1973年製Telecaster・Deluxeをご紹介!

1973年製Telecaster・Deluxe【vintage】

2017-04-23 いつも石橋楽器新宿店をご利用いただきまして誠にありがとうございます。
新宿店の長谷川と申します。

今回はヴィンテージギター、それもわたくしも大好きなブランドのFenderよりテレキャスター・デラックスをご紹介したいと思います。


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まず、テレキャスターデラックスの誕生について簡単にご説明しますと
1960年代のハードロックブームによって、レスポールなどに搭載されているハムバッカーの重厚なサウンドを求めるギタリストが大勢いました。
それにFender社も対抗すべく、ギブソン・オリジナルP.A.F.の開発者、セス・ラヴァー氏を迎え、フェンダー製ギター専用のハムバッカー・ピックアップが完成。
そのピックアップの乗せたギターが、70sのテレキャスター・カスタムとテレキャスターデラックスになるわけですね。

ボディはアッシュ、ネックと指板はメイプルを採用。
このマテリアルからなるタイトさはもちろんですが、やはりこのピックアップが70sテレ・デラックスの最大のポイントだとわたくしは思います。

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こちらは当時のオリジナル、 Widerange Humbuckerと呼ばれるピックアップ。
Cunife(クニフェ)という合金で作ったアジャスタブルポールピースを採用してます。
ポールピース自体が磁力をもっており、磁性体として使用しているわけですね。

セス・ラヴァーさんすごい!!

現在はクニフェの希少性から現行モデルのTele・CustomやTele・Deluxeにはアルニコやセラミックのマグネットを使用しており、構造もオリジナルとは違い、いまでは一般的ともいえるP.A.F.系の構造のものとなっております。

一部リプレイスメントのピックアップなどでは構造、仕様を忠実に再現した物もありますが、
オリジナルのワイドレンジハムバッカーの評価が高いのは、やはりこの当時ならではの構造と素材から生まれるサウンドに他ならないでしょう。

ハムバッカーながらシングルコイルに近く、ノイズも少ない滑らかな音色。
そしてこの年代の仕様として1Mのトーンポットと組み合わさることでハイの抜けの良い心地いいサウンドが楽しめます。



コントロールは2ボリューム、2トーン
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個人的にこの仕様を見るとスイッチング奏法できるじゃん!とテンションが上がります。(*^o^*)
やはりレスポールを意識したんでしょうかね?


ヘッドは2ストリングガイドのラージヘッドとなっております。
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同時期に生産されていたストラトと同様のネックを転用しております。
ネックシェイプも太すぎず細すぎないので握りやすいですよ!



ちなみいまFenderのもっとも新しいTelecaster DeluxeといえばAmerican Pro Series!

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またピックアップのお話になってしまいますが、アメプロはTim Shawによって設計されたShawBuckerを搭載しております。
Tim Shawも、もともとギブソンのエンジニアを務め ていたキャリアのあるピックアップデザイナーですね。

やはりハムバッカーと言えばギブソンなのか!そうなのか!

とまあ、ほとんどピックアップ関係のお話になってしまいましたが
サウンド、ルックスともにやはりFenderのセンスは素晴らしいと感じるモデルですね!
クリーンから、ディストーションまで幅広くお使いできるギターですが、
やはりクリーンサウンドでこのギターは真価を発揮するとわたくし個人は思います。

ガンガンに歪ませたガレージやロックにもオススメなんですが、
クリーン+空間系エフェクトを駆使したアンビエント?ポストロックやマスロックのようなジャンルにも合うそんな一本です!

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