすく、弦同士の距離感も近い為、素早いコードチェンジがしやすい事も魅力の一つです。指板材はローズウッド、インレイはスモールブロックとなります。

《ピックアップ》
ピックアップはステッカード・ナンバードPAFとなります。
中高域が強調された立ち上がりの早いハムバッカーサウンドが味わえます。
しっかりとハイが出ておりますが、尖りがない耳に優しいサウンドです。
出力はやや控えめですが、透明感と甘さを両立しております。

《コントロール》
2ボリューム、2トーン、3Wayトグルスイッチ仕様です。
ポットDateは４つともCTSで、交換されていない様に見えますが、
確実に確認できたのは唯一リアボリュームだけで、13766XXと年式の２桁が見える形でございます。
トグルスイッチとジャックはスイッチクラフト製となります。
コンデンサーはSPRAGUE .022の物でございます。

《ハードウェア》
ブリッジはABR-1チューンオーマチックを搭載。
テイルピースは現在ストップバーが載せられておりますが、恐らくBigsbyが取り付けられていた様で、
穴埋めされた形跡が見られます。

ぺグはダブルライン、ダブルリングのクルーソン製3連ペグを使用しております。
ストラップピンは交換されております。

《サウンド》
マホガニーネック期の個体ですが、その割にはクリアでタイトなレスポンスが感じられます。
この時期のステッカード・ナンバードPAFのキャラクターが強く出ている印象があり、
60年前半のモデルと比べキレのあるサウンドが出せる為、ロックやブルースとは相性が良さそうです。
また、ジャズはややモダンなものが合う印象です。

《状態》
年代相応の使用感は見られ、全体的に傷は見られます。
ですが、各パーツに年季が入っていたり、塗装もウェザーチェックが入っていたり等、
エイジング加工では決して真似できないオールド感が漂っております。

ナット、フレット、ストラップピンが交換されておりますが、
リペア業者にてしっかりとセットアップをしてもらい、弾きやすい状態にしており、
プレイアビリティが確保された1本でございます。