伝統と革新を融合したギターがここに!
2017-11-20 いつもご利用ありがとうございます。新宿店1階 ギターフロア担当 遠藤です。
本日、ご紹介する商品はFenderの日本製で新しく発売された商品「Fender/Hybrid Stratocaster」についてご紹介します。

今年の9月にFenderからMIJ Traditionalシリーズが発売され、ヴィンテージをより意識して作られたモデルになりますが、今回新たに発売されたHybridシリーズはヴィンテージルックスとモダン的な仕様を融合してより演奏性を高めて作られたモデルになります。
Hybrid Stratocasterシリーズは現行ラインナップで50s,60s,68sと3機種発売してます。
Hybrid Stratocasterのモダンな仕様部分やTraditionalシリーズの違いについてご案内いたします。
Traditional Stratocasterでは、指板のラジアスが50s,58s60s,70sは共に7.25インチ(約184mm)となっておりましたが、Hybridシリーズは約9.8インチ(250mm)となっております。
ラジアスのサイズが大きくなると指板の円の曲面が緩やかになり、チョーキングがし易くなり弦高を低くしても音詰りし難くなります。
特にハイポジションでのギターソロをする方にはラジアスが大きい方がお勧めです。
ブリッジは、Traditionalシリーズでは前機種のclassicシリーズと同じく6点留めのブリッジを採用しておりますが、Hybridシリーズは2点留めになっております。

↑が6点留め

↑が2点留め
2点留めにすることにより、アーミングが滑らかにできるようになるので、ビブラートやアームミング奏法を多様する方に使いやすくなっております。
次は、ペグを見てみましょう。
Hybrid Stratocasterの50s,60sではマグナムロック式のペグを採用しております。

ロック式のペグは弦をペグのポストに巻かなくても固定できるので、チューニングの安定性高くなるのが特徴となっております。
特に先ほど書いたアーミング奏法される方には2点式のブリッジとロック式のペグはとても相性がいいと思います。
Hybrid Stratocasterの68sはロック式のペグではないのですが、フェンダーロゴのFがペグの裏側に刻印されております。

また、Hybrid Stratocasterの68sだけナット幅が40.5mm(他のモデルは42mm)とかなり細くなっておりますので、手の小さい方にもコード等が押さえ易くなっております。
現行ラインナップのHybrid Stratocasterは全てアルダーボディを採用しております。

アルダー材は、フェンダー/ストラトキャスターの歴史のなかで、1956年のモデルから使われている木材の種類になります。
長くギターで愛用されている木材になり、独特な中音域を特徴としている木材ですね。
そしてピックアップはUSA vintageが搭載されております。

Traditionalシリーズで搭載されているピックアップに比べると音のレスポンスが良く、弾いた瞬間から持ち上がるようなサウンドとなっております。
ネックはサテンフィニッシュのようなサラッとした感触になっておりますので、滑り易くグリッシングやスライドがし易いです。
フレットはミディアムジャンボサイズを採用しております。
やや背が低めの幅があるフレットになり、テクニカルなフレーズに対応し易いフレットになります。
見た目はヴィンテージ感を保ちながら、今日のジャンルに合わせて様々な部分で演奏性やサウンドを追求したモデルがこのFender/Hybridシリーズです。
私も一押しのモデルですので、気になった方、お試ししてみたい方は是非ご来店下さい。
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