ヴィンテージFender jazzbassを弾き比べてみました!
2018-04-08 こんにちは。ベースフロアスタッフのM氏です。季節はすっかり春ですね。桜舞う道をピカピカのランドセルを背負った子供たちが行きかう今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
絶賛お花見シーズンではありますが、私はお家に引きこもってEXTREMEのライブ映像を鑑賞して楽しんでおります。春だなあ。
前置きが長くなりました。
本日、記事を書いたのは店頭にあるベースを使ってとある企画をやってみたかったからなんです。
題して
「第一回チキチキ Fenderの60’sビンテージジャズベース弾き比べ大会??!!」
いえーい!!ぱちぱち!!
…はい。ということで早速ではありますが、弾き比べちゃいましょう。

今回弾き比べるのはこの二本!
1964年Jazz Bass
1966年Jazz Bass
貴重な60年代のジャズベース。どんな音がするのかワクワクしながら弾いてみました。

まずは64年Jazz Bass。
あー、ビンテージの音です。
キャラクター的には、ローが強めでパワフルな印象を受けました。パワフルと言っても、
ちゃんとジャズベースのすっきりした音に、ビンテージならではの暖かさがあるサウンドです。
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次に66年Jazz Bass。
明るい。音が明るいです。ディスイズ サイコーに丁度いいブライト。
64年のものと比べると音抜けが良く、さらっとしたサウンドだな、と感じました。乾いた音、というと違うのですが、
64年がねっとりする感じであるとしたら、それよりも少しドライな感じだな、という印象です。
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どちらも、現行のものと比べて暖かさがあり、「これがビンテージの味か…」と感じさせられました。
驚いたのが、同じ材質なのに音のキャラクターが違うことです。ちなみに、両方とも魅力的なサウンドですが、私は66年の方が好みでした。
では何で同じメーカー、同じ材質なのにここまで違いが出るんでしょうか。
以下、まとめました。
大きく異なるのは、ピックアップ。
この二本のベース、ぱっと見だと似てるんですがピックアップが違うので、サウンドに違いが出るんだそうです。
もっと言うと、64年のほうはブラックボビンというものを使用しているからなんだとか。66年はグレイボビンというものを使っているらしいですよ!
そこもサウンドの違いを決める要因なのかもしれないですね。
あと、中のコイルのエナメル線の材質によって音のキャラクターも変わってくるみたいですよ!わあ面白い!
その他の要因としては「個体差」
エレキベースは木から作られています(言われなくてもわかるわ!って声が聞こえてくるようだ)。
木は生き物ですよね。生きとし生けるものはみな違いますよね。個性がありますよね。みんな違ってみんないいんですよね。
生き物であるからこその「個体差」、それがベースのキャラクターを決める要因にもなるんです。
皆さんはご自分の楽器、お持ちでしょうか。愛用の楽器はありますか。
その相棒を愛していますか。その楽器は世界でたった一本のあなたの相棒です。これって素晴らしいことだと私は思います…(壮大)
…話が逸れてしまいました。
そんなわけで、今回は二本のビンテージベースを引き比べてみましたが、まとめると
・一口にビンテージといっても年代によってキャラクターに差が出る
・現行品にはない暖かさやサウンドを感じられる
といった感じでした!
また機会があればいろんなベースを弾き比べてみたいです!
それではまたどこかで!