ブルース、ロック、カントリー、フォークに欠かせない楽器とは・・・?

音楽を語る上で、とても重要な楽器のひとつ!

2015-02-17 ご覧頂きありがとうございます!
1階担当の大杉です(^^)


音楽好き、楽器好きなら皆様ご存知で、持っている方も多いハーモニカ。
先日当店1階スタッフでもハーモニカ研修を行い、ハーモニカの基礎知識や歴史などを勉強してきました。
今回はそこで得た知識や情報の一部を交えつつ、ハーモニカ小話でございます。


ロックのルーツを探っていくと、ブルース、ジャズ、ゴスペルなど黒人音楽に出会います。
中でもブルースを語る上で欠かすことのできない存在、それがブルースハープ(ハーモニカ)です。
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テンホールズ(10穴式)ハーモニカの代名詞である「BLUES HARP」は、実はHohner(ホーナー)社ハーモニカの製品名であり、同社の登録商標なのです。

それくらい「ハープ」や「ブルースハープ」という言葉が浸透しているというわけですね。

ホーナー社の創業は1857年。南ドイツのトロッシンゲンという町に生まれます。
「ハーモニカ博物館」があるくらい、ハーモニカの全盛期を支えた町のようです。
ホーナー社は、元々時計職人たちが手作業で作っていたハーモニカ製造の工業化、大量生産に成功。
そして自国だけでなくアメリカに輸出され販売を開始します。

1896年にホーナー社から発売されたマリンバンドという十穴ハーモニカは、ブルース奏者の心を瞬く間にとらえ、愛用者が広がり、ベンド等独特の奏法も生まれました。
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マリンバンドとは当時憧れの的であったアメリカ海軍軍楽隊の名前で、当時の価格でUS50セントだったといいます。
この価格設定は実に巧妙で、花形楽器であったピアノやサックスは高額でとても無理!という人でも少しがんばれば購入できる楽器でした。
その為、農場などで低賃金で働かされていた黒人社会の間で大人気となり、彼らの歌う切ないブルースのサウンドとマッチして広がっていったと考えられます。

ワタクシ個人的にはシカゴブルースが好きなのですが、70年代シカゴのエレキな感じではなく、それ以前、1920から40年代くらいのデルタブルース時代から、ハープは大活躍していたんですね。
アコギとハープで聴かせる哀愁あるサウンドは、黒人が集う当時の酒場などで発展していったのでしょう。


本体を横から見た姿がハープに似ている、ということから当時のハーモニカはアメリカでも「マウス・ハープ」と呼ばれたため、ホーナー社はブルースハープというモデルを発売しました。

その後このハーモニカという楽器は、ブルース、フォーク、カントリー、ロックの歴史そのものとなってゆくのです。
持っているCDなどいろんなアーティストの音源を聞き返してみると、意外とハーモニカのサウンドが多く入っている事に気付かされたりしますよ。
ハーモニカ奏者の巨匠トゥーツ・シールマンス大先生、ジョン・レノン、スティービー・ワンダーなど本当にたくさんのミュージシャンがホーナーのハーモニカを愛用してきました。

そんなハーモニカのパイオニア、ホーナーの店頭イベントが、2月22日(ゾロ目)日曜日にイシバシ楽器新宿店の1階で開催されます!!


音楽が好き、ハーモニカやってみようかな、ちょっと興味ある、ハープ吹いてるけどわからない事が・・などなど、どなたでも無料でご参加ご観覧頂けます!
プロ奏者による演奏もありますので、ぜひ皆様のご来店をお待ちしております!
詳しくはコチラからどうぞ!!

店舗情報

イシバシ楽器新宿店

SHINJUKU STORE

〒160-0022

東京都新宿区新宿3-3-2 地下鉄会館ビル

TEL:03-3350-1484

営業時間:12:00 ~ 20:00

アクセス:【JR】新宿駅(徒歩5分)・東京メトロ 新宿駅より徒歩5分

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