【Vintage】Gibson / 1969 J-200 Natural 【渋谷店】【高解像度写真】《05VG》

"King of Flattop"の異名を持ち、圧倒的な存在感と迫力あるサウンドで唯一無二の名器として知られるアコースティックギターです。

17インチのボディ・シェイプはアーチトップ・ギターのL-5から流用し、表板には良質なスプルース材、サイド＆バックにはブラジリアン・ローズウッド材が使用されておりました。
スケールはギブソンお馴染みの24-3/4インチ(628.65mm)ではなく、L-5と同じ25.5インチ(647.7mm)。

1942年には戦争の影響を受け一時製造が中止に。戦後の1947年に再生産されるまで作られた本数は約100本程度と言われ、1947年からの再生産ではバック＆サイド材がローズウッドからメイプル材へ変更。現在のスタイルとして定着しました。

今回入荷した本器は1969年製、ナチュラル・カラー仕様の一本です。
このカラーは1948年からオプション仕様として登場。レギュラー・カラーのサンバーストに対して、通称"ブロンド"と呼ばれるナチュラル・フィニッシュは生産本数が少ないレアカラーモデルです。

特徴的なムスタッシュ(口ひげ)・ブリッジには1969年から採用された、アジャスタブル・サドル・ブリッジを搭載。
この時期のスーパージャンボにはボディ内の表板の裏面側に、ボディ・トップをミュートするための"ミュート・バー"が仕込まれております。
このミュート・バーは湿度変化によるトップの変形を防ぐ為という話もありますが、いずれにせよ非常にユニークでチャレンジングな当時のGibsonマインドが感じられる、興味深い一本です。

ブリッジ下部センターにボディ裏より割れ修正(パッチ修正)がございますが、全体的に非常に綺麗なコンディションが保たれております。
指板修正も行われておりネックコンディションは比較的良好ですが、ヴィンテージらしく弦高は高めです。弦がしっかりと振れることでスーパージャンボらしい迫力のサウンドをお楽しみいただけます。

現代では見られない特徴的な仕様が採用されたレアモデルのJ-200。希少な一本でございますので気になる方はお早めにどうぞ。

※ハードケース付属
※ネックヒール部ストラップピン取付あり

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