Paul Reed Smithの工場へ行ってまいりました!
2018-04-22 いつも石橋楽器店をご利用頂きまして、誠にありがとうございます。新宿店2Fペダホリ担当:久保です。
突然ではございますが、私先週までアメリカへ行ってきておりました。
その目的は…

PRSファクトリーへの出張です!
初めての事ばかりで、非常に刺激となりました!
目的としては、弊社オリジナルのWood Libraryシリーズの製作、そしてPrivate Stockのオーダーです。
出張中、時差ボケで寝れない中書いたPrivate Stockオーダー編のブログをGuitar Questへ投稿しておりますので、是非合わせてご覧ください。
オーダー系のお話の続きは後日させていただくとして、今回はオーダー以外の出来事をブログにまとめさせていただきます!
それでは早速ご紹介してまいりましょう!

こちらはアメリカへ着いて2日目、初めてPRSファクトリーへ行った際の一枚です。色んな方がここの写真を撮っているのを見て、自分も撮らなきゃと思い撮った一枚です(笑)
これを見ると本当にPRSファクトリーへ行ったんだな?という感じにさせて貰える一枚です。




こちらはエントランス横のショールーム。PRSグッズの販売や、employeeギターの展示等をしております。

日本未入荷ながら、一部では非常に噂になっているハイゲインアンプ、ARCHONを発見!この時非常に弾きたかったのですが、先の予定があった為断念しました。。。
この後Private Stockのオーダーに移ります。※Guitar Quest参照
PRSファクトリー2日目は朝9時から始まります。




ファクトリーへ行き、すぐさまWood Libraryの木材選定、スペック決めを行います。
経験としてやらせていただきましたが、思ったより遥かに難しく、非常に時間がかかりました。。。しかしその甲斐もあって非常にいいものが出来上がってきそうです!こちらのオーダーの模様は別記事でまとめさせていただきます!
オーダーが終わり、少し空き時間が出来たので1人でファクトリー内を見て回っていたところ、1番奥の部屋に何やら目立つものが置いてありました。

発表されまだ日本には未入荷の、
John Mayerシグネチャーギター、Silver Sky!
早速弾かせて欲しいと伝え、弾かせていただくことに。
ファーストインプレッションはネックがやや太い!Fenderのシグネチャーギター等は触ったことはありますが、それからは想像出来ないガッシリとしたネックでした。








ほぼストラトなのですが、違いとしては大まかに、
・ペグ配置が3:3
・ブリッジが完全新設計の専用ブリッジ(PRSの現行ブリッジ、GENIIIの流れを汲んでいる?サドルの下に溝がありますね)
・22フレット
・深いコンター
といった具合です。
これらが上手いこと融合し、非常に弾きやすいギターでした!ストラトのリアサウンドはよくピーキー過ぎて使えないサウンド、といった表現がされますが、Silver Skyは全くそんなことはなく、程よい太さを持ったサウンドで、クリーンでもドライブでも使えるサウンドでした。
トーンコントロールもリアにも効きましたので、それでも高音域がキツい、という方はやや絞れば全く問題ないレベルだと感じました。
ネックのフィニッシュ等も氏のこだわりが非常に強いようで、通常のコアライン(USA製レギュラーラインナップ)とは違う工程でやっているようで、非常に手間がかかっているようです。手に吸い付くようなグリップ感はこういったこだわった結果なのでしょうか、非常に弾きやすい1本でした!こちらも入荷が楽しみですね!
弾き終わり元の部屋に戻ろうと廊下を歩いていると、通路に先程ご紹介したARCHONアンプがずらずらと並んでおりました!
まだ時間もあるし弾きたい!と思い、近くのスタッフに声をかけます。
何とその方がPRSアンプを設計、監修しているDoug氏で、快く受け入れてくれました。


別室に案内され、ARCHONを繋ぎ、これで弾いていいよと渡されたギターはMIRA。

爆音で弾かせていただきましたが、非常に濃密なミッドレンジを持ちながらも分離感があり、嫌な高音域がない非常に弾きやすいアンプでした!6L6管の影響が大きいのでしょう、明るいサウンドながらも低音はしっかり出ていて幅広いジャンルで使えそうな感じでした。ゲインを上げれば昨今流行りのDjentまでこなせそうな幅広さで、しかしながらギターのボリュームの反応性も非常によく、絞ればクリーンサウンドまで落とせる素晴らしいアンプでした。日本での発売が待ち遠しいですね!
ARCHONを気持ちよく弾いていたら、Doug氏が何やら小さいアンプを持ってまいりました。黒い筐体、MT-15の文字…

そう、Winter NAMM2018で展示してあったマーク・トレモンティのシグネチャーアンプMT-15です!
ご丁寧に繋ぎかえまでしてくれて、是非弾いて欲しいと言われたので僭越ながら試させていただいたところ…
これもめちゃめちゃいい!(語彙力)
クリーン時は中のLEDが青、ドライブ時は中のLEDが赤に変わる時点で完全にノックアウトされました(笑)
サウンドもARCHON譲りのハイゲインながらも分離感のあるサウンド。バックパネルにはハーフパワースイッチがあり、日本の住宅環境でも鳴らせそうな感じでした。

ひとしきり試させていただき、ありがとうございますとDoug氏にお礼を言うとまだ試して欲しいのがあると言われ着いて行くと、まだプロトタイプらしい、小型アンプを試させて頂きました!(ここで痛恨のミス、写真を撮り忘れました…)
プリ管パワー管共に1本のオールチューブながらも非常に小型サイズで、サウンドは先程のARCHON、MT-15とは打って変わり非常に煌びやかでクリーンなサウンドが特徴でした。
まだ設計段階のようなので、仕様は変わるとは仰っておりましたが、こちらも個人的に非常に楽しみな一台でした!
という風な具合で、オーダー以外の時間も個人的に非常に楽しませて頂きました。
どの製品も本当に非常によく、改めてPRSの製品がよく作られていると感じたひと時でした。
次回はPRSファクトリー内の様子をご紹介させていただきます!
今回も最後までご覧になっていただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!

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