【中古】FENDER / 1966 Jazz Bass Sunburst 【御茶ノ水本店】

鮮やかなグラデーションのサンバーストが焼け、ほぼ2トーンと言っても過言ではないほど黄色みが強く出ている本個体。ピックガード裏やバックプレート裏には当時の茶色がかったサンバーストが垣間見え、サイドの黒い部分がかなり細く塗られているなど、66年らしい個性も随所に見られます。パドルペグにブロックバインディングもこの時期の象徴と言って良いでしょう。恐らくピッキングによって木部が露出したボディ前面、恐らくバックル痕と思われる大きなクラックが入ったボディバックはもちろん、ヘッドに入ったウェザーチェック等見る者の目をこれでもかと集める圧力を感じます。

マテリアルはアルダーボディにメイプルネック。指板はインディアン・ローズウッドとハカランダが共存する年代にはなりますが、木目等からインディアン・ローズウッドと判断しております。焼けたブロックインレイがあふれるロマンを感じさせてくれますね。
ネックデイトは「7AUG66A」。ピックアップデイトは消えてしまっておりましたが、年式通りグレイボビンであったこと、交換やリワウンドの形跡が見られなかったことからオリジナルと判断しております。対してポットデイトですが、まずトーンは「137833×」と83年製のものに交換されております。2ボリュームはどちらもハンダで隠れており判別不可でしたが、どちらもかろうじて2桁目の「13」まで見えており、十中八九同じように交換されていると思われます。
フレット、ナットに関しては断言しかねるところでございます。ここまでプレイされてきた形跡があるにも関わらずフレットは8割程度残っており、交換されているかと思われますが乗っているのは当時の年式に則った幅広タイプのもの。ナットにもバインディングが乗っており、判別がつけ難いものになっております。

サウンドの印象、よりもまず手にとって感じるのは3.78Kgという驚くべきその軽さです。ここまでの軽量さを誇る個体はただでさえ減少しているヴィンテージ・ベースの中でも一際珍しいのではないでしょうか。本題のサウンドとしては、ミドルがふくらみすぎず、カラッとした音色が特徴です。これぞJazz Bassといったイメージ通りのクリアさもさることながら、ヴィンテージらしいどこまでも広がる鳴りの良さ、重厚感をしっかりと併せ持っています。これ以上の音色もそうは存在しないでしょう。

トラスロッドの効きも良好。ネックコンディションにも問題ありません。フィンガーレスト用ネジ交換、ネックにシムあり、またコントロールパネルネジ穴緩みがございます。
ガンガンプレイしてもよし、魅惑のルックスを楽しんでもよし！高騰の続く60ｓ、この機会にぜひお求めください！


■トラスロッド：問題なし
■ネックコンディション：問題無し
■フレット：8割程度（交換の判別つかず）
■ケース：ハードケース（純正の判別つかず）
■付属品：なし

■シリアルナンバー:173930
■重量（kg）:3.78kg
■保証:12ヵ月

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