当時のフェルナンデスのカタログによると「オールドギブソンを分析して再現」したバーニーのJ-50タイプモデル。

【中古】Burny / BJ-65 1977年製【S/N:02165】
https://www.ishibashi.co.jp/ec/product/2800002346438

当時OEM製作先にいた百瀬恭夫氏のサインがサウンドホール内のラベルで確認できます。

さらに内部を覗くと「19770702」という数字のスタンプが確認できます。これは西暦表示での日付を表しているようで「1977年7月2日」ということのようです。

公式HPによると百瀬恭夫氏がヘッドウェイに移ったのが「昭和52年」つまり1977年なので、こちらは林ギターとヘッドウェイの過渡期の頃の個体なのでしょうか?

ペグはグローバータイプのロトマチックでギブソンタイプのペグボタンを採用。

ブリッジはアッパーベリー、サドルはアジャスタブルではない仕様。なお弦高はこれ以上下げることができない状態です。

ブリッジピンとエンドピンはおそらくローズウッド削り出しと思われ、仕事の丁寧さを感じます。

指板にて凹みを伴うキズが見られ、弾き込まれていたのが伺えます。

現状ネックにてねじれが見られますが、演奏への影響はほとんどございません。

ただし弦高をこれ以上下げられないため、弦高のお好みによっては影響があるかもしれません。

ネック側面にて凹みを伴うキズが目立ちます。

ネックヒール近くにも凹みを伴う目立つキズがございます。

ボディ全体的に擦りキズがございます。

ボディ裏中央付近にて凹みを伴うキズが見られます。

ボディ側面にてキズや打痕が見られます。


付属のケースには懐かしいロゴが。

さらにこんなステッカーも。

うわ、カッコイイ!

え、MAVISってステッカー作ってたんですか?先輩!
(※わからない方のために・・・昔の弊社のプライベートブランドです)

これらのステッカーは当時の趣を感じるチャームポイントだと思います。なのであえてそのままです。

弾いてみるとサウンドの粒立ちがしっかりしていて心地よく、「ひと弾き惚れ」間違いないです。
気になる方はお早めにどうぞ。
【中古】Burny / BJ-65 1977年製【S/N:02165】
https://www.ishibashi.co.jp/ec/product/2800002346438
最後に
この商品を掲載したあとに、百瀬恭夫氏の訃報を知り、非常に驚きました。
御冥福をお祈り致します。