1975年製ヴィンテージ!Fender Jazz Bassを解体してみました!

1975年製Fender Jazz Bassを解体してみました!

2018-10-24 イシバシ楽器店新宿店ベース担当です!

今回はこちら!

人気の高い70年代のヴィンテージFender!
1975年製 Jazz Bassを解体していきたいと思います。
※こちらの商品は販売済みとなります。ご了承くださいませ。

まずはこちら・・・!オリジナルのブラックトーレックスハードケース!

アンダー・ラインの入ったFenderロゴは通称「テール・ロゴ・エンブレム」とも呼ばれ1969年頃からの仕様ですね。

またケース内部のボディ下部のクッション1973年頃から取り付けられております。

当時のオーナーズ・マニュアルやタグが付いてるのもうれしいポイントです♪

そして肝心の本体はというと、74年頃からSunburstフィニッシュでも採用し始めたAshボディにMaple 1pcネック仕様。

この時代特有のWhite Ashボディの為、約4.92kgという重量級です・・・!

ブラックのピックガードや4弦側に移設されたフィンガーレストも1974年頃からの特徴ですね。

また75年から4ボルト・ジョイントからマイクロ・ティルト・アジャスト付き3ボルト・ジョイントへと変わり、当機も3ボルト・ジョイントを採用しております。

ネックジョイント部には塗装ハンドル取り付け痕が見られ、その中にはボディデイトの「X655」という数字があります。

ボディデイトは無い個体が多いのですが、当個体は「X655」という数字より
「X6(周目)5(75年)5(金曜日)」
1975年製であると判断ができます。

ネックエンド部のデイトは消えかかっており判別しづらいですが、
「02(ジャズベース)03(メイプル1pcネック)-XX(XX周目)5(75年)X(曜日)」と思われますので75年製と判断します。

ヘッドロゴはパテント・ナンバー入りのCBSロゴに、ペグはレジスターマーク入りのニッケルメッキ仕様。



次はエレクトロニクスを見てみましょう!

ピックアップはグレイボビンに濃い色のエナメル・ワイヤーを使用。

ピックアップ・デイトはフロントが「183774」リアが判り辛く「180X7X」と判別し、



「18(製造担当者番号)37(周目)74(74年製)」と判断出来ます。

キャビティ下部にはブラスプレートが付けられ、

ポットデイトは1377518と1377514ですので、

「137(CTS)75(年製)18(周目)」
全て75年製となっております。

コンデンサは72年頃よりジャズベースに使用され始めた紺色のITW(Illinois Tool Works)製0.022μポリプロピレン・コンデンサを使用してますね。


肝心のサウンドは重量のあるAshボディのせいかとにかく低音の迫力がすごく、同時にMaple 1pcネックによるトレブリーな音抜けも兼ね備えてまさにこの時代のジャズベースらしいサウンドとなっております。



Fender / 1975年製 Jazz Bass Sunburst
※こちらの商品は販売済みとなります。ご了承くださいませ

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