LINE6 / Helixを試奏してきました！！

LINE6 / Ｈelix試奏レポート！！

2015-11-21

石橋楽器渋谷店エフェクター担当でございます！！

先日LINE6 / Helix(ヒリックス)を触れる機会に恵まれましたのでレポートさせて頂きます！！

先にHelixの感想だけ言ってしまいますが、最高です！！

まず一番の特徴は、その操作性の良さでしょう。

そして頑丈さも他の追随は許しません！！

殴ったり蹴ったり落としたり、本体の上で飛び跳ねたりと、
様々な耐久テストに耐え抜いたとの事で、
フットスイッチやノブはもちろんディスプレイもとてつもない強度です・・・。

そして皆様が一番気になるその音質！！

生々しく良い音なのは当然なのですが、
実際に触るとピッキングやボリュームへの反応が本当に自然で、違和感が無い事に驚きました。

個性もしっかりモデリングされており、
それはアンプやエフェクターのモデリング全てに言えます。

個人的にはZ.VEXのFUZZ FACTRYが発振音までモデリングされている事に感動しました。
もちろんパラメーターをいじると発信音が変わるので、
パラメーターをエクスプレッションペダルにアサインすれば相当面白い事が出来そうです。

同価格帯としてはAXE-FX2やKEMPERが比較対象に挙げられるかもしれませんが、
音質や機能性に関しては当然ながら全く負けておりません！！

しかし操作性に関しては圧倒的に優位でございます！！

まずフルカラーという点が素晴らしいです。
同社のM5やM9でお馴染みの、
カテゴリーごとの色分けもされていますので一目で分かりますね！

入出力の場所を自由に選択可能な4つのルーティングラインを作る事が可能で、
1ラインに繋げられるブロックは最大8つです。
2つのラインを使ってアンプのセンドリターンを再現したり、
並列にエフェクターやアンプを繋ぎ1OUTにまとめる事が出来ます！
※画像では4in4outのルーティングになっています。

Helixに搭載された4つのエフェクトループをルーティングの中に組み込みフットスイッチでオン・オフする事も出来ます！！

アンプやエフェクターの追加・移動・削除などはディスプレイ横のジョイスティックを使います。
上から押したり縦・横に倒したり回したりするだけなので実に使い易い！！

設置したアンプやエフェクターはフットスイッチにアサインされるのですが、
フットスイッチがタッチセンサーを搭載しており、
フットスイッチに触るだけでそのスイッチにアサインされているアンプやエフェクターを選択する事が出来るのでさらに手間を省く事が出来ます！！
※素肌に反応するペダルなので、靴で踏む場合は反応しません。もちろんタッチセンサー機能をオフにする事も可能です。

エフェクターなどを移動する場合はジョイスティック上のACTIONボタンを押して、
ジョイスティックで移動させるだけ！！

画像では二段目のアンプブロックが選択されており、
他よりも太い枠で囲まれているのがお分かりいただけると思います。

ジョイスティックで太枠を移動させるだけで自動的にパラメーターが表示されるので、
決定ボタンなどを押す必要もありません！

パラメーターの設定項目はいくつかのページ分かれていますが、
それもジョイスティック下のページ切り替えボタンを押すだけで切り替わります！

パラメーターの設定項目が別画面ではなく、常に表示されている点がとにかく素晴らしいです！

パラメーターの操作はディスプレイ下の6つノブ、またはエクスプレッションペダル、またはフットスイッチでも操作する事が出来ます！

変更したいパラメーターをフットスイッチで選択したり、
フットスイッチの長押しで変更を保存する事も可能なので、
足元に置いていてもいちいちしゃがんでツマミをいじる必要がございません！！便利過ぎます！！

オーディオの性能もずば抜けており、44.1kHzから96kHzのサンプリングレートに対応しており、ビット深度は32bit-floatとなっております！
※32bit-floatは特に凄い性能なのですが、詳しくは32bit-floatを調べてみてください！

オーディオインターフェースとして使用した際にこの性能は大きなアドバンテージになります！！
今後発売されるラックタイプは外部クロックを受ける事も出来るようで、期待は高まるばかりです・・・。

まだまだ書きたい事はあるのですが、良い所が多すぎて書き切れません(笑)！！
また改めてレポートしたいと思います！！

最後に、HELIXのLEDやディスプレイの視認性の高さもご覧頂きましょう・・・。