某著名ギタリストが2000年頃に使用していたシステムを限りなく再現したラックシステム!
2018-08-11 いつも石橋楽器店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。新宿店2Fペダホリ担当:久保です。
今回ご紹介させて頂くのは、某国内著名ギタリストが使用したシステムを可能な限り再現したという、とんでもないラックシステムです!

Custom Audio Japan / CAJ Rack System Set
¥1,944,000-
プロミュージシャン達のサウンドシステムの数多くを手掛けるCAJ(Custom Audio Japan)千葉氏協力の基、1999?2000年頃にTak Matsumoto氏が使用していたラックシステムを可能な限り甦らせました!
爆音で鳴らしていただければFractal Audio SystemsやKemperなどとは違ったこれでしか出せないサウンドを味わうことができます。是非お試しくださいませ!
それでは、早速ではございますが、ご紹介してまいりましょう!
まずはこちらをご覧ください。

システム全体のダイアグラムです。
前述したとおり、こちらのシステムは国内屈指の技術者、Custom Audio Japanの千葉氏に制作して頂きました。
当時の松本氏のシステムを手掛けていたのもこの千葉氏です。当時のシステムを熟知している千葉氏のご協力があったからこそ、このシステムが完成したと言えるでしょう。
まずはこれらのエフェクターがどのように繋がっているかをご紹介してまいります!
では、ラックシェルフの中をご覧いただきましょう。


当時の機材を出来うる限り再現しております。
Retrospec Squeeze BoxやKLON Centaurにはじまり、Fulltone Supa-Trem、MXR Phase100、Maxon Flangerや、オートワウにはF.A.T 312W、コーラスにはF.A.T 313Cを設置。
これだけ見ると、コーラスだけ悔やまれますが、Maxonの物が入荷したらすぐにでも取り替えるつもりですw


また、各機材の配線も非常に拘りが見受けられます。非常に美しく、合理的な配線ですね。
更に足元はこちら。

Custom Audio Electronics RS-10でシステム全体の制御を行います。エキスパンダーも2つ増設しております。
Custom Audio Electronics GVCA2を介し、KORG XVPでシステム全体のマスターボリュームを操作し、そしてDigitech Whammy4とBUDDA Wahをシステムの頭のCustom Audio Electronics 4×4に接続しております。(正しくは4×4→System Interface)
4×4はこのシステムでは2台搭載しております。
1台はアンプのプリ部分に、1台はアンプのセンドリターン部分に使用しております。
1台目の4×4の接続は以下の通りです。
・LOOP1:BUDDA WAH
・LOOP2:F.A.T 312W
・LOOP3:Digitech Whammy4
・LOOP4:Retrospec Squeexe Box
2台目の4×4の接続は以下の通り。
・LOOP1:Rocktron HUSH
・LOOP2:Send→tc electronic 2290→Mixer
・LOOP3:Send→EVENTIDE H3000→Mixer
・LOOP4:Send→EVENTIDE H3000→Mixer
2台目の4×4のLOOP2?4はSend端子のみ使用し、接続先の機器からミキサーへ接続。ミキサーを経由し、千葉氏特製のシステムインターフェースを介しアンプへと接続します。
また、4×4ではエフェクトループが足りなかった為、それを補完する目的でCustom Audio Electronicsの1×4も導入しております。
1×4の接続は以下の通り。
・LOOP1:KLON Centaur
・LOOP2:Maxon Flanger
・LOOP3:F.A.T 313C
・LOOP4:Fulltone Supa-Trem→MXR Phase100
となっております。
次にラックシステムの中をご紹介してまいりましょう!
1×4や、Amp Selector Plus等、単体で見ても素晴らしい機器がここまで揃っていると圧巻の一言に尽きますね。

上段から下段にかけ、設置してある機材は以下の通りです。
・FURMAN PL-PLUS J SeriesII(1U)
・CAJ AC0912T×2(1U)
・EVENTIDE H3000-D/SX(2U)
・1U空き
・tc electronic 2290(2U)
・CAJ Dual Stereo Mini Mixer / CAJ VGCA-2(1U)
・Rocktron HUSH Super C(1U)
・コンパクトエフェクターラックシェルフ(4U)
・コンパクトエフェクターラックシェルフ(3U)
・CAJ 4×4(1U)
・CAJ 4×4(1U)
・CAE Amp Selector Plus(1U)
・CAJ Sy stem Interface(1U)
計20Uの超大がかりなシステムとなっております。
本人はこのシステムを使用していた際、SAMSONのワイヤレス等で更に大がかりなシステムでしたが、今回再現に当たりそこは省いております。(物がありませんでしたw)
それでは順に見ていきましょう!

・FURMAN PL-PLUS J SeriesII
・CAJ AC0912T×2
パワーディストリビューターです。FURMANは100V電源を、AC0912Tは9V ACをそれぞれ供給しております。
・EVENTIDE H3000-D/SX
高品位なエフェクターです。非常に太いサウンドが特徴で、ディチューンとして使用すると正に80’sのあのサウンドが得られます。

・tc electronic 2290
多機能ディレイです。現在でもこの製品の音をモデリングしたコンパクトエフェクターFLASHBACK DELAYが出ている程大変人気のある製品です。
・CAE Dual Stereo Mini Mixer
名前の通り、この小さな筐体に二基のステレオミキサーが搭載されております。
こういったギターシステムには不可欠な存在ですね。
・CAE VGCA-2
こちらはボリュームコントローラーです。
予め設定したボリューム値をMIDIで呼び出せる優れものです。
・Rocktron HUSH Super C
こちらはステレオ仕様のノイズリダクションです。

・CAJ 4×4
・CAJ 4×4
エフェクトループが4つ、オーディオコントロールを4つ送信が可能な、こちらもシステムには不可欠な製品です。
・CAE Amp Selector Plus
オーディオループの他に、アンプヘッドを4台接続でき、それをラインレベルに変換できる製品です。今回はアンプヘッドが1台のみですのであまり必要はございませんでしたが、アンプヘッドを増やすにつれ、この危機を使用することによりMIDIでアンプの切り替えが可能になります。(要ダミーロード)
・CAJ System Interface
今回のシステム製作に当たりCAJ 千葉氏にカスタムメイドして頂いた機材です。
IN/OUTを統括しており、4×4へ接続してある他、RS-10との接続はこちらの機器を使用します。
また、今回のシステム、MIDI CHは以下の通り設定しております。
tc electronic 2290:MIDI CH1
EVENTIDE H3000:MIDI CH2
CAJ GVCA-2:MIDI CH3
是非新宿店にてそのサウンドをご体感くださいませ!
商品ページはこちらから!
今回も最後までご覧になって頂きまして、誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに!