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ステージ・ピアノ( Fender Rhodes / Stage Piano MK-I )

Rhodes Piano
代理店の山野楽器から出ていた 1975年当時のカタログ
ステージ・ピアノ(Stage Piano)はアンプ・スピーカー別売だったが、 専用のスピーカー・システムも別売されていた(カタログ画像参照)。 スーパーサテライト・パワースピーカーセットなるもので\460,000であった。 高額なせいもあって、専用のSPシステムを使う方は殆ど皆無で、 フェンダーのギターアンプ、ツイン・リバーブを使ったり、ローランドのJC-120、国内各社から出ていた キーボード専用アンプを使う方が殆どだった。 ステージで使う場合は、直接ミキサーへ入れてしまう事もあった。 当時MAXON(だったと思う)から発売されたステレオ・ボックスというエフェクターが、 ひとつのワン・インプットに対してステレオ・アウトにして、更に左右に自動的にPANを振りステレオることが 出来たので、それを上手く使ってスーツケース・ピアノと同じ効果のビブラートが出るよう工夫していた。 ケース一体型で、蓋の裏側(内側)部分にスタンドが収納できた。 トップ部分は軽くラウンドしており、薄いファイバーで出来ていた。 ラウンドしていることもあり、かなりの重量を上に乗せて平気だったので、 シンセサイザー、ストリングス系、クラビネットなどを載せてプレイしている人が多かった。 (後にマイナー・チェンジされたStage MK-IIでフラット波打ちタイプになった。) サイズ、価格、運搬などの問題で、 ローズ・ピアノ・ユーザーの圧倒的多数がこのステージ・ピアノの73鍵を愛用していた。 73鍵は115×59×24cm=63,5kg 、88鍵で136×59×24cm=72kg

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