映画「坂道のアポロン

一生ものの友達 一生ものの恋 ともに奏でた音楽 僕らの10年の物語

知念侑李  中川大志  小松菜奈
真野 恵里菜 / 山下 容莉枝 松村北斗(SixTONES/ジャニーズJr.) 野間口徹
中村梅雀  ディーン・フジオカ

2018年3月10日(土)全国ロードショー

©2018 映画「坂道のアポロン」製作委員会 ©2008 小玉ユキ/小学館
配給:東宝=アスミック・エース

INTRODUCTION

一生ものの友情と恋に出会ってもがきながら幸せを掴もうとする彼らの友情と恋に加え、音楽がまぶしく交錯する10年を描いた、2018年春必見の愛の物語が誕生しました。

第57回小学館漫画賞一般向け部門受賞、「このマンガがすごい! 2009オンナ編」第1位に輝いた、「月刊flowers」(小学館)にて連載された伝説的コミック「坂道のアポロン」が満を持して映画化となります。

舞台は長崎県・佐世保。高校生の西見薫(にしみかおる)は、父を亡くし親戚の暮らすこの町へと引っ越してきた。孤独を感じる薫だったが、“札付きの不良”と恐れられるクラスメイト・川渕千太郎(かわぶちせんたろう)、心優しいクラスメイト・迎律子(むかえりつこ)と出会う。初めてできた一生ものの親友、千太郎を想う律子に対して焦がれる一生ものの恋。千太郎を通じて知ったジャズの魅力。運命を変える出会いを果たした薫と千太郎はセッションを響かせていく―。

主演・薫を演じるのは、映画単独初主演となる知念侑李。薫と魂の片割れのような親友となる千太郎役に中川大志。知念、中川は本作の出演にあたり、約10か月におよぶ楽器の猛特訓を重ね、その努力の結果として奇跡に近いセッションシーンを魅せます。薫に想われる、千太郎の幼馴染・律子役に小松菜奈。温かくも透明感のある存在感で、二人を見守ります。共演には、ディーン・フジオカ、真野恵里菜、中村梅雀、山下容莉枝、ジャニーズJr./SixTONESの松村北斗、野間口徹ら、豪華実力派キャストが脇をしっかりと固めます。メガホンをとったのは、青春映画の名手として知られる三木孝浩監督(『ホットロード』『ぼくは明日、昨日の君とデートする』)。オール九州ロケを敢行、雄大な自然を背景に描かれる温かくも切ない青春模様とセッションシーンの躍動感を化学反応させ、唯一無二の感動作を作り上げました。

この友情に、恋に、音楽に、あなたは必ず涙する

STORY

医師として病院に勤める西見薫。忙しい毎日を送る薫のデスクには1枚の写真が飾られていた。笑顔で写る三人の高校生。二度と戻らない、“特別なあの頃”......。

10年前、父を亡くし親戚に預けられた薫は、家の中で居場所を見つけられないでいた。唯一、ピアノを弾いているときだけが孤独を忘れられる時間だった。

そんな薫が転校先の高校で出会ったのは、誰もが恐れる不良・千太郎と、その幼馴染の律子。律子に導かれ訪れた地下室で、荒々しく、けれども自由で楽しそうにドラムを叩く千太郎とジャズに、薫は心を奪われる。

その日を境に、憂鬱だった毎日は楽しいものへと変わり、ピアノとドラムでセッションし、三人で過ごす楽しい毎日が始まる。やがて薫は律子に恋心を抱くようになる。だが、律子の想い人は千太郎だと気づいてしまう。

律子の想いに全く気づかない千太郎。だが、薫が羨む千太郎にも誰にも言えない孤独があった。千太郎は薫に、自分は教会に捨てられた孤児であり、今の家族が里親であることを告白する。お互いの心の欠けたピースを埋め合うように、二人は絆を一生ものの友情へと変えていく。

しかしそんな幸せな青春は長くは続かなかった。ある事件を境に、千太郎は二人の前から姿を消してしまう。そして、10年が経ち―。

CAST/STAFF

知念侑李
西見薫 役

1993年11月30日生まれ。静岡県出身。Hey! Say! JUMPのメンバーとして、音楽・テレビ・舞台・映画・CMと多方面に活躍。『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOME」(04/ 鈴木雅之監督)で映画初出演。同年、テレビドラマ初主演となった「七子と七生~姉と弟になれる日~」(04/NHK)が平成16年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞する。その後も「先生はエライっ!」(08/NTV)、「スクラップ・ティーチャー ~教師再生~」(08/NTV)、「スプラウト」(12/NTV)、「よろず占い処陰陽屋へようこそ」(13/CX)、「必殺仕事人」シリーズ(14-15/EX)、「地獄先生ぬ~べ~」(14/NTV)などのドラマ作品に出演。映画では、『スマーフ』(声の出演・11/ラジャ・ゴズネル監督)、『超高速参勤交代』(14/本木克英監督)、『超高速参勤交代リターンズ』(16/本木克英監督)、『金メダル男』(16/内村光良監督)、『忍びの国』(17/中村義洋監督)などがある。最新作は『未成年だけどコドモじゃない』(17/英勉監督)。

中川大志
川渕千太郎 役

中川大志

1998年6月14日生まれ。東京都出身。2009年に俳優デビュー。主な出演作は、テレビドラマでは、「わたしが子供だったころ」(09/NHK)、「家政婦のミタ」(1/NHK)、「13歳のハローワーク」(12/EX)、「GTO」(12年関西テレビ)、「夜行観覧車』(13/TBS)、「水球ヤンキース」(14/CX)、「地獄先生ぬ~べ~」(14/NTV)、主演を果たした「監獄学園―プリズンスクール―」(15/MBS)、「南くんの恋人~my lille lover」(15・16/CX)などがある。映画では、『半次郎』(10/五十嵐匠監督)、『青鬼 VER2.0』(15/前川英章監督)、『通学シリーズ/通学電車・通学途中(15/川野浩司監督)、『全員、片思い/MY NICKNAME IS BUTATCHI』(16/飯塚健監督)、『四月は君の嘘』(16/新城毅彦監督)、『きょうのキラ君』(17/川村泰祐監督)、『ReLIFE』(17/古澤健監督)などがある。2018年夏には『虹色デイズ』(飯塚健監督)の公開も控えている。

小松菜奈
迎律子 役

小松菜奈

1996年2月16日生まれ。東京都出身。2008年、モデルデビュー。雑誌、PV、CMなどに数多く出演する。映画『渇き。』(14/中島哲也監督)で鮮烈な映画デビューを果たし、数々の新人賞を受賞。以降の主な出演作品は、『近キョリ恋愛』(14/熊澤尚人監督)、『予告犯』(15/中村義洋監督)、『バクマン。』(15/大根仁監督)、『黒崎くんの言いなりになんてならない』(15/月川翔監督)、『ヒーローマニア-生活-』(16/豊島圭介監督)、『ディストラクション・ベイビーズ』(16/真利子哲也監督)、『溺れるナイフ』(16/山戸結希監督)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16/三木孝浩監督)などの話題作に出演する。また、2017年にはマーティン・スコセッシ監督作品『沈黙 -サイレンス-』でハリウッド映画デビュー。8月には『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(三池崇史監督)に出演するなど話題作への出演が絶えない。2018年5月には大泉洋とW主演を務めた『恋は雨上がりのように永井聡監)の公開も控えている。

ディーン・フジオカ
桂木淳一 役

中村梅雀
迎勉 役

真野恵理菜
深堀百合香 役

山下容莉枝
伯母 役

松村北斗
(SixTONES/ジャニーズJr.)
松岡星児 役

野間口徹
千太郎の父 役

映画

三木孝浩 監督

1974年生まれ。徳島県出身。これまでに、いきものがかり、FUNKY MONKEY BABYS、YUI、ORANGE RANGE等、数多くのPVやライブ映像、TVCM、ショートムービーなどを手掛け、MTV VIDEO MUSIC AWARDS JAPAN 2005 最優秀ビデオ賞、カンヌ国際広告祭2009 メディア部門金賞などを受賞。2010年に『ソラニン』で長編映画監督デビュー。以降、『僕等がいた』前篇・後篇/12)、『陽だまりの彼女』(13)、『ホットロード』(14)、『アオハライド』(14)、『くちびるに歌を』(15)、『青空エール』(16)、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(16)、『先生、好きになってもいいですか?』などがある。

原作:「坂道のアポロン」とは

「月刊Flowers」(小学館にて、2007年11月号から2012年3月号まで長期連載。小学館フラワーコミックス』全巻+BONUS TRACK1巻。「このマンガがすごい! 2009オンナ」で第1位を獲得、第57剛学館漫画賞一般向け部門を受賞するなど高い評価を得た。2012年4月にはフジテレビ深夜アニメ枠ノイタミナ」にて、「カウボーイビバップ」「サムライ チャンプルー」などを代表作に持つ渡辺信一郎によってTVアニメ化され好評を得た。

小玉ユキ 原作者

9月26日長崎県生まれ。2000年にCUTE Comic(宝島社にて「柘榴」でデビュー。2007年~2012年に「坂道のアポロン」を月刊HoweS小学館にて連載し、第57回小学館漫画賞一般向け部門を受賞。2013年~2017年には同誌にて「月影ベイベ」を連載した。

COMMENT

実写化のお話を頂いたときは、いいものができるといいな、とは思いつつ、60年代という舞台、肩、そして何よりジャズの演奏シーンという障壁をどうやって乗り越えるのか、想像がつきませんでした。しかし初号試写で目に飛び込んできたのは、まさにこれが私が描きたかった世界だ、と思えるような映像でした。アポロンのキャラクターたちがあの時代、あの場所で生きていました。そして肝心の演奏シーンは......予想をはるかに超えた素晴らしいシーンに仕上がっていました。実写の演奏の迫力に鳥肌が立ち、涙があふれました。役者さんやスタッフの皆さんの技術と努力、そして愛情が詰め込まれた、奇跡のような映画だと思っています。関わってくださった全ての人に感謝します。

監督:三木孝浩
脚本:髙橋泉
原作:小玉ユキ「坂道のアポロン」(小学館「月刊flowers」FCα刊)
製作幹事:アスミック・エース、東宝
配給:東宝=アスミック・エース
制作プロダクション:アスミック・エース、C&Iエンタテインメント

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