Fender Custom Shop / MBS 1954 Stratocaster Heavy Relic“Reverse Head Stock”Wide Fade 2 Color Sunburst by Chris Fleming【極レア】【S/N XN2611】

名工クリス・フレミングのラスト作品の内の1本、「1954 Stratocaster」が奇跡の入荷です！！

フェンダー社が初めてストラトキャスターを発売したのが1954年。
アッシュボディにメイプル1ピースネックの仕様で、先に発売されていたソリッドギターのエスクワイア、ブロードキャスター、ノーキャスター、テレキャスターと同じ木材を使用し、独自のボディ形状とヘッドシェイプでストラトキャスターという世界一有名なモデルをレオ・フェンダーは生み出しました。
そして、1987年に創設されたフェンダー社の最高峰「フェンダーカスタムショップ」。フェンダー社内や、外部のギター製作の上級職人を集め、フェンダーファンならずとも、プレイヤーやコレクターの「夢を叶えてくれる楽器」として、ビルダー達が、製作を当時から現在まで行い、人気を博してきているフェンダー社最高の部門です。

そして、今回当店に入荷した「1954 ストラトキャスター」は、その「夢」を大きく叶えてくれた1本となりました。人に言わせれば「フェンダーの歴史をぶち壊した」、「こんな仕様ってあり？」と言われるほどに、こちらは最高の1本であるこをスタッフは自信をもってお伝え致します。

実は「1954」というストラトキャスターの初年度のギターの復刻やオーダーは、本来不可能に近い事です。それはストラトキャスターの記念すべき年式のため、フェンダー社としてオーダーを受け付けることは出来ないと言われております。特別な年に、フェンダー社オリジナル製品であれば、それを実現される可能性はあるかもしれません。

しかし、今回だけは「なぜ」、「1954」という名を使用し、マスタービルダーがイシバシ楽器のために製作をしてくれたのかは、正直不明です。ただ大変「奇跡的」なことでもあります。実は、現地アメリカのファクトリーでのオーダーミーティングは2017年という事で、既に4年前にさかのぼります。製作してくれた理由として、まさに、これを見れば分かる「フェンダー社の歴史をぶち壊した」からなのではないでしょうか？オーダーする際の「テーマ」として、「改造されたギター」というものをイメージしておりました。要は、本来の右利き用のネックではなく、左利きのネックが装着され、さらには、「交換」や「改造」といった事がなければ存在しないスタイルです。ただ、それでも「1954」と付くのは、その木材、パーツ、形状などが、リアルに「1954年」を表しております。

製作したのは、2020年をもってフェンダー社を引退された、元シニア・マスタービルダーであり、生きるレジェンドビルダーの「クリス・フレミング」です。長年フェンダー社の中枢を担ってきた、その類い稀な人気、実力、人間性は、誰も否定をする事は出来ない程に、まさに職人の中の職人です。これはイシバシ楽器として、彼に、とても敬意と感謝をしております。

仕様としましては、「Lacquer(ラッカー)」塗装の「2-Piece Ash Body(アッシュ)」に、極上のフレイムを見せる「AAAA Flame 1-Piece Maple Neck(フレイム・メイプル)」。ネックシェイプは太めの「'1954"U"」で、指板ラディアス＆フレットは「9.5 Radius ＆ 6105 Narrow Tall Fret」。ローポジションはやや太めのVシェイプで、ハイポジションに向かい、なだらかに太く、丸くなるネックシェイプで、指板はフラットに近いラディアスです。ピックアップには「Jesefine Campos(ホセフィーナ・カンポス)」のハンドワウンドモデル「Jesefine Campos Hand-wound FAT 50s Strat Single coil」が搭載されております。アッシュ＆メイプルという組み合わせですと、比較的、パリッとした印象をお持ちの方も多いと思いますが、フレイムネックと、軽量なアッシュボディという理由あるかもしれませんが、全体的に低音から持ち上がるようにパワフルに響きます。フィニッシュには、アッシュボディの木目が透けて見える太めの黒縁の「Wide Fade 2 Color Sunburast」に、薄いラッカー塗装ながら、派手な「Heavy Relic」です。ここの点にも繊細さと大胆さの職人技が垣間見えます。ハードウェアには、同じくレリックのゴールドを使用しております。より重厚なイメージがプラスされているのではないでしょうか。さらに1954年から1年ほどしかなかったといわれる、ピックアップカバー、コントロールノブ、セレクタースイッチノブには、当時を再現させた少し丸みを帯びたカバード形状のものを特別に採用しております。


クリス・フレミング最後の作品の中の1本として、もちろん再生産などはございません。こちらを逃すと、手に入らないと言っても過言ではないでしょう。ぜひリバースヘッドファンならずとも、一度でも目に焼きついてしまった方は、おすすめ致します。


イシバシ楽器渋谷店はFender社から認定されているFender Custom Shopの取扱い最高ランクディーラー「SHOW CASE DEALER(ショーケースディーラー)」です。
マスタービルトシリーズやカスタムビルトシリーズ、アーティストシリーズを数多く取扱います。特に他ディーラーを圧倒する当店オーダーの「世界で1本だけのオリジナル」のカスタムモデルは、ヴィンテージスタイルとはまた違った新たなフェンダーギターの可能性を生み出しております。
フェンダーカスタムショップ製ギター、ベースをお探しのお客様は、どうぞご利用くださいませ。