実機所有スタッフによるAxe-Fx解説!第9弾!#FRACTAL
2017-08-28 いつもイシバシ楽器店をご利用いただきまして、誠にありがとうございます。新宿店2Fアンプ・エフェクターフロア担当:久保です。

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FRACTAL AUDIO SYSTEMS Axe-Fx解説ブログも9回目を迎えました。
今回はルーティング編第3弾として、前回の記事に続きAxe-Fxに内蔵されているFX LOOPブロック、FEEDBACK SENDブロック、FEEDBACK RETURNブロックについてご紹介してまいります。
それでは早速ではございますが、ご紹介してまいりましょう!
FX LOOP+FEEDBACK SEND+FEEDBACK RETURNブロック
今回は前回ご紹介したFX LOOPブロック、FEEDBACK SENDブロック、RETURNブロックを合わせた使用方法をご紹介いたします。
皆さんはギターは何本使いますか?
1本だけお使いの方も、複数本お使いの方も、はたまたバンド内にギタリストが2人いて、2人でひとつのAxe-Fxを使いたい!という方でも今回は面白い内容です。
例えばAxe-Fxに2本ギターを繋いでおいて、ギターを持ち替えた際にスイッチひとつで入力、出力先を変えられたら便利だと思いませんか?
そんな事がAxe-Fx IIでは可能です。
まず通常使用する際のレイアウトが下記のような感じだったとします。

この際に、上述したFX LOOPブロック、FEEDBACK SENDブロック、RETURNブロックを設置するだけで、2本目のギター用のレイアウトを組み込むことが可能です。
まずは、下記のようにFX LOOPブロック、FEEDBACK SENDブロック、RETURNブロックを設置してみましょう。

この際の信号の流れとしては、リアパネルINPUT2(FX LOOPブロック)からギターの信号が入り、その信号はFEEDBACK SENDへ送られます。
前回の記事でご紹介したように、FEEDBACK SENDに入った信号はFEEDBACK RETURNへ送られます。
ギターの信号はFEEDBACK RETURNから再度FX LOOPへ送られ、リアパネルOUTPUT2から出力されます。
これだけですと、ギターの信号のみのレイアウトとなりますので、下記のようにレイアウトを組んでみましょう。

レイアウト上2段目、3段目のブロックはほとんど一緒、3段目にFX LOOPブロック、FEEDBACK SENDブロック、RETURNブロックが追加された形になりました。
この状態で、ギター1(フロントパネルINPUT1、リアパネルOUTPUT1)とギター2(リアパネルINPUT2、リアパネルOUTPUT2)の信号は同時に出力されます。
例えばの話、バンド内でギターが2人いればAxe-Fx上で2人分のプリセットを組み、同時に操作する事も可能になっているわけですね。
もちろん3段目のエフェクトブロックの並びは内部DSPが許す限り並べられますので、ギター1とギター2で全く異なるレイアウトを1つのプリセット上で組み込むことが可能になっております。
ギタリストが1人で、複数のギターをお使いになりたい場合はFX LOOPブロック、FEEDBACK SENDブロック、FEEDBACK RETURNブロックをオフにすれば下段のレイアウトは入力、出力共にされません。
ギターを持ち替えた際に、それらブロックをオンにするのを忘れずに。
いかがでしたでしょうか。
今回も前回に引き続き、非常に便利なブロック、FX LOOPとFEEDBACK SEND、RETURNブロックのご紹介でした。
まだまだAxe-Fxには機能が沢山ございます、随時ご紹介してまいりますので、今後も是非お楽しみに!
今回も最後までご覧になって頂きまして、誠にありがとうございました。
次回もお楽しみに!
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