新宿店2Fペダホリ担当:久保です。
本日は5月25日に発売予定の新商品、LINE6 POWERCABを発売前に少し見てまいりましたので、ご紹介いたします!
早速ではございますが、ご紹介してまいりましょう!

こちらが話題の新商品、LINE6 / POWERCABです。POWERCABはPOWERCAB 112と、POWERCAB 112Plusの2種類をラインナップ。どう違うのか等順にご紹介いたしましょう。
まずはメーカー説明文を引用させていただきます。
『Power cab 112 シリーズ』は、アンプモデラー/プロファイラーを使用するギタリストに最適な、1×12”のアクティブ・ギタースピーカー・システムです。70Hz?20kHz のニュートラルな周波数特性を実現するフラット・モードでお手持ちのモデラー機器上で作成したサウンドをダイレクトに出力することも、著名なスピーカーからモデリングされた6 種類のスピーカー・モードをボタン1 つで切り替えて選択することもでき、ギター用スピーカーの迫力とダイナミックなレスポンスを、PA 用スピーカーに匹敵する
ワイドなレンジで実現しました。中小規模のライブ会場に充分な大音量を実現する250W のアンプを搭載しながらも、約16kg と軽量で堅牢、かつ持ち運びに適したコンパクトな筐体により、パフォーマンス派のギタリストに最適です。
いわゆる通常のギターアンプのスピーカーキャビネットとは全く異なるようですね。
POWERCABはLINE6 HELIXをはじめ、FRACTAL AUDIO SYSTEMS Axe-FxやKEMPER PROFILER、HEADRUSH Pedalboard等のギタープロセッサー用に開発された製品です。開発の際にそれら機器も使ったのか気になる部分ですがどうなんでしょうw
内部にはフラットモードとスピーカーモードを内蔵しており、フラットモードではフルレンジスピーカーのような非常にクリアなサウンドを、スピーカーモードでは内蔵されている著名スピーカー/マイクモデルを選択し、迫力あるサウンドをアウトプットします。


POWERCAB 112もPOWERCAB 112 Plusのどちらも同モデルのシミュレートであればサウンドは一緒ですが、では何をもってモデルが分かれているのでしょうか。まずはこちらをご覧ください。


正面グリル左上にマークがある方が112 Plusです。そして違いが顕著なのはトップ面。

112 Plusにはノブ、液晶が付いておりますね。112 Plusは外部IRデータの読み込み、保存が出来るのが大きな特徴です。

そして裏面入出力端子。

POWERCAB 112はインプット、アウトプット、アウトプットのグラウンドスイッチ、ローカット、スピーカーモード切り替えスイッチと、ボリュームを搭載。あとは電源ですね。キャビネットの形をしているのに電源端子があるのには最初少し戸惑いましたw

POWERCAB 112 Plusはインプットが1,2とあり、ステレオではないですがデュアルモノ接続が可能です。例えばHELIX内でエレキギター、エレアコを接続しそれぞれ別のルーティングを組み別々のアウトプットから、POWERCAB 112 Plusのインプット1,2へ接続すると、HELIX側のコントロールですぐに切り替えが可能です。もちろん同時出力も可能です。
また、POWERCAB 112 PlusにはL6 LINK端子も搭載。デジタル入出力も可能です。
アウトプット、アウトプットのグラウンドスイッチ、ローカットは共通です。
USB端子、MIDI端子を搭載しているのもPOWERCAB 112 Plusの特徴ですね。
前述した通りPOWERCAB 112 Plusでは外部IRデータの読み込み、保存が出来る為、IRを使えないマルチエフェクター(POD HD500X等)を使用している方でIRを使ってみたい、という方はこちらのPOWERCAB 112 Plus一択になるでしょう。
POWERCAB 112 PlusはMIDIプログラムチェンジナンバーでのプリセット切り替えも対応しており、例としてHELIXでも制御は可能です。下記動画をご参照ください。
また、POWERCAB 112 Plusには専用エディターも用意されており、入力レベルの設定等はこちらのエディターで調整します。プリセットの設定ももちろん可能です。

こちらは共通で、背面にはスピーカーに角度をつけられるようになっております。
ちなみにHELIXを繋ぐ時のメーカー推奨セッティングは、HELIX側のボリュームはマックスで、POWERCABのボリュームで調整するようです。
『じゃあPOWERCAB 112なんて出さないで、POWERCAB 112 Plusだけでいいんじゃないの?』
という声も聞こえてきそうですね。もちろんPOWERCAB 112を買うメリット、というかPOWERCAB 112 Plusじゃなくてもいい方というのもいらっしゃいます。
それはどんな方でしょう、鋭い方はもうお分りかと思いますが、IRをお持ちのプロセッサー内で使用している方は、POWERCABで二重掛けする必要がないので、そういった方にはPOWERCAB 112の使用で問題ないということになりますね。ただ、IRデータはプロセッサー内でも非常にDSP容量を取りますので、お持ちのプロセッサーのプリセット内容量を少しでも減らしたい、という方にはPOWERCAB 112 Plusをオススメ致します。
ただ、どちらも名前にある通りあくまでも1×12のシミュレートになりますので、2×10や4×12等はございません。もちろんHELIX等のキャビネットブロックで4×12の設定にし、POWERCAB112をフラットモードにし使用は出来ますが、やはり低音のこもりが顕著でした。
例えばライブ会場での卓への信号出しの際に、ライブ会場によってキャビネット/マイクが違うからいつも違う音になるのを整えたい、という要望をお持ちの方には非常にオススメできます。
いかがでしたでしょうか。
本日は5月25日発売予定のLINE6 POWERCABのご紹介でした。
発売前に少しでも雰囲気が伝われば幸いでございます。
イシバシ楽器店ではこのように発売前の商品でも定期的にメーカー協賛のもと、研修、レクチャーを受けておりお客様の疑問やご質問に応えられるよう努めております。
今後ももちろん行ってまいりますので、是非とも情報をお楽しみに!
今回も最後までご覧になっていただきまして、誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに!
POWERCAB 112の商品ページはコチラから!
POWERCAB 112 Plusの商品ページはコチラから!
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